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床ペター(開脚股割)はできたほうがいいの?


猫腰痛


こんばんは



埼玉県草加市稲荷の




和久屋おひさま整体院




いーぱいせんせいです。




8月ももう終わり




なんですね。




すみません。




毎月そんなことを




書いている気がします。




暑さを言い訳に怠けていました。




お盆中も店を開けていました。




10年近く通っていただいている




元保育士の方が来てくれました。




この方僕が長く触れすぎると




調子がおかしくなるので




施術時間を短くしてくれと




注文をつけられるかなり




身体の感覚が繊細な方です。



そんなお身体なので




変な体操とかお教えしても




身体の具合が悪くなられます。




退職された後




動かないでいるのもどうかと




自彊術(じきょうじゅつ)という




体操、いや体操でもないようで




ある決まった型の動きを




繰り返すそうです。




あやふやですみません。




あとはググってください。



普段はそこに行って




身体を動かしても




後で調子がおかしくなって




僕のところにお見えになるので、




『やりたくない動きはしないでね。』と




お伝えしていました。




ご予約のお電話では




「ん-ちょっとね。」




だけおっしゃるので




またやりすぎたのかなと




思ってお迎えしました。



いつもと違って




首が気になるとおっしゃいます。




なんとなく手首が気になるので




触れさせていただきます。




「ああ、こないだ草むしりした」




これで首の方は解決です。




「昨日夜、ふくらはぎが攣ってね。」




また違うことをおっしゃいます。




ちょっともう一度




身体全体をふぁっと




みさせていただきます。




あんまりピンときません。



『なんかいつもと違う動きしました?』




「あー、会でね。開脚できる人がいてー」




「ちょっとやらされちゃったんだ。」




『無理にですか?』




「んー、ちょっとね。」




『こんな感じ?僕身体硬いから、




床ペターとはいかないから




こうして椅子に座って




ふともも、内また、ふくらはぎ、すねと




よくさすってゆっくりして




このぐらいだよ』




「あーさするのね。




わたしやったことなかったから




ちょっと無理したのね」



本や雑誌にもよく紹介されますね。




お相撲さんやバレエ、体操の先生が




床に180°近く開脚して




上半身を前屈させて床に




身体をペターって




両手を伸ばして倒していくのね。




憧れます?




できるとなんか身体によさそう?




なんか身体の他の問題や




痛みもなくなりそうなんて感じ




しますよね。


結構お客様は潜在的能力が高いので



ある程度までできちゃったんですね。



それで無理しちゃった。



太ももの内側と膝の内側に



ちょっと痛みがあるようでしたので



ケアをしました。



僕は身体硬い方なので




全然開脚180°に開くなんて




できませんし、さらに




上半身を倒して床ペターなんて




無理です。




そして、それを無理に




できるようになる努力を




することはありません。



なぜって。




だってお客様にも




そういう素晴らしい柔軟性を




お持ちの方もいらっしゃるんですけど




痛みや身体の問題がないと思うでしょ?




いやいや




結構ね。




開脚ペターってできてもね。




他に身体の痛みや辛さを抱えている方




少なくないですよ。



だから僕は




開脚ペターの動きは奨めませんし




できなくてもいいよとお伝えします。




だって




特別な職業(相撲やバレエ)以外




日常生活で




開脚ペターの身体の形と




動きって必要ないからです。




ベットの下に入ったものを取る時




でさえ、そんな身体の動きは必要




ありません。



まあ、柔軟性をつける意味で




少しづつできるようになるのは




止めませんが、




急にそんな動きをすると




筋肉は伸張反射で防御するので




逆に硬くなってしまって




ケガを招くことがありますし、




靭帯や腱を不必要に痛めてしまい、




柔軟性を得て開脚ペターが




できるようになったのと引き換えに




長く続く痛みや辛さがつくられて




しまうこともなくはありません。




なので、特に40代50代になって




急に開脚ペターを目指すことは




止めてください。




開脚ペターを目指すくらいなら




まずはちゃんと蹲踞(そんきょ)の




動き形ができるようになれば




日常生活での股関節の正しい動きは




つかめますし、




姿勢も整っていきます。




とにかく急には止めて




少しづつゆっくりやっていきましょう。




いつもお読みいただいて




ありがとうございます。