ちゃんと確認する(脳に認識させる)ことが大切です。
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
9月に一度冷え込んで、
10月もなかなか秋晴れとはいかず、
10月もあっという間に下旬ですが
ここ数日は晴れるようです。
すこしすっきりした天気が
続くことを期待しています。
急な痛みを訴える方も出てきています。
冷え込みに備えましょう。
お客様と時間を共にする中で
必ずすることは
痛みの確認です。
痛みのある場所と
強さ、
感じ方、
その他
いつから、
どんな時に(ずっと、断続的、定期的)
などもお聴きします。
それと合わせて
動き辛さも確認します。
どういう動作が辛いのか
具体的に
歯磨きする動作がとか
上を見上げる時の腰がとか
ボトルのキャップを外す時の手首がとか
できれば、実際にその動作を
していただいて
動いた時、その姿勢での
動き辛さや痛みを
その場で再現して
確認していただきます。
これがホントに大事なことで、
動き辛さは、
そうでもないですが
痛みについては
人によっては、
電話口で「先生、膝が痛いの」と
おっしゃられていても
僕の所にお見えになった時に
その膝の痛みを確認しても
僕のところでは
痛みが出ないことが
多々あったりもするのです。
それぐらい
本当に痛みというのは
不安定で主観的なもので
周りの環境や自分の状況によって
すごく変わりやすいものだと
いうことに実は本人はあまり
気がついていないです。
「ずっと痛い、何年も痛い」と
訴える方でも
よくよく確認してみると
好きなことをしている時や
食事をしている時、
好きな人と一緒の時は
痛みを忘れられていることが
多かったりもします。
こんなあるかないかもわからない
お客様の都合で痛かったり、
そうでなかったりする痛みに
僕らは惑わされてしまうので
どうしても
「痛い」と訴える子どもに
惑わされるお母さんのように
痛みを取り除けないのは
こちらのせい(責任)と
僕も弱ってしまって
ついつい確認することが
怖くなってしまったりするわけです。
でも、考えると
指を切ったり、転んだりして
ケガした時も治るまでは
身体はちゃんと痛みを出して
動けないようにしてくれている訳で
痛みが無くなるとちゃんと
動けるようになるのです。
だから痛みはただのサインと
こちらも捉えられると
それほど恐れがなくなり
ちゃんとお客様に確認が
できるようになります。
ただ痛みの中には
本当は身体は治っているのに
脳が誤って痛みを感じる回路を
つないでしまって、
痛みを感じさせられていると
思われる方も少なくありません。
こういう方は、
痛みを感じる方が正常という認識を
脳が身体を守るために
その恒常性(ホメオスタシス)を働かせて
安定させてしまっているので
(固着、固定、安定化)
痛みを感じない方が
正常なのだということを
脳に再教育させて癖づけさせて
いく必要があります。
また長い間、痛み止めや湿布で
痛みを感じないようにして
動いていると
自分の身体の
正常な認知機能、感覚受容機能、
運動機能のバランスが
壊れてしまっているので
整体をして身体が整うと
一気に治癒反応が起きて
身体が一時的にだるくなったり
重くなったり、
痛みが増したりすることは
よくあることなので
お客様を不安にさせないように
そういう説明をしっかり
しておくことも大切なことです。
僕の整体の中では
セッションの時間の中で
痛み、動き辛さを確認すると
秒、瞬間的に
「前より痛く感じる」とか
「さっきより動けなくなった」と
いうような方が出てきます。
そういう方は身体の潜在能力が
とても高いともいえます。
以前は、そう言われると
悪くしてしまったのではと
怖くなったりもしましたが、
今は安心して
『あーちゃんと痛みが出てきて
身体動けなくしているから
もうすぐよくなるから』と
お伝えできるようになりました。
たいていセッションが終わる頃には
痛みも軽くなり、
いつものように動けるようになって
お帰りなられる方が多いです。
本当に瞬間で変化する
人間の奇跡の力に
いつも驚かされています。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。