痛みを感じさせてはいけない?
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院
いーぱいせんせいです。
2023年9月も終わり
お彼岸終わったのですね。
暑さ寒さも彼岸まで
急に涼しくなったと思うと
暑さが戻ったり
身体が季節についていかない方も
少なくありません。
暑かった夏は必ず反動で
秋口から急な痛み、
ぎっくり腰が増えます。
冷たい飲み物などは少し控えて
身体を温めてくださいね。
この仕事を始めたころは
「痛みをとってさしあげる」
そんなことが施術の目的
になっていました。
当たり前ですよね。
一部例外はあるかもしれませんが、
ほとんどの人にとっては
痛みは
嫌なものです。
痛いとなんで嫌なんですかね。
ただただ痛いと嫌。
理由なんてない。
「腕、首が部品として
取り換えられるなら
外して取り換えてください。」
そんなコトバでお願いされたこと
もあります。
ほんとに言われたと
その時は思いましたけど。
それほど
痛みって
特に長く悩まされている方ほど
速く、できるだけ痛みなく
完璧に取り除いてほしい
と思われるみたいです。
僕の11年の印象です。
痛みって
ただ単に整理的に煩わしい
イライラしてくる。
なんでしょう。
これがいつまで続くのか
そうした不安や恐怖が
増してくると
こんどは
頭の方が勝手に
「なにか悪い病気なのかもしれない?」
「もしかしたら死んじゃうの?」
「痛み=死」を連想させることが
本能的に人間が
痛みを嫌うようになってしまったのかも
しれません。
僕の場合はなぜか
痛みに鈍いと言うか
痛みに強い?
痛みが我慢できる身体
だったのかもしれません。
身体に痛みがあると
さらにそれを自分で触れて
追い込む癖が小さい頃からいつのまにか
癖になっていました。
この仕事を始めてから
何度も自分の身体に
青、赤あざをこさえてしまったことも
ありました。
そうした変な癖のおかげもあってか
なぜか痛みをしっかり
みつけて、それを感じ切ると
自分の身体がすっきりして
再生されて
他に悩みがあったところにも
変化が出ていることに
気が付き始めました。
「痛みはもしかしたら
悪者ではないのかもしれない?」
そんなことに気が付いたとき
今の操体のお師匠様にも会えました。
するとやっぱり師匠は
「あんまり辛い痛みは
人間を壊してしまうけどね。
でも、人生で感じなければならない痛み
(肉体的、精神的も含めて)
を感じないように避けていると
必ずどこかでその清算をしなけばいけないと
僕は感じているよ。
だからね。
時には
「ちゃんと痛みを味わせてあげる」
ことも大切なことだよ」
と教えてくださいました。
そうした教えも含めて
僕は痛みは悪者ではないと
お客様に説明するようになりました。
そして実際の施術の中でも
痛いところはちゃんと痛いと
お客様自身にわかっていただき
さらに「痛い」と
その場で声に出していただくように
導かせていただくようにしています。
男性は「痛い」と言わない方が多いので
特に無理してでも「痛い」と
言っていただきます。
するとそれだけで筋肉の硬さや
痛みがすぐになくなり驚かれる方も
少なくないのです。
「痛い」って現象がなければ
「いたい」っていうコトバは生まれませんから
痛い時には「いたい」とちゃんと
口に出していうことが大切なんですね。
なので僕の施術は
結構痛みを感じさせちゃったりします。
無痛じゃありません。
そんなことを売りにはしていません。
ちゃんと痛い時は痛いと
言っていただきます。
ただ、力で強く筋肉を押しつづけると
筋肉は硬くなり、気持ちよさを感じなく
なって痛みの感覚が鈍くなります。
そうした方に痛みを無理やり力で
感じさせることは
さらに状態を悪化させる恐れがあるので
絶対にしません。
それよりもものすごく小さな力で
強い痛みを感じる箇所を適切に
刺激することに注力しているかも
しれません。
鍼(はり)は使いませんが
それに近い刺激なのかもしれません。
「先生つねってない?」
そんなことを言われちゃうときもありますが、
結構、短期間で劇的な変化が現れてきます。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。