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手を柔らかくつくる。


猫腰痛


こんばんは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



天気予報では暑くなると言われても



ちょっと肌寒かったり、かと思うと夏のような日差しが差したり



天候が安定しないと体調崩して、




身体に痛みが出る方も多いですね。



緊急事態宣言も延長されたようで、



なんか気分的にもすっきりしないので



どうせなら梅雨を通り越して夏が来てほしいと思ったりもします。




僕の療術は、まずベッドに座るところから始まります。



急性の腰痛(ぎっくり腰)などで座っているのが厳しい方の場合は



立った状態で療術をさせていただくこともあります。



(ちゃんと座れるようになります。)



お客様がお見えになった時点で一番楽な姿勢を



とってもらうといいのですが、



そうするとだいたいの方が



「寝てやって~」になってしまいますので(笑)、



まずは、座ってその方の身体を一通り様子を見させていただくこと



にしています。





いろんな姿勢をとっていただいて、痛みや動きずらさがとれてきて



療術の終盤にさしかかるとたいていの方が仰向け



(顔を天井向けて)で脚を伸ばして寝た状態になります。



(膝を立ててる人もいます。)



多くの方が寝てるときの状態ですね。



僕は正常であれば仰向けに寝ることが普通だとお伝えしています。



横向き、うつ伏せでずーっと寝ている習慣があるのであれば、



身体のどこかにどこかに強く偏り(歪み)があるとみます。





とりあえず、僕の整体を受けていただいてるとふだんうつぶせ、



横向けで寝ている方も



だいたい仰向けで寝ることには違和感がなくなってきます。



それで療術の終わりには、仰向けになっていただいて



かみ合わせと首を見て僕の療術は終了するのです。



前は首で終わってたんですね。



だけど一度口が開けずらいという方がいらっしゃって



口、かみ合わせをみたんですね。そしてそちらを調整すると



今度は首がおかしくなってしまった。(笑)



だから今は、首、口、首って最後もう一度首を見て終わります。



ほんとはね。口を見たら足首も変わるんですね。



身体は双方向だから。



でもキリがなくなっちゃうから。



最後は首、口、首で終わりです。




そんな僕の療術の順番なんですが、



最近はたまにちょっとその後があります。



それは、仰向けの状態で、僕の両手で、



お客様の頬を挟んで包むようにします。



時間にしたら、30秒あるかないかくらいですかね。



そして、僕が触れた後にお客様自身の手で同じようにご自分の頬を



挟んで触れていただきます。



終わったらもう一度僕の手でお客様の頬にふれさせていただいて



比べていただきます。




『僕の手で触れるのと、



 お客様の手で触れるの違いがありますか?』



とお聞きします。



まあ、ほとんどの方が



「全然違う」とか



「あったかい」とか



「ぴったりしてる」とか



おっしゃっていただけます。



そうしたらこんどは



お客様の手を取って指で僕の手の平を触れていただきます。



そしてその後にご自身の手の平を自分で触れていただきます。



『どうですか?自分の手と僕の手違いがありますか?』



すると今度も



「全然違う」とか



「先生の方がすごく柔らかい」とか



おっしゃっていただけます。



女性なんかは、男性の僕の方の手が固いという先入観があるからか



とても驚かれることもありますが、



たいていの女性よりも僕の手は柔らかいです。



さすがに若い女性や小さい子に比べれば



僕の方が固いかもしれませんが



(今は、スマホーゲームの操作で若い女性の手も



 ずっと固くなってます。)



それでも僕の手はみなさんが想像するよりずっと柔らかいのです。



ただ、僕のお師匠様の手は、赤ちゃんの手のように



僕よりずっとずっと柔らかいのです。




『ね。思ってるよりずっと僕の手は柔らかいでしょ。



 僕もこれまで力仕事で仕事で手を使って酷使してきたけど



 この仕事についてからは、手も使うけどそれ以上に自分の手を



 柔らかくするようにお手入れしているんですよ。



 だからこれだけ柔らかいの。



 もともと(女性は)柔らかいのだから、みなさんもお手入れして



 お顔を触れた時の感覚が僕の手と同じくらいに感じられると


 

 ご自身で身体を触れても身体が自動的に整っていくようになる


 

