熱中症の方がこわいです。
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
一時梅雨が戻ったようで
また夏の日差しが戻ってきたようです。
市民農園の野菜も不足していた水を
補われて元気を取り戻した
ようでした。
人間も夏の身体の準備が追い付いて
きたでしょうか。
世間は陽性者祭りで大変なようですが、
冷静にあとひと月ちょっと
夏を乗り越えるため
身体を労りましょう。
7月も身体開発のセミナーに
でかけてきました。
今回は歩きがテーマでした。
ほとんどが一般な方なのですが、
こんな時期にライブに集まって
参加される方ですから
90%くらいがノーマスクで
換気がよくされた会議室で
歩きを楽しんできました。
主催者の方が
とてもサービス精神旺盛な方なので
長時間ということは
分かっていたのですが、
蓋をあけてみると
休みなしで5時間近くぶっ通しで
動き、歩き続けていました。
近くの方とパートナーを組んだのですが、
僕のお相手は80歳の女性
長年社交ダンスを楽しまれて
人工関節が二か所入っている
と教えてくださいましたが、
合理的な動き、歩きを追究する
セミナーでしたので、
最後まで若者に交じって
シャンシャンと歩かれていたのに
とても驚きました。
無駄、無理のない動きは
身体を疲れさせません。
そんな、没頭できるセミナー
でしたので、
僕自身が途中
持参した水を飲むのを
全く忘れていました。
普段なら、一口二口
運動しながらも
30分おきくらいには
給水するのですが、
自宅のエアコンよりも
強力なエアコンで会場が
冷やされていたのも
喉が渇いたという
サインを感じ取れなかったのかも
しれません。
会場を出て
強い夕日を浴びた時
「あ、いけない、水のもう」
と感じて
持参した水を飲んだら
あっという間に
ペットボトル半分くらい
飲み干していました。
セミナーを受けたのが都心で
それから一時間ほど
冷房の効いた電車に揺られて
自宅の最寄り駅につきました。
遅くなることがわかっていたので
母には、外食して帰ると
伝えてありました。
普段は食べない
濃い目の味の料理を
久しぶりに外出した興奮もあってか
お腹いっぱい食べてしまいました。
家に帰って
ちょっとお休みして
お風呂に入って
家ではエアコンは最低限しか
使わないので
汗が引くのをまっていましたが、
どうも
身体がほてって
頭がぼーっとする感じがします。
「あー食べ過ぎたからなー
お腹に血が行ってぼーっと
してるのかなー」
そんな風に思ってました。
疲れたので
早めに床について
眠りたいのですが、
ほてりとぼーっとした感じが
続いてなかなか寝付けません。
小さな冷却剤を持ってきて
首回りを冷やしていたら
今度は急に悪寒のような
冷汗が感じられて
「あ、これはいけない」と
トイレに向かいました。
キレイなお話でなくて
申し訳ありません。
上からも下からもという感じで
身体の中にあるものが
出せてようやく
ぼーっとした感じ
ふらふらした感じに
落ち着きが出てきました。
ここでようやく
「あ、これ軽い熱中症かも?」
そう気が付いて
少し塩をなめて
水を飲み
冷却剤を
首回りだけでなく
鼠径部とわきの下を
冷やしたら
すーっと一時間ほど
寝られました。
水をこまめにのんで
明け方まで三回ほど
お小水が出てくれて
起きた時には
なんの問題もなくなりました。
ちょっと普段と違って
外出で緊張して
お腹も滞っていたんですね。
エアコンで冷えて
汗が出にくい環境で
お水を飲むのを忘れて過ごし
動きまくって身体が
疲れた状態で
お腹いっぱい食べて
さらに身体の中に熱を
ためてしまい
悪いことに悪いことを
重ねた結果
身体が最終的に
熱を強制的に出す動きを
してくれたんだと思います。
まだその力が僕に
残っていてよかったです。
外出中もマスクも適宜外していたんですが、
マスクをしていても
身体の中の熱の排出が鈍ります。
もちろんエアコンも適宜使うことも
大切ですが、
エアコンが効きすぎていると
運動しても汗をかけず
身体の熱がこもってしまいます。
こまめに水をとって
トイレに行く
それだけでも身体の熱が
排熱されます。
夏は身体も代謝を落として
熱量の産生をセーブしてくれるのですが
暴飲暴食をしては
内臓が休むことなく
働かされて熱を作って
身体の中にためてしまいます。
夏には、
薬味をきかせたそうめんや冷ややっこ
身体に負担をかけない食事がありますね。
すいかに塩ふったり
失ったミネラルを補う知恵も
大切です。
人にえらそうに
身体のことをお伝えしてますが、
自分の身をもって失敗すると
本気で学ぼうと
気持ちを新たにしますから
たまにはこんな経験も
起こるのかもしれません。
まだまだ暑い日が続きます。
ウィルスも変異弱毒化して
世間の情報より
怖いものではなくなってきたようです。
一つ間違うとウィルスより熱中症で
命を落としかねません。
熱中症のほうが怖いとも言えます。
どうぞ皆様僕のような失敗はせず
無事元気でお過ごしください。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。
痛い、辛いをとりあえずそっとしておくのは
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
母の市民農園の夏野菜の収穫が
始まりました。
といっても、トマト、キュウリ、
ししとうの小さいのくらいです。
梅雨前の寒さと梅雨の短さで
なす、ピーマン他の生育が進みません。
水が少なかったのでキュウリも曲がり、
