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大野満雄さん米農家(東町自然有機農法)を応援しています。

和久屋おひさま整体院は大野満雄さんを応援しています。

農事組合法人東町自然有機農法 代表

大野満雄さんは、茨城県稲敷市で代々つづく農家の23代目です。

無農薬、無施肥(化学肥料に頼らない)の米作りに長く取り組まれ、

その技術を究め進化、深化させて

おいしくて安全なお米を生産されています。

田植え後田んぼ

僕が大野さんの米作りを知ることになったきっかけは、

ある蔵元のお酒を知ったことからでした。

話しはちょっと横道それますがお付き合いください。

そもそも僕が整体を始めたのは、父のガンのケアをするためでした。

父は若い頃からの毎日の喫煙と飲酒が習慣でした。

その結果なるべくして食道がんになったともいえるのですが、

がんが見つかってからは喫煙と飲酒ともお医者様の言う通り止め、

手術後からは、母と共に食事療法にまじめに取り組みました。

僕は、生来呼吸器が弱く、たばこを吸うことはありませんでしたが、

当時会社員でお酒を毎日のように飲むようになっていました。

ガンになった父と再び生活を共にするようになり、食事療法に取り組み、

自然と家ではお酒を飲まなくなりました。80キロくらいあった体重も

一年で16キロ近く自然に減りました。

(ダイエットではなく三食食べての結果です。)

ガンの再発後、父はセカンドオピニオンを受け、ゲルソン療法を基にした

食事療法の指導を受け始めます。日本にも甲田療法などの断食療法が

ありますが、その食事療法には、玄米食も重要な項目の一つにあります。


父のガンと死を引き換えに僕が健康を取り戻したというのも

何か皮肉なものもありますが、一方、父が亡くなった後、僕の心の中に、

「どうせ亡くなるのであれば、どうして好きな食べ物やお酒やたばこを

最後まで我慢させてしまったのだろう」という後悔がありました。

そんなときに、「発酵道」という千葉県神崎市の寺田本家のご当主が書かれた

本と出会いました。

発酵道: 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

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お酒でがん細胞が消えるという文章が僕の目に入ってきました。すぐに近くで

購入できるお店はないかと調べたところ隣町の酒屋さんで取扱いがあり、今は

廃業されてしまいましたが吉川市の「まきの酒店」さんを訪ねることになります。

ご主人はある時自分の売っていたお酒が全部偽物だったということに気がつき、

まっとうに醸造されたお酒を自分の目で確かめたお酒のみを選んで売っておられ

ました。

牧野睦夫さん
【まきの商店店主牧野睦雄さん】

そうしてお付き合いがはじまり1年を過ぎたころ、ご主人の牧野さんに

「先生、このお酒の元のお米を作っている田んぼに行ってみないかい?」

と誘われます。父を失った喪失感もあったのか言われるまま、蔵元のある

千葉県神崎市と利根川をはさんだ対岸にある茨城県稲敷市清久島の大野満雄さん

の田んぼを訪ねることになりました。

田植え

大野さんは、減肥料農薬の有機栽培米から農薬、化学肥料を全く使わない

自然栽培米まで25haの田んぼで生産され、現在、後継者不足の農家さんから

土地を借りて100haを目標にさらに生産量を増やされています。

農薬、化学肥料が使用されずたくさんの生物が生息する田んぼには

成田空港へのジャンボ機が飛ぶ空の下、シラサギが舞い降ります。

そして四季折々美しい日本の元風景を見せてくれています。

画像

大野さんは、「人間も自然の一部、それを忘れてしまうと人間は自分を見失い、

何か大切なものを失ってしまう」と教えてくださいました。日々の生活で忙しく、

人間が自然の頂点にいるものだとついつい勘違いしてしまうと自分への戒めに

心に留めて、いつも僕はお客様に向き合います。

その後、田植え、稲刈りのイベントに何度か参加させていただいた後、

僕を大野さんに紹介してくださったまきの酒店の牧野睦雄さんは2018年末

残念ながらガンでお亡くなりになりました。

「本物のお酒、食べ物を紹介したい」という牧野さんの意思を僕も引き継ぎ、

お酒はほどほどに、お米は玄米や三分づき米でいただき、コメのとぎ汁は

掃除、発酵させて乳酸菌液から豆乳ヨーグルト、母がぬか床で漬物を作って

おいしくいただいています。お米(日本食)は無駄にするところがありません。

稲苗

そして人間の身体もバランスよく余すところ無く使う事、操体の息食動想・

環境の思想を心がけることで長く健康で楽しく人生を生きることができます。

これからも療術の中で、健康にとっての食べ物の大切さ、食事のありがたさ

大野さんのお米のおいしさを伝えていきます。


大野さんと私
大野満雄さんと私

東町有機自然農法米調整工場

東町有機自然農法米調整新工場
東町有機自然農法新工場(米乾燥調整)令和3年竣工