自分の身体を見つめる
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院
いーぱいせんせいです。
三月が終わりです。
ブログ書かずに二月が終わってました。
母が、逃げるようにいく二月で
さっさと行ってしまう三月だと
教えてくれました。
ずっと書けずにいてすみませんでした。
最後にさっさと書いていきましょう。
昨年の春に久しぶりに師匠以外の先生に
教えを乞いに出かけ、
長年あった腕の違和感、手のしびれが
ほとんどなくなりました。
その先生にちょっと嫉妬してか
調子に乗って
「もっともっと」と
自分を知らずに追い込んでました。
神さまの罠ですね。(笑)
いつものように
ある日突然(ほんとは突然じゃない)
反対側の腕の力が入らなくなりました。(笑)
不思議と痛みはないんですね。
ただ、
やかんを持っている手が
自然に下がってカップにぶつかる。
物干し竿に洗濯をかけたハンガーが
あとちょっと持ち上げられない。
目の前の鏡を拭こうとして
自分の手が重くて肩より上に
上げられない。
そんな日常の何気ない動作が
当たり前にできなくなりました。
ちょうどお客様に
重症筋無力症のお客様が
いらしたので
その方のお話をおうかがいして
『あ!もしかしたらお客様は
こんな感覚を味わってらっしゃるのかも?』と
肩腕手指にしびれが出た時と
同じような思いをまた味わいつつ
同時に
『もしかしたら自分も
何かの病気なのではないか』という
怖れや不安に囚われる時間も
味わいました。
ただ、この仕事をしている習性なのですかね。
肩首に激痛が急に出て
両腕から手先まで痺れた時も
やっぱり病院に行こうとはならないんですね。
『自分でこの辛さと向き合おう』てなります。
もう変態ですね。(笑)
皆さんはちゃんと病院へ行ってくださいね。
そんなんで手のしびれが
10年経って消えたと思ったら
今度は痛くないけど腕が挙げづらく
力が入らなくなってしまいました。
『まあ、ひと月もすれば大丈夫だろう』
ちょっと甘かったです。
一か月、二か月、三か月・・・
なかなか変化が出てきません。
イライラ焦る気持ちも加わって
不安に落ち込むときもあって
でも教えていただいた身体の動きを
繰り返し繰り返し続け、
これまでの操体の技術も含めて
身体に寄り添いました。
「自分をなおそうとしない」
を意識して心がけ
無理することなく
できることを
気持ちいいだけ
疲れた時は
お休みして
「毎日少しづつ」
いつもお客様に伝えていることを
自分も実践します。
昨年末くらいから
痛みというか違和感があるところが
すこし感じられるようになってきました。
そうしたらその部分も
よくよく触れていきました。
一応ネットで調べてみると
感覚神経(痛み)は傷つかないけれど
運動神経だけが傷ついて
筋肉の力が低下する症状が
あることがあることもわかり
一安心ネット社会は便利です。
そこにも数か月から一年で
自然に回復することが多いと
説明されていたのも
僕を不安から解放してくれたことが
大きかったかと思います。
あともうちょっと力が入れば
というところまで
回復してきました。
年が明けて
三か月が経ち
あともうほんのちょっとで
左右の筋力差がなくなるところまで
整ってきています。
途中やっぱり自分の心に囚われて
「もっと速く、もっと早く」と
焦った時はなかなか変化が
見えてこなくてさらに焦る
悪循環に陥りそうになりましたが、
焦って不安な自分に気が付いて
心を身体に寄り添わせ
身体の時間に合わせるように
心がけました。
『身体には、身体の都合と時間があるから』
そんな心持ちです。
そんな気持ちに心が変化してきたら
身体の方も、
挙がらない力の入らない腕だけでなく
足首、腰、おなかにも
まだこわばって痛みがあるところが
見えてきました。
『ついでにここも直してよ』
身体がそんなことを
訴えてくるような感覚です。
ふと頭や顔にも手が動きます。
10年前師匠を紹介された兄弟子に
「先生の頭の後ろガタガタだー」と
指摘されて、
『え?そんな頭ガタガタかな?』と
訝しく思ったものですが、
改めて自分の頭をよくよく触れたら
『あれ?なんか後頭部丸くなってない?』
そんな新たな気づきもありました。
明日から4月、
僕もようやく自分本来の身体を取り戻し
お客様とちゃんと向き合える準備が
完了したようです。
今日は近くの用水沿いの桜も
散り始めました。
桜ともお別れちょっと
センチなさみしさもありつつ
新たなスタートを目の前にして
自分への期待に
胸を膨らませています。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。