本日無事今年の営業を終えました。
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
今年も無事に本日で営業を終えました。
急な寒さで痛む方が来られるかと
予想していましたが、
予想を外して常連様がお見えになって
いつもでないこの一年
穏やかな気持ちで
仕事を納められたのは
とてもありがたいことです。
整体って
触れることが前提です。
触れなくても
僕はある程度結果は出せますが
お客様自身も
人の手に触れられることを
無意識のうちには
求められてお見えになるのだと
僕は思っています。
なので約この二年は
お客様もお見えになる時点で
ちょっと前とは全然違った
心もちでお見えになって
くださっていたと思いますし、
僕自身も
体温測定、マスクの着用など
今までとは全然違った準備をして
お客様をお迎えしています。
もちろん
来店されるお客様の数も相当
減りましたし、
僕自身が前と同じような
平静でリラックスした状態で
療術をちゃんとできてるか
自分では、
『前と変わらないはず』と
思い込みたいのですが
僕も人間ですから、
その影響がないとはいえないと
思ってます。
僕のそんな気持ちを
知ってか知らずか
いつもと同じように変わらず
来てくださる一定数のお客様が
いらっしゃいます。
加えてなぜか、最近は
WEBからやネット検索で
わざわざ駅から遠い当院まで
お見えになるご新規様が
増えてきました。
病院で長い待ち時間や
何回も通院できないなどの理由で
当院を見つけてくださるのかもしれません。
まあ、僕は
予約が取れないカリスマ治療家、
ゴッドハンドでもありませんので、
大繁盛しているわけではありませんが
こんな状況でも
今までのお客様
そして新しいお客様に
僕の方が生かして
いただいていることに
本当に感謝して
ありがたいと感じています。
世間から半分はみ出てしまって
たまに
生きてるのか
死んでるのか
分からくなってしまいそうな
僕のところへ
お見えになってくださるお客様に
ハッと目を覚ましていただいて
また
この世界の中の
世間ずれした自分の時へと
戻していただけます。
本当の世間がどこにあるのか
僕にはわからないし
もしかしたら
誰もわからないのかもしれないですが、
マスコミが作り出す世間
医療が作り出す世間
政府が作り出す世間
まだまだどれもこれも
非常事態を作り出したい空気に
満ちているようです。
それでも
この年末から来年へ
自分が穏やかな世間の空気を
作り出せるように心がけたいと
何か前向きなエネルギーを
感じています。
今日も
なんだかわけのわからない文章で
申し訳ありません。
本年もお付き合いいただき
ありがとうございました。
どうぞみなさま
よいお年をお迎えください。
ふとコトバにでたことを見つめる
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
先日の強い風で
カリンの木に残っていた葉が
すっかり飛んで
落ち葉拾いも
ようやく終わりそうです。
関東地方も冬らしい寒さになり
日曜日あたりからさらに
厳しくなりそうです。
これは、来週
駆け込み来院が
ありそうな予感です。
僕は、療術に入ると
実は、お客様のコトバを
ちゃんと聞いているようで
聞いていません。
(ほんとはダメですね。)
でもそんな対話を
面倒くさがるお客様も
いらっしゃるのですが、
僕はその時間にとても
集中をしています。
普通は
お客様から出てくる言葉に
耳を傾けるというのが
常識なのかもしれません。
でも、僕の場合、
実は
どちらかというと
お客様の言葉を受けて
僕から出てくるコトバを
気にしていることが
多いのです。
先日のご新規のお客様です。
お話をお聞きしていると
左腕が、常ではないのですが、
ある瞬間、ある角度になると
ズキンと痛むと言われます。
動きをいろいろつけるのですが、
張っている感じまでは分かるのですが
ズキンというところまではいきません。
腕と肘、手は確かに熱感が少しあります。
「こうするとこのぐらい痛い」
「ここが動きづらい」
をちゃんと感じられないと
療術の変化が感じられず、
効果もあまりでないので、
普段通り、僕のやり方で
ふと気になった足から
触れさせていただきます。
操体では、まず「足から診よ」と
よく言われます。
立った時に重力の入り口になるから
当たり前と言えば当たり前ですね。
まあ、
お客様は初めてですから
ちょっと怪訝な顔をされてましたが、
任せていただけるようです。
足に目を向けると
五本指の靴下に
なにかかわいらしい動物の
イラストが大きくプリントされてます。
よくよく見て
『あれ、五本指ですね。
これ、猫かな?