お友達からいただいた枝豆も
高温障害で割れが入っているかもと
言われました。
トマトだけが乾燥に強いからか
意外とみずみずしくて
おいしくいただけました。
ここ一週間梅雨が戻ったようで
植物たちは一心地ついた思いますが、
人間もちょっと暑さに一休み
夏の身体に変わる時間ができて
痛み、煩わしい感覚なども
少しおさまってくるかもしれません。
先月、先々月、久しぶりに
身体開発のセミナーを受けてきました。
学ぶということが
久しぶりでうれしくて、
効果もでていたので
ついつい調子に乗って
自分を追い込みすぎてしまいました。
なぜかそれまで悪かった左腕から
右腕に問題がでてきて
右腕を上げる時に
痛みはないのですが
動きに違和感と
筋力が発揮できなくなりました。
痛みと動き辛さはままあることなので
『ああ、このくらいか』と経験から
回復までの予測が立ちます。
ただ、筋力が思うように発揮できなく
なったのは、大学の野球部時代で
お腹が空きすぎて動けなくなった以外
経験がなかったので(笑)
ちょっと戸惑ってしまいました。
例えば、
急須を持ち上げて
茶碗にお茶を注ごうとする時に
左腕はなんの問題もなくできるのが
右腕は途中でお茶を注ごうと
脇を空けて肘を上げる動作が
ぎこちなくなり、
急須の重さに耐えられなくなると
自動的に急須を持った腕が
下がってきてしまいます。
その他にも
物干しに下げた洗濯ハンガーに
洗濯物を干して
ハンガーをちょっと上に持ち上げて
物干し竿から外す動きに
右腕は力が入らなくなって
全く持ち上げることができず
左腕で支えて
ようやくあげられる状態でした。
僕自身は左利きなので
それほど不便は感じないので、
いつもの通り
『まあ、ちょっと様子をみてみよう、
そのうち変わるかもしれないし。』
そんな調子でしたが、
利き腕がこういう状態になったら
お客様がお医者様を何軒も通ってでも
原因を追究して直してもらいたいと
不安な気持ちになるのが
よくわかりました。
力が入らないことはちょっと
忘れておいて、
あとは痛みです。
痛みもそれほど強いわけではなったので
気になるところは
いつもの通り氷を水にさらして
ポリ袋に入れて
適当に気持ちがよい時間
当てていました。
残りは動きづらさです。
動きの中で特にしづらかったのは
ブラシを持って髪をかき上げる動作と
それほど不便は感じないので、
拭き掃除するとき
自分の目の前と真横の壁を
自分の腕を持ち上げるように
動かす動作でした。
特に自分の目の前を
腕を上げていく動作が
どうもうまくありません。
自分の腕の重さが
重くて上がっていかないのです。
一か月くらい
あんまり様子が変わらないので
少し焦りもあり、
一度冷静になって自分の動きを
振り返ってみました。
特に掃除の時を振り返ると
右腕が動きづらいのに
普段より、自分が右腕ばかりを
使って、動きづらい動きを
確認して、なんとかしようと
していることに気がつきました。
よくお客様でもあることですが、
動き辛い方の動きをなんとかしようと
痛みや動き辛さを耐えて我慢して
無理に動かそうとしてしまうことが
よくあるのです。
そんな時操体では、
「とりあえず、痛いつらい方は
そっとしておいて、
動きやすい逆の方の動きを
つけてみて」
なんてアドバイスします。
僕も、お客様にはそうしているのに
やっぱり自分のこととなると
自分が見えなくなりがちです。
次の日から、動き辛い右腕より
動きやすい左腕を
同じくらいか若干多めに使って
掃除をし始めました。
始めて半月くらいが過ぎましたが、
動き辛さもすこしづつ
改善の兆しが見えてきました。
筋肉の力が急に入らなくなることは
WEBなどで調べてみると
痛みや違和感が少なくて
運動神経だけを傷つけてしまうような
キーガンキーガン型頚椎症があったり
その他にも長胸神経麻痺や
鍵盤断裂などを知ることができました。
自分の身体を壊すことで
いろいろなことを改めて
知ることができてありがたいです。
(みなさんは医療機関を受診してくださいね。)
痛い辛い、動き辛いを
とりあえずそっとしておいて
動きやすい、痛くない方に
目を向けるそして動かすことで
動かない方の動作が改善していく
メカニズムについては
操体の本質なのですが、
僕自身あんまりまだ深堀して
いないところです。
ただ、動きづらい方に焦点を向けると
どうしても動かす都度に
「動かない、上がらない、辛い
よくならない、変わらない」
そんなくり返し繰り返し
コトバに出さなくても頭に
自分で言い聞かせていることに
気がつきます。
まるで自分が動かなくなるように
暗示をかけているかのようです。
そして動く側の動きを正しく
つけていると
動く方の筋肉を使ってから
動かない方の筋肉を使うと
動きが少しづつスムーズに
なっていくような感覚があります。
これは、動く方の動きが動かない方の
神経の疎通を再構築してくれているのか
右左の感覚が脳で混同されて
動きにくい運動神経が賦活化されている
のかと自分では推測を立てています。
それにしても
事故でもなく、
無理なトレーニングでもなく、
ちょっと今までとは違う
身体の動きをつけることだけでも
こんなことが起きてしまうのですから
本当に人間の身体とは
摩訶不思議奇跡のたまものなのだなと
実感しています。
このおかげでだいぶお客様の
不安や恐怖の気持ちも腑に落ちましたし、
自分も50歳過ぎて無理なことは
いけないなと反省したこの二か月でした。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。