 からぜひご自身で自分の手をお手入れしてくださいね。』


 

 お伝えしています。





柔らかい手になってくると、



僕の手はお客様の身体に素早く一体化できます。



一体化するとお客様の身体のどの部分に歪があって



筋肉、腱、靭帯、骨などの組織の固い、柔らかいの緊張状態が



わかるようになってきます。



すると不思議なのですが、だんだん触れなくても



なんとなくそれがわかるようになってくるようです。



それは、人間が目で見る情報や空間からも情報を



感じ取ってるからだと僕は感じています。

 



今は状況が状況なので



仰向けになってお顔を触れさせていただくときも



マスクの上から情報を読み取らなくてはなりません。



なので触れるだけではなくて



眼もこらしてできるだけその情報を感じ取ろうとする意識を持って



やっています。



柔らかい手の次は



『やわらかい眼を作ろうかな。』



そんな意識でやってる変わった整体師なのでした。



いつもお読みいただいてありがとうございます。






痛みを感じきる。(ちゃんと死んで生まれ変わる。)



猫腰痛



こんばんは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



今日は五月晴れの5月なんですけどね。



春の花が早々に終わってしまってからは曇りがち



ぐずつきがちな関東地方です。



少し雨で冷えたりするので、



急な痛みでお見えになる方もいらっしゃいます。


痛み、痛いのみんな嫌ですよね。



僕は職業柄か自分の身体に痛いところを見つけると



「これで、肩の痛みがとれるかな?どこに悪さしてるのかな?」



なんて、腫れたり内出血しちゃうぐらい痛みを追い込んじゃうこと



もありますが、みなさんは真似しないでくださいね。


さてそのみなさんが嫌がる「痛み」ですね。



世の中には、



「痛みを(できるだけ)感じさせないで身体に変化を出す整体」



というようなものもあるようですが、



実は、僕はけっこうちゃんと痛みを感じさせてあげることで



身体に変化を出すことを大切にしていると



言ってもいいかもしれません。



「気持ちいい痛み」のようなもの



「痛気持ちいい=いたぎも」なんて言い方もしますね。



そうしたものを見つけていただけるような整体



ともいえるかもしれません。


もちろん痛みって、ほとんどの方にとって辛くて嫌なものですし、



痛みを感じ続けて長い間辛い想いをされてきた方などは



「痛いのは絶対嫌!」なんて



おっしゃられる方もいらっしゃいます。


(そうした方にはできるだけそれに応えるやり方もしますが)



そして、痛みの感じ方はお一人お一人で違って、



許容できる痛みの程度もまたお一人お一人まったく違います。



僕も、必要以上の痛みは、



ストレスになってかえって身体を固くこわばらせてしまって



身体に変化を出せなくなってしまうこともよくわかってますので、



そこら辺の塩梅をお客様とのコミュニケーションで確認しながら



最大限の結果を出すために



「痛みは悪者じゃない」



「痛みは福音(よき知らせ)」



「痛みは僕らを守ってくれている」



というような考えをお客様にわかっていただけるように



療術を進めていくのが、整体の醍醐味でもあると



最近は感じています。


では、みなさんが嫌がる「痛み」を



僕がなぜわざわざお客様に療術の中で感じさせるのか



(あくまでお客様が許される程度)