犬ですかね?』
そうお聞きしていました。
「あー、五本指なんですよ。
これ犬です。」
『へー。かわいいですね。』
そうお聞きしながら
つま先、甲、から踵へ
外側のくるぶしあたりで
手が止まります。
『これ 痛いですか?』
「痛いです。とても痛いです。」
お聞きすると
学生の時にスキーをされていたとのこと
捻挫は何回かしたかもしれないですね。
昔の古傷が
今の症状に影響することなども
ご説明し終わって
腕の動きと痛みを確認すると
あんまり変化はなく
かといってすごく痛いという
わけでもないようです。
なぜかまた自然と僕の口から
『これ、猫? 犬?ですよね。』
とついて出ます。
お客様は
少しあきれたのかもしれません。
「犬ですよ。」と
ちょっと強めに教えてくださいます。
ぼくは、
『そうですかー』とお応えして
(失礼ですね。すみません。)
療術を進めて問題の左腕を
みさせていただきます。
腕の操法、
手首、肘の調整などを行って
指先をこすって圧痛確認し、
手を氷水で冷やしました。
自分で手当の方法をお伝えして
動きをつけると
痛みや動きづらさももう
そう感じられないようです。
療術も終わりが見えてきたようです。
お客様は
左利きではなく、右利き
お仕事でPCの入力はされている。
主婦としてのお仕事も毎日ですから
まあ、手指腕の疲れはあります。
『なにか特別な運動はされますか?』とお聞きすると
「犬の散歩はします。
でも、毎日じゃないし、
週末くらいですよ。」
と答えでくださいました。
『そうですか~。
昔ね。
うちに秋田犬飼ってる女性が
来てくださってたんです。
残念なんですが、
そのワンちゃんが亡くなって
今は猫ちゃん飼っています。
散歩に行かなくなったんですね。
そうしたら身体の歪みがなくなって
うちに来なくてもよくなったんです。
(本当は他通われてるかもしれません。)
若いワンちゃんだとどうしても
ちょっと引っ張られて無理な態勢に
なったりしちゃって
負担がかかる場合があるんです。』
「うち犬飼ってから
一年ちょっとです。
でも小さい犬ですから。」
そうお聞きして
『リードどちらの手で握ってますか?』
またふと聞き返してました。
「・・・! 左手です。
普段使わないから
こちらで握ったほうがいいと思って」
自分に言い聞かすように
なんかとても納得されるように
自分でコトバを出しておられたようで、
無事に療術は終わりました。
みんな、答えは自分がわかっていて
ふとした瞬間にしゃべっていることが
多いと僕は感じてます。
ただ痛みや動きづらさに気をとられて
その答えに自分が気がつけないで
いるのかもしれません。
だからいつも僕は
お客様の言葉からでてくる
自分のふとしたコトバに
耳を傾けるように意識しています。
あんまりお客様のお話を聞かない整体師
(自分では結構聞いてるつもりなんですが)
そんな整体師の療術受けてみませんか?
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。
「〇〇しなさい、しないで」とはできるだけ言わない
こんばんは
埼玉県草加市稲荷の
和久屋おひさま整体院です。
一週間おきくらいに雨が降り
一雨毎に寒さが強まる感じです。
割合暖かい秋でしたので
急な寒さのぎっくり腰の方も
例年より少なく
これから年末のお仕事、掃除などの
疲れ、痛みの方が増えてくるでしょうか。
開業10年目がスタートしました。
おかげさまで、僕自身は開業して9年間
歯医者さん以外、病院にお世話に
なることなくすみました。
母も81歳ですが、同様です。
風邪らしいものもここ数年は
二人ともかからず、
(たぶんかかっていても気が付かない)
市販の薬も飲んでいません。
健康診断は受けないと
二人とも決めているので
(受診はご自身の判断でお願いします。)
いろんな数値がどうかは分かりません。
ただ、ごはんも毎日おいしくいただき
快眠快便、ちょっと痛いところはあっても
トイレ、お風呂、お買い物、散歩
生活の移動に困る、障害や病気は
ありません。
「当たり前がありがたい」
本当にありがたいことです。
うちにお見えになるお客様は
その「当たり前」が
ちょっと失われそうになっている方が
ほとんどです。
「こうした時にここが痛いんです。」
「靴下はくときにここが曲がらないんです。」
「ひげそる時に首上げるとしびれるんです。」
他にもまだまだありますが、
ほんとお聞きすると
簡単で、誰でもできるような
ちょっとした仕草が
できなかったり、
いつも痛むので
毎回わずらわしさを感じると
なんでしょう、
精神的に堪えてくるようです。
「あー、もうほんと嫌なんです。」
そうおっしゃるお客様のお顔は
