• 記事検索

  • 更新メール通知
  • このブログの更新通知をメールで受け取ることができます。
  • New Photo
  • 220822_sunflowersakura petal
RSS

罵詈雑言と美辞麗句は似ている? 


罵詈雑言と美辞麗句は似ている? 


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。




北海道、裏日本地域は




雪風がすごいみたいですね。




豪雪地域の雪嵐が




早くおさまりますように。




雪の後、関東地方は




すっきり晴れていますが、




風が肌に刺すように痛いです。




今年は冬らしい冬で




僕は、そんな空気が実は




嫌いではなく




気持ちまですっきりするようで




爽快さを感じたりもします。






「あんな奴いなくなればいいのに」




「死んじゃえばいいのに」




「消えればいいのに」




「死にたい」




たまにお客様が




ふとそんなことを




つぶやくことがあります。




いろんな想いがあります。




痛みや動き辛さで




精神的に参ってます。




そんなコトバを出すことで




なんとか心とカラダのバランスをとって




生きてこられたのかもしれません。





開業したての頃は




ちょっとそんなコトバに




耐えられなくなる自分がいて




父にはまだまだ生きて欲しかった




でもできなかったからですかね。




『そんなこと・・・・』




『いなくなったらさみしいものですよ。』




みたいなことは言ったかもしれません。







僕そんなに冷たい人じゃないとは




自分では思っているんですが。(笑)




今は、そんなコトバをかけることも




なくなりましたね。




ただただ、黙って、




お客様が紡ぎ出したいコトバを




出しつくすまで




出して差し上げる




その時間と場所に




僕がいるだけです。






もしかしたら




僕がいないときにも




お客様は変わらず




同じコトバを




出していらっしゃるのかも




しれません。




でもなんとなく




一人で言ってるのと




僕が聞いているときに




コトバに出しているのと




何か違うと思うんです。




いい方向へいくのか




悪い方向へいくのか




ちょっとわからないから




責任もとれないし




申し訳ないのですが




僕が聞いてると




何かが違っているといいな




くらいの感じです。







SNSなどでは




誹謗中傷、




罵詈雑言、




そんな聞きたくもない




見たくもないコトバが




あふれているところもあって




社会問題になっているようです。





そんなコトバ




「使ってはいけない」




「言ってはいけない」




「考えてもいけない」




押し込めようとすればするほど




どこかに歪ができて




結局はパンパンに張りつめて




弾けて出てくるのかもしれません。






僕が見てきたそんなコトバを




ふと出すお客様も




一見すると、




ごく普通の




そこらへんにいる




とっても温厚そうな




やさしそうな




いい人です。




でもなんかようやく




僕のところにたどり着いて




いわゆる




「言ってはいけないコトバ」を




ようやく吐き出せたのかも




しれません。







そこは




良い悪い、




好き嫌い、




美しい、醜い、




みたいな感覚を




通り越した




ところだったのかも




しれません。




感じた感覚を表現しないまま




自分の心と身体にしまいこんで




ため込んだまま




生きていると




その偏りがいつか




痛みや動き辛さ




最後は病というかたちで




現われることを




よく目にするからか




悪い方、良い方




どちらか一方ばかりに




偏りをつくり求めてしまう




人間の無意識的な病に




もっと自覚的になれないものかと




ずーっと答えが見えずに




生きてきました。







罵詈雑言、誹謗中傷




一方の対局にある




美辞麗句、賞賛




見つめてみるとどうでしょう。




「先生、すごいね。」





「先生しかいないよ。」





「先生、素晴らしい。」





ありがたいことですが、





初回からそんなコトバを





頂戴することもあります。




でもなんか、ちょっと不自然とか




違和感を感じることが




少なくないんですね。




僕がただ天邪鬼なのもありますが、




なにかから自分を守るため?




なにかを恐れている?




そんな感覚が




伝わってくることもあります。




「傷つけてはいけない」




「批判してはいけない」




「先生は敬わなくてはいけない」




「本音を言ってはいけない」




「差別、偏見はいけない」




「平等じゃなきゃいけない」




僕自身が




真っ白になりたかった時間が




長かったから(今もあるか)




そう思うのかもしれません。




それを諦められたくても




諦められないのが




人間なのかもしれません。




でも実際はみんな違うし




みんな違っていいのに




白もいろんな白があって




黒もいろんな黒があるように。




分かっているはずなのに。




白は一色の白。




黒は一色の黒。




この二つだけ。




生まれた後に後付けで




つけられた何かに(教育、躾)




そうさせられているのかもしれません。




神風は吹かなかったのかもしれません。




でも、




どちらか一方に傾いて




何かがぐるんと




変わるというよりは、




どちらも相まって




元々求めるところと




全く違うところに




着地して




「色々あったほうが面白いんじゃない?」




そんな新しい地平が開けることが




あるんじゃないかと





少し期待している年頭です。





いつもお読みいただいて





ありがとうございます。