それは、



「痛みをしっかり感じることで、



 人間はなおるようにつくられている。」と



僕が約10年の経験で痛感させられたからです。



もちろん長年痛みに悩まされ、辛い思いをされてきた方にとっては



「痛みなんて無ければいいのに!」と言いたい気持ちは



僕もわからないないでもありません。



ガンや自己免疫疾患や様々な難病にも痛みはつきものですし



僕の父も口にはなかなか出さなかったですが、



食道がんの外科手術、抗がん剤、放射線治療での



痛みは僕には決して理解できない辛さや痛みを伴ったはずです。




それでも、僕が



『「必要な痛み」は人間にとって大事なものなんだ』



それによって『人間は救われているんだ』とお客様に伝えるのは、



僕の父はガンが再発して亡くなってしまいましたが、



やっぱり、



ちゃんと痛みを感じ切った方がよくなって



自分の人生を再び歩み始めるのをこれまでの療術の中でみさせてい



ただいたからでしょうか。



ちゃんと痛みを感じ切って、辛さを乗り越えて、



精神的には一度ちゃんと死ねたともいえるかもしれません。



そうするとちゃんと人間は生まれ変わって生きられるように



できているのだと思います。




小さい頃、道でころんで膝を擦りむいたり、



ナイフで誤って指をすこし切ってしまったりして



血が出たら、傷口を洗って、指で押さえて



絆創膏張って(誰かに貼ってもらって)一晩はズキズキ痛んで、



風呂入ったり、顔洗う時は水につけないようにして、



そうして二、三日するとかさぶたができて、絆創膏がとれて



それでも間違って触ってしまったり動かすととまたズキンと痛んで



顔をしかめて、一週間二週間経つとかさぶたが取れて傷が



あったかなかったかわからなくなるくらいになおります。


まあ、病気の痛みや僕の対象とする



ぎっくり腰や四十肩五十肩の痛みとは



単純に比較はできないかもしれませんが、



なおるまでの間どうでしょう?



きっと痛くってちゃんと動けなくて、痛みによって不便ですが、



それ以上その傷がひどくならないように、



その方は守られているんですね。



痛いとつらいですから



そう冷静に考えられる人はほとんどいませんが、



逆に



痛いのにもし動けてしまったら?



もし痛みがなかったら?



ところまで考えてみてください。



痛みの大切さに少し気がつけてくるかもしれません。



無痛症というこれも難病ですが、一度調べてみてください。



先天的に痛みや温冷感などの感覚を感じない病気です。


僕の施術の中でよくお客様にお聞きすることです。



『これまで湿布とか痛み止めの薬を常用してますか?』



人によっては



これまでの病傷歴を自慢されるように



「痛み止めはね、ボ〇タ〇ン



 シップはね。モー〇ステープ。



 頭痛生理痛の時はね。市販のね。セ〇ス。バ〇ァ〇ン・・・・



 あとサ〇ンパス、バ〇テリンなんかも使う。」



なんて教えてくれる方もいらっしゃいます。



また膝が痛くて



「先生、ヒアルロン酸をね。定期的に打ってますよ。



 それで痛くなくなるんですよ。



 それで、筋力が落ちるから歩けって言われてるから



 歩いてますよ。」



なんて方もよくいらっしゃいます。


まあ、僕みたいななんの資格もないただの整体師が言っても



どうもならないことも多々ですが、



『○○さん。



 痛いのは嫌だけど、それでさ痛みが取れてもさ。



 また痛くて辛くならない?



 それで身体触れるとどう?



 なんかどんどん身体固く、動かなくなってませんか?



 痛みはね。



 身体を守ってくれてるんだよ。



 痛みを取ってその時動けるようにしちゃうとさ



 痛みを感じないから動けちゃうじゃない?


 

 仕事また無理できちゃうし、やっちゃうんじゃない?


 

 じゃあ、それで痛んでいたところそれでなおってるとおもう?



 △△さん、痛みが消えて歩いてしまって膝の関節どう?


 

 腫れ(たまった膝の水)引いた? 


 

 曲がるようになった? 正座は前と比べてどう?


 

 O脚ひどくなってきてない?

 

 

 もし脚力が落ちる、筋肉落ちるのを防ぎたかったら


 

 自重トレーニング(片足立ち)でも十分キープできるよ。


 

 痛みをなくしただけで動いたら


 

 それで関節の歪みとれてるの? 関節なおってるの?


 

