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骨盤の動き

-骨盤は毎日動いています。-
「骨盤矯正って何?」
「やせるの?」
「自分で分かるの?」
「難しくないの?」


1.「骨盤のしくみ」
 骨盤は腰より下にあり、上半身と下半身をつないでいます。よくみなさんが腰骨と言われる左右の腸骨とその間の仙骨という3つの骨が組み合わさってできています。
 骨盤は24個の背骨(頸椎・胸椎・腰椎)と脚の骨をつないでいて身体の中心にあり、臓器(生殖器、腸など)を守ったり、上半身の体重を股関節に分散して複雑な運動ができるように重要な役割を担っています。
骨盤名称

2.「骨盤の動き方」
 骨盤の骨の中で、仙骨と腸骨のつなぎ目を仙腸関節とよびます。医学的(解剖学的)にはこの関節は動かないと言われていますが、手技療法の中では、小さいが動きがあると考える施術家が多いです。
 この仙腸関節がほんの少し動いたり、骨がしなる(少したわむ)ことにより、人間が歩く、走る、振り返る、かがむなど複雑な動きができるといえます。逆にいうと、この関節の動きがなくなると上記の動きをする時になんらかの違和感を感じる場合が多く見られるようになります。それでは、骨盤の動きを知りましょう。

  
・骨盤の動き方1.(後ろから見た絵)骨盤動き1
骨盤の左右の腸骨は上下に動きます。
ウエストに両手を当ててから、
身体に沿って手を下に下げてください。
腰骨に当たった時の左右の位置で
高さの違いを見てください。
また、かかとの位置での脚の長さに違い
がでることも一つの目安です

・骨盤の動き方2. (横から見た絵)骨盤動き2
股関節の位置を基準として腸骨は
前後に傾きます。
腰骨に手を当てて、身体の前に手を
もってきた時に、一番高い位置の左右
の違いを見てください。
仰向けに寝て、腰の後ろに手がすっと
入るか入らないかでもある程度分かります。
 
・骨盤の動き方3.(下から見た絵)骨盤動き3
腸骨は外側、内側に開いたり、
閉じたりします。
仰向けに寝て、つま先の位置を
みてください。外側を向いていると
開き気味、内側を向いてると閉じ
気味と判断します。
*股関節や膝関節の向きも関係するので
 あくまでも目安にしてください。


3.「骨盤は歪みます。こんな姿勢していませんか?」
 日常生活での楽な立ち方、座り方、お仕事・運動などで同じ動作を繰り返し行う習慣はありませんか?このような習慣を続けると、身体の軸となる構造(骨格)は、身体の一部のみが偏って使われると次第に歪んでゆきます。
 骨盤が歪むとその上の上半身にある、背骨が歪みねじれ、首が傾き、左右の肩の高さが変わります。同時に下半身は股関節がずれやすくなり、膝がねじれ、足の関節へも影響がでてきます。

「いつもの”クセ”が危険です!」
いつものクセピクト画像
4.「骨盤が整うと何が変わるの?」

「人それぞれ必ず何か変化が出てきます。」
 骨盤が整うと、同時に全身の骨格の歪みが改善されてきます。また、骨盤の動きがなめらかになると姿勢が一つに固定されず、良い姿勢にも悪い姿勢にも対応して身体が柔らかく動くことができるようになります。
 骨格が正しい位置に整うことで、姿勢がよくなり、臓器を収める空間(頭蓋腔、胸腔、腹腔、骨盤腔)が広くなり、内臓、血管、神経などが圧迫されなくなります。
その結果、「痩せた?」「痛み、しびれが和らいだ?」「便秘でなくなった?」「冷えがなくなった?」「顔が小さくなった?」「脚のむくみがとれた?」「頭痛が少なくなった?」「髪の毛の色が変わってきた?」など様々な変化が出てくるのです。

   
整った姿勢と歪んだ姿勢

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