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ふとコトバにでたことを見つめる


ふとコトバにでたことを見つめる


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷の




和久屋おひさま整体院です。




先日の強い風で




カリンの木に残っていた葉が




すっかり飛んで




落ち葉拾いも




ようやく終わりそうです。




関東地方も冬らしい寒さになり




日曜日あたりからさらに




厳しくなりそうです。




これは、来週




駆け込み来院が




ありそうな予感です。






僕は、療術に入ると




実は、お客様のコトバを




ちゃんと聞いているようで




聞いていません。




(ほんとはダメですね。)




でもそんな対話を




面倒くさがるお客様も




いらっしゃるのですが、




僕はその時間にとても




集中をしています。




普通は




お客様から出てくる言葉に




耳を傾けるというのが




常識なのかもしれません。




でも、僕の場合、




実は




どちらかというと




お客様の言葉を受けて




僕から出てくるコトバを




気にしていることが




多いのです。







先日のご新規のお客様です。




お話をお聞きしていると




左腕が、常ではないのですが、




ある瞬間、ある角度になると




ズキンと痛むと言われます。




動きをいろいろつけるのですが、




張っている感じまでは分かるのですが




ズキンというところまではいきません。




腕と肘、手は確かに熱感が少しあります。







「こうするとこのぐらい痛い」




「ここが動きづらい」




をちゃんと感じられないと




療術の変化が感じられず、




効果もあまりでないので、




普段通り、僕のやり方で




ふと気になった足から




触れさせていただきます。




操体では、まず「足から診よ」と




よく言われます。




立った時に重力の入り口になるから




当たり前と言えば当たり前ですね。







まあ、




お客様は初めてですから




ちょっと怪訝な顔をされてましたが、




任せていただけるようです。




足に目を向けると




五本指の靴下に




なにかかわいらしい動物の




イラストが大きくプリントされてます。




よくよく見て





『あれ、五本指ですね。




これ、猫かな?




犬ですかね?』




そうお聞きしていました。




「あー、五本指なんですよ。




これ犬です。」




『へー。かわいいですね。』





そうお聞きしながら




つま先、甲、から踵へ




外側のくるぶしあたりで




手が止まります。





『これ 痛いですか?』





「痛いです。とても痛いです。」





お聞きすると




学生の時にスキーをされていたとのこと




捻挫は何回かしたかもしれないですね。





昔の古傷が





今の症状に影響することなども





ご説明し終わって




腕の動きと痛みを確認すると




あんまり変化はなく




かといってすごく痛いという




わけでもないようです。





なぜかまた自然と僕の口から





『これ、猫? 犬?ですよね。』




とついて出ます。






お客様は




少しあきれたのかもしれません。




「犬ですよ。」と




ちょっと強めに教えてくださいます。




ぼくは、




『そうですかー』とお応えして




(失礼ですね。すみません。)




療術を進めて問題の左腕を




みさせていただきます。




腕の操法、




手首、肘の調整などを行って




指先をこすって圧痛確認し、




手を氷水で冷やしました。




自分で手当の方法をお伝えして




動きをつけると




痛みや動きづらさももう




そう感じられないようです。






療術も終わりが見えてきたようです。




お客様は




左利きではなく、右利き




お仕事でPCの入力はされている。




主婦としてのお仕事も毎日ですから




まあ、手指腕の疲れはあります。




『なにか特別な運動はされますか?』とお聞きすると




「犬の散歩はします。




でも、毎日じゃないし、




週末くらいですよ。」




と答えでくださいました。





『そうですか~。




昔ね。




うちに秋田犬飼ってる女性が




来てくださってたんです。




残念なんですが、




そのワンちゃんが亡くなって




今は猫ちゃん飼っています。




散歩に行かなくなったんですね。




そうしたら身体の歪みがなくなって




うちに来なくてもよくなったんです。




(本当は他通われてるかもしれません。)




若いワンちゃんだとどうしても




ちょっと引っ張られて無理な態勢に




なったりしちゃって




負担がかかる場合があるんです。』




「うち犬飼ってから




一年ちょっとです。




でも小さい犬ですから。」




そうお聞きして




『リードどちらの手で握ってますか?』




またふと聞き返してました。





「・・・! 左手です。




普段使わないから




こちらで握ったほうがいいと思って」




自分に言い聞かすように




なんかとても納得されるように




自分でコトバを出しておられたようで、




無事に療術は終わりました。




みんな、答えは自分がわかっていて




ふとした瞬間にしゃべっていることが




多いと僕は感じてます。




ただ痛みや動きづらさに気をとられて




その答えに自分が気がつけないで




いるのかもしれません。




だからいつも僕は




お客様の言葉からでてくる




自分のふとしたコトバに




耳を傾けるように意識しています。




あんまりお客様のお話を聞かない整体師




(自分では結構聞いてるつもりなんですが)




そんな整体師の療術受けてみませんか?




いつもお読みいただいて




ありがとうございます。