 もしかしたら関節を痛めてるともいえない?』



そんなことを一つ一つ丁寧に説明していきますが



なかなか伝わらないのが実情です。



そんな話が終わって



「先生それで、温湿布と冷湿布どっちがいいんだい?」



『・・・・・』



なんてこともまれじゃないんですね。


まあ、みんなよかれと思ってやってると思うことですから



批判してもどうしようもならないのは分かってますし



受け取る側(お客様)がコンビニエントな



「簡単に、即効で、安価でなおる」みたいな考えを持っている限り



ドラックストアに行けば、



そんな宣伝文句のアイテムたくさん売ってますしね。



やっぱり魅力的に訴求力があるようにCMで刷り込まれてますから



それに対抗していくって難しいですね。


それでもね。



ちゃんとお伝えして、一回の療術の中で



その方その方のお身体にあったことを紹介して



体験して変化を感じていただくとね。



その方自身が、自分の身体の生命力を再び感じてくださって



自分の身体心たましいを感じて信頼して再生する。



残念ながら考え方、療術の方法が合わなくて



お役に立てなかったり、



他の病で亡くなってしまう方もいらっしゃるのですが



ほんとに人が生きながらにして一度死んでしまって



「生まれ変わる」ってことを



その瞬間で見させていただいて一緒に感じられるのが楽しいから



僕は整体師やってるんだなと日々思うんです。



いつもお読みいただいてほんとにありがとうございます。







圧(重力)の入り方で動き(痛み)が変わる。



猫腰痛


こんにちは。こんばんは、




埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。




カリンの木に実が目立ち始めました。




風雨で小さい実が落ちるのですが、



木自身が秋にどのくらいの実ったらと




適切な数を決めるのだと思います。




去年はこの40年くらいで3個しか実らなくて最低の数だったので




今年はできるだけ落ちないでと祈ってます。



カリンの木は植物なので植物は動けないのですが、




動けないは動けないなりに自分の命を維持と子孫を残すために、




実を落としたり、葉を茂らしたり、




枝を伸ばしたり、いろんな活動をしているのがわかります。




人間は、植物とは違って動物です。




でも動物も自らの生命の維持と子孫を残すために毎日、




自分の意志でコントロールできる以外の活動を数えきれないほど




行っているのです。




私たちはその活動を意識することはほどんどできないといってもい




いくらいです。




例えば、心臓やその他の臓器も自分で動かそうとして動かしたり、




止めようとして止めたりはできないですね。




人は進化の過程で、




自分の意志でコントロールできない不随意筋(平滑筋)




(無意識でコントロールしてるともいえますが)と




自分の意志で動かすことのできる随意筋(横紋筋)




を発達させて自由に動けるようになり




人間の生命活動をこの地球の広範に広げることができたのです。




以前操体法の根本にすえられている考えの息食動想・環境を紹介し




ましたが、




その三番目におかれている「動(どう)」動くということも、




動物として進化繁栄していく中で、




人が自ら行えることとして獲得した能力でありますが




現代社会では、




人間はその能力を機械や電子機器に肩代わりしてもらうことができ




るようになり自ら動き能力を退化させているともいえます。




そのため僕の療術の中では、お客様の身体の動きを誘導して、




正しく動いていただくことで身体の痛みを和らげたり、




身体の動きをスムーズにして動きやすくなってきます。




僕は僕の療術をセッション、お稽古と紹介するのですが、




ただベッドに寝ていただいて、




受け身で一方的でみほぐしやマッサージを受けるのではなく、




お互いに協調して身体の動きを取り戻すという意味でのセッション




であり、忘れてしまった身体の動きを



「昔のこと、古(いにしえ)を考える=稽古(けいこ)」




思い出して取り戻していただく意味での



お稽古ということなのです。



そして、



操体法の




「自力自療」=「人は自らをなおせるように生まれついている」




ことと僕の理想の「相力想療」へと結びついてくるわけです。




さて、ちょっと話が大きくそれたようですが、




セッションの中で、たまに遊びを取り入れます。




施術ベットに座ってもらった状態で、




身体を右、左へひねっていただきます。




いわゆる振り返り、捻転(ねんてん)




身体をねじる動きをしてもらいます。




まずは、どちらが向きやすくてどちらが向きにくいのかを




確認します。




さらに、痛みがあるのであれば、どちらが強いのか?




