• 記事検索

  • 更新メール通知
  • このブログの更新通知をメールで受け取ることができます。
  • New Photo
  • 220822_sunflowersakura petal
RSS

よく動かす(働いている)ところをみていく

よく動かす(働いている)ところをみていく


猫腰痛


こんにちは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



もう春が立ってしまったのですね。



関東地方は穏やかに晴れて気温も上がってます。



そろそろ花粉症も気になるところですが



整体で身体を整えると花粉症も楽になる方もいらっしゃいます。




あ、いやいや



今日は花粉症のことを書こうと思ったのではありません。



僕のやってる操体法では、



お客様に気持ちよく身体を動かしてもらうことを



思い出していっていただくことで変化を出していきます。



なので、動くというのは、筋肉も大事なんですが、



筋肉をもみほぐしたりしてどうにかするというよりは、



身体の骨格、骨、ほねに目を向けているといえます。



もっとわかりやすくいうと、骨と骨のつなぎ目です。



そう関節というところが人間の動くという機能にはとても



大切な役割を果たしているところなんですね。




僕のセッション(療術)の時間では、お客様の動きを通して、



関節の動きから骨の並び(アライメント)を整える(正しい位置に



もどす)ことを



常に意識しています。



関節といっても、大きく動いて自由度の高い、肩関節や股関節から



小さな動きで多くの骨のつながりからできている足関節や手関節、



ほとんど動かない不動関節といわれる仙腸(せんちょう)関節(骨



盤の骨にある腸骨と仙骨の間にある関節です。)、




関節ではないような頭蓋骨つながり(縫合:ほうごう)も



元は分化していたのでこの縫合関節も不動関節になります。



このほか肘や膝などもよく痛みが出たりして問題になることが多い



ので肘関節、膝関節、腰も首も24個の椎骨集まりの背骨は



椎間関節からできている大切な部分ですね。




ちょっと専門的な用語ばかりでてきましたが、



要は骨と骨のつながりが関節であって



そのつながりを動かして正しい位置にいれてあげると



どうやら身体は正常な機能を果たしてくれる。



くらいにイメージしていただけるといいです。




僕のセッションの中では



お客様が最初に「腰が痛い」とか「首が痛い」とか訴えられても



最初はその部分に触れないことが良くあります。



それは、人の身体は骨格を通してつながっているので、



骨と骨のつなぎ目である関節をちゃんと見ていくと




じつはお客様が訴えている身体の痛みの辺りには実は問題がなくて



まったく他の関節が正しい位置に入っていなくて離れた箇所に痛み



を出しているケースがたくさんあったりするのです。




それでは、僕がお客様の訴える症状から身体のどの関節に



最も注意を払っているのかお伝えしますが、



みなさんはどこの関節だと思いますか?



・肩関節



・股関節



・肘関節



・膝関節



・足関節



・手関節




さて答えです。



他の先生はどうかはわかりませんが、



僕の場合はですね。



手関節と足関節なんです。



それがなぜかって言われるとちょっと説明しずらいのですが、



手と足って骨が多いんですね。



からだ全体の骨がだいたい200個ちょっとなんですが、



手関節、足関節は、手指足指の骨も含めると



片手、片足27~28個の骨から成り立っていて



全体の骨の数からみると手足だけで骨の半分くらいを占めてしまい



ます。



人間の細かくて精緻な動きを生み出すために



手足にそれだけ小さくて精密な関節(骨と骨のつながり)があると



いうことなんです。



だから単純に考えると毎日よく動く(かす)部分をちゃんと整えて



あげると身体はよくなるということなのかもしれません。



操体法では「まず足から診よ」という教えもあ



るくらいです。



なので僕は、お客様に



「どういうやり方でもいいので、



 できるだけ自分の手足にたくさん触れてあげるといいですよ。」



とセッションの中ではお伝えしています。




最後にもう一つ



僕がセッションの最後にお客様の身体でみるところ(関節)があり



ます。



そこはどこだと思いますか?



ヒントは、手関節と足関節と同じように



毎日よく動かすところです。



今度は手、足関節とは違って骨の数は多くありません。



わかりましたか?





それじゃもう一つヒントを。



「ほとんどの人が日に三回は、必ず行う時に使う関節です。」




もうわかりましたね。



そうです。




顎関節(がくかんせつ)です。




ほとんどの人が食べ物を咀嚼するときに噛みます。



噛むときに使うのがこの顎関節です。



この顎関節は、関節円盤というクッションが入った



ちょっと面白い関節ですが、難しいことはちょっと置いておいて



やっぱり使う頻度が高い関節の一つです。



人間は食べることで命をつないでいるのですから



ほとんど生きている限りは、使わないことがない日がない関節なん



です。



人によって、虫歯があったり歯並びも違うので



噛み方にも癖(片噛み、偏咀嚼)がお一人お一


人あります。



口を開けて閉じていただく動きをしていただくと口が開けにくかっ



たり(開口障害)、下あごの動きが蛇行するなどの癖もあるもので



す。放っておくとこれらは、顎関節症という病名がついてしまいま



す。



虫歯や歯並び、口腔内の病気は歯医者さんでないとなおせませんが



僕は、顎関節を正しい位置にもどしてあげることを



意識してお客様の身体に触れます。



すると、もともとのお客様が訴えていた腰や首や肩などの痛みが和



らぐことも少なくありません。



痛みが和らぐとお客様自身が、虫歯や歯並び、噛み癖が身体の他の



部分への歪をつくって痛み生み出していると気が付かれて歯もよく



しようとされることが多いので、



とてもよいことだと僕は感じています。




ということで



僕のセッションでは、



手、足



そして



顎(あご)をよく見ていくというお話でした。



今日もお読みいただきありがとうございました。



それではよい週末をお過ごしください。