ちょっと怒っているようにも
見えるものです。
『そうですね。辛いですよね。』
そんな風にお答えしているだけで
どうでしょう、半分くらいの方は
なんか痛みが和らいだり
動きがよくなったりしたりもします。
すると。
「仕事でね。・・・・」
とか
「あそこの病院でね。治療院でね・・・・」
とか
「実は、子供が、妻が、夫がね・・・」
お話を始められたりします。
僕にできることは、
『へー、そうなんですね。』
『ふーん。』
『それは、大変でしたね。』
そんな相槌を打ちながら
聴かせていただくことぐらいです。
そうしてちょっと落ち着いたかなと
『ここらへん触れさせていただいていいですか?』
お聞きしてお客様のお身体に
触れさせていただきます。
「痛っ! 痛い? みんなこんなに痛いんですか?」
そんな風におっしゃる方が多いですかね。
『うーん、人によりますけどね。』
『なにかケガとか事故とかありませんでした?』
「あーそういえば、・・・・」
お客様がまた、いろんな経験をお話になります。
「治ってなかったんだね。」
「あの時相当痛かったもんね。」
そんなコトバが出てくる方が
多いですかね。
『じゃあ、〇〇さん
身体動かしてみましょうか?』
「! ? ! ・・・・・」
まあ、こんなにうまくいくことばかり
じゃないですが、
ここまでで80%くらいのお客様には
なんらかの身体の変化は
最近は感じていただけているようです。
残りの2割の方はどうでしょう。
痛みがひどすぎて
申し訳ないですが、変化が一度で
現れない方もいらっしゃいます。
またとても褒めてくださったのですが、
僕にはあんまり手ごたえがない方も
次お見えになることはほとんどないので
お役にたてなかったのだと思います。
本当は、変化が出なかった2割の方にも
もっと僕が熱意をもって
指導というか、教育というか
通わせてその人をよくして差し上げる
というような考え方で
アドバイスをしてくださる同業者の方も
いらっしゃるのですが、
あんまりね。
もう僕自身を役立てていくように
仕向けること、
いわゆるビジネスっていうか
取引、駆け引き、約束、契約みたいなね。
するつもりはないんです。
なぜかというと
人間の存在、いのち、たましい
みたいなものって、
そうしたビジネスといった
くっきり、かっきりしたもの
ちゃんとしたものから
一番遠いものだと
『人間は自分の好きに生きたい』だと
僕が思っているからです。
それでも開業当時を思い出すと
がんばっていましたね。
お客様をよくしたくて
なおしたくて、
ちょっとおかしくなるくらいですが、
長く通われている方には
「先生、それって大事じゃないですか?」
と言われることもあります。
まあ、傷んでいる方
病んでいる方に
寄り添う気持ちというか
基本的なやさしい気持ちがなければ、
あんまりこの世界には入らないと
僕は思うのですが、
人によっては、
稼げるとか儲かるとか
どこでもできるとか
初期投資が少なくてすむとか
家業だからという方も
いらっしゃるようです。
僕は、
たまたま父が病気になったことで
最終的にこの世界にはいったのですが、
振り返ると
折々できっかけのようなものが
あったなと思い返します。
でもそれは、
『こうじゃなければいけない』みたいな
強制的な流れではありませんでした。
だから、
ゴッドハンドとかカリスマ治療家みたいな
存在からは程遠く
あんまりうまくいっているとはいえないけれど
それでも続けてこれたのかなと思います。
自分がそうしていて心地いいから
お客様にもね。
『ここじゃなきゃ』
とか
『ぼくにしかできない』
とか
『通い続けなければいけないよ』
みたいなことは言いません。
というかとても言えません。
でも自信がないわけじゃないですよ。
お客様に食べ物のことで
アドバイスするときも、
『砂糖は止めなさい』って言うのは
強くて、まあいいんでしょう。
お医者さまとかは、
そういう使い方するかな。
でも僕は
『砂糖は、やめたほうがいいかな。
まあ、難かしいよね。
料理に使うのだけでも
はちみつやメープルシロップに
変えられたらいいんだけど
砂糖だったらきび砂糖とか黒砂糖
にできたらいいね。
コーヒーに入れるの
人工甘味料だったら砂糖に
スプーン三杯を一杯にするんでも
違うよね。』
そんな伝え方をするんですね。
なんでだろうと思い返して
やっぱり自分自身が
「○○しなさい。○○しちゃだめ」って
言われてきたことが
嫌だったのだと思います。
だからうちではお客様に
これからも
「○○しなさい、○○しないで」とは
できるだけ言わないと
心がけて10年目が
始まりました。
いつもお読みいただいて
ありがとうございます。