どこら辺に痛みがあるのか?も確認していただきます。




できたら、痛いところは、まずお客様の手で触れて、




そして僕の手でも確認します。




ついでにひねった時に「どう感じるか?」も



コトバで表現してもらえたらとてもいいですね。





ひねる動きの確認が終わりました。




そうしたら、僕は、お客様の手を取ります。




僕の場合は直感に頼ることが多いですが、




まあ、利き手がいいかもしれないですね。




または、痛みがない方の手ですね。




そして手を取る時にちょっとコツがいるのですが、




相手の手首を自分の親指の第一関節の内側と人差し指の付け根で




軽く挟むようにして手を取るのです。




相手の手は、手刀にして立てた状態にしてもらって




それを水平方向ではなく、




鉛直方向に上下から挟む感じで挟みます。




「握る、つかむ」というよりは、




「とる、はさむ」という若干軽めな感じです。




例えて言えば、バーベキューなどでつかむトングで




手首を挟む感じといえばいいでしょうか。




これは自分の手で手首をつかむ練習をされるといいでしょう。




さて相手の手首をうまく取れたら




もう一度その状態で、




相手に身体をひねる動きをしていただきます。




右から左。




まずは、先ほどひねりにくかった方はどうでしょう?




ひねりやすくなってはないでしょうか?




逆にひねりやすかったほうはどうでしょうか?




もしかしたら、




もっと身体をひねられるようになるかもしれませんし、





人によっては逆にひねられる範囲が少なくなる方もいらっしゃるか




もしれません。




それは、左右のバランスをとれているという証拠でもあります。




痛みはどうでしょう?




痛みがなくなったり、和らいだりしてませんか?




人によっては、痛みの変化が少なくても




場所が移ってくる方もでてくるかもしれません。




こんな風に




ただ「手を取って動く」だけで




動きやすさや痛みなどに変化がでることを確認されるような遊び




そういう経験をほとんどの人が経験していません。




小さい頃には、無意識的には




夜寝ている間などは身体が自動的に動いて




調整してメンテナンスしているのですが、ほとんどの人は意識的に




そうしたことを経験していないんですね。




もちろん、僕でも人によっては、




うまくその動きを引き出してあげられないこともあるのですが、




その場合は、




手だけじゃなくて、足首だったり、顔だったり、首だったり




いろんなところを探してみます。




この遊びは要するに身体の各所に適当な圧を入れてあげると




身体の動きや痛みに変化がでるということを体験できるのです。




場所については、




僕はその方の身体の歪み(滞り)が大きいところを探して




主に関節ですが、(関節じゃなくても、手先足先や鼻や耳などでも




変化することもあります。)




関節の歪みをとるように、骨と骨が正しい位置で収まるように




圧をかけてあげると身体のエネルギーの流れに滞りが




なくなってきて変化がでるのだと僕は感じています。




ヒトは動く能力を獲得して進化してと書きましたが




実は、ヒトは「立つ」ことで




その能力を進化させたと言い換えることもでき、




さらには、人は立って、身体に重力を快適に通すことにより、




最適(最大能力を発揮できる)に動けるようになると




僕は感じています。



重力が身体に偏りなく抜けるような身体の姿勢(バランス)を



取っていると身体の細胞には、快適な「圧(重み)」が



かかるので、エネルギーが最適に供給されて細胞が賦活して、



生命活動を活発にするわけです。



今は、軽い布団が好まれますが、




今の方は知らないかもしれませんが、古い旅館などに行くとまだ



重くて厚い掛け布団を敷いてくれるところがありますね。




寝た状態で、上から「圧がかかる」と身体にエネルギーが入り再生




されるわけです。




今、お相撲をやっていますが、




ケガなど身体の不調のある力士はその部分を




テーピングでグルグルにまいて締めて「圧」をかけてますね。




まわしもそういう意味では「締めて」ますし、




よくぎっくり腰の方は、サポーターやベルトが必須ですね。これも




圧をかけてます。




他のスポーツでもテーピングは、




ケガの防止、保護、可動域の制限、痛みの緩和などの目的で




使われていますが、別の視点から見ると




「適切な圧をかけてエネルギーが入ることで修復される」という




見方もできると





僕は考えています。




こんな風に僕の療術は、




「遊び」から自分の身体の能力への気づきを促すというものです。




それなので、お稽古とお伝えしているわけです。




よくあるもみほぐしなどを期待されて




「先生、じゃあベッドに横になるからあとヨロシク」




みたいなことを期待されてお見えになる方はだいぶ少なくなってき




ましたが、そこのところをご理解いただいて来院いただけますこと




を心よりお待ちしております。





いつもお読みいただいて誠にありがとうございます。