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動くけどそう動かすと壊れるんだよね。


猫腰痛


こんばんは



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



オリンピック日本メダルラッシュですね。。



始まると一斉にいろんな競技が同時に行われるので



どの競技をみればいいのか、何をやっているのか、



気がつかないで見逃してしまうこともあります。



いろいろな意見もあるようですが、



もう始まってしまってますからね。



とにかくどの選手の方々も成績というより大会、



競技ができる喜びを開放してよいお顔をされてるなという印象も



受けました。



ピークを合わせていく選手にとっては一年の延期は、悲喜こもごも



今回メダルを獲得される選手が次々出てきているのは、



制限された状態によって精神と肉体が目覚めてきたからなのかなと



感じています。







限界まで追い込むスポーツ選手、オリンピック選手の肉体、



動作、演技美しいですね。



でもそれは、必ずしも人間にとっての心地よさ、健康、快適とは



一致しないということを理解しておきたいものです。



体操の内村航平選手は、



長年の演技の疲労や無理が蓄積して痛み止めの注射を



打ちながらこのオリンピックへの練習に耐え大会出場を



決めたということを



知っている方も少なくないと思います。



道を究める、努力、切磋琢磨、艱難辛苦を乗り越える、



こうしたコトバがすぐに思い浮かぶのは、



いろいろな苦労を克服して結果をつかむことをほめたたえることが



日本人は好きなのかもしれません。



こうした辛い治療に耐えながらも練習を続けて結果を



得られるのは、小さい頃から厳しい練習を積み重ねてきた肉体だか



らともいえます。



もしオリンピックに影響を受けて



これから何かスポーツを始める方は



いきなり目標を高く設定するのではなく、



まず、楽しむところから始めてみてはと僕は感じてます。







というのも僕の所に



「先生、私ラジオ体操十何年、テレビ体操もやって、



 週二回はクラブで水泳していてね・・・・」



そんなちょっとアスリートみたいな自慢をされる方も



けっこうお見えになったりします。



『ちょっと 身体を倒して前屈してみてくれますか』



そんな僕の問いかけを待ってましたとばかり。



「どうです。手の平がぴったり床につきます!」



とさらにアピールしてくださいます。



僕は前にも書きましたが、



床に手が付くとかつかないとか



身体が柔らかいとか硬いとかを



あんまり実は重視していないんですね。



それよりその前屈の動きの中で、



どこが動いていてどこが動いていないか



どこが伸びてて、どこが伸びないか



そんなところをよく見ています。







それでも、ほめてあげないのも失礼ですね。



『○○さん。すごいですね。



 でもどこか辛い所はないですか? こことか?』



すると



「そうそう。先生、



 肩の下から腰のあたりがどうも突っ張って痛いんだよね。」



ヨガや太極拳、日舞いろんな運動体操をやられている方でも



そうとうの方でない限り、



自分の身体の動きの癖を取り切れていなかったり



またその体操やスポーツなりの独特の動きが逆に身体の偏り、



動きの癖を逆に作り出してしまっていることがあるものです。



それに気がつけずに年月を経て動きを重ねるほど



身体の歪みも蓄積してきます。



一般の方は、プロ選手と違って、



体操すること、スポーツをすること=身体にいい、健康にいい



と思われていますので、お手入れされていない方がほとんどです。



せいぜい、ストレッチや整理体操をしていれば



いいほうでしょうか。






お客様によく説明することですが、



『優秀なプロスポーツの選手はね。プレーする時間と同じくらい



 身体のケアをする時間をとってるんですよ。



 でも僕らは、彼らがプレーをしている時間しか



 見ていないでしょ。



 だから、一般の人は、



 ゴルフやっても、野球やっても、サッカーやっても



 ランニングしても、ウォーキングしても、泳いでも、



 たとえ体操をしても



 自分の身体をその後で整える、お手入れしている方なんてほとん



 どいないんですよ。



 体操だって身体を整えていると


 

 思っておられるかもしれないけれど



 人によっては、身体に合わない動きってあるんです。



 それをし続けていれば



 長年体操したたって、



 身体は整わないで歪んでいってしまうんですよ。』






そんなこと説明されたことがないから



ほとんどの方が目が点ですね。



そしてちょっと僕の療術を受けながら



身体の動きをつけていってもらいます。



ほとんどの方が初回から、人によっては三回くらいまでに、



長年悩まされていた痛みや動きづらさなど変化がでてくるので、



自分が身体によいと思っていたことが



実は身体の歪みをつくっていたことを



ちゃんと実感されます。



すると、これまで運動の強度や継続することを



誇りにしていた自分の意識に



変化が見えてこられるかたが出てきます。



運動やスポーツを楽しみながらも、



頻度を下げたり、強度を低くしたりして



自分の身体に歪みを蓄積されないように



気をつけられるようになります。



それは、その方が身体が楽で心地よいことの気持ちよさに



ちゃんと気がつけたからだと僕は思います。






『腕(手)上げてもらえますか?』



『しゃがんでもらえますか?』



『振り向いてもらえますか?』



『おへそのぞくように背中丸めてもらえますか?』



『天井見て背中そらしてもらえますか?』



『膝を抱えるようにしてお腹にちかづけてもらえますか?』



僕の療術の中では



様々な声掛けで身体に動きをつけていただきます。



でも、実はその一つ一つの動きに僕は正解って持ってないですね。



それは理想的な何か解を一つ持ってないということです。




手を上げるっていう例でいえば、



まあ上げられないから僕のところに来られるんですが



体操選手みたいに「シュッピーン」ってあげられる方もいますね。



耳にぴったり腕がついて着地したみたいに。(笑)



かと思えば、



ひじが曲がってあんまりやる気なさげにあげる方もいたり。



なんか仮面ライダーの「変ー身!」みたいに



ぐるっと横に無駄な動きをつけてあげられる方もいます。



どれがどれってさっき言ったように



僕はどれが正解ってないんですけど



どちらかというと一番最初の体操選手みたいな動きをつける方に



『そう動くんだけど、



 そう動かすと壊れる(痛みが出てくる)んだよねー』



なんて思っちゃったりもします。



解剖学の本などみているとその関節の可動域ってでてるんですね。




それを見てるとどの方もその範囲はだいたい動くようにできている


(奇形などがない場合)



それを頭に思い描いてしまうと、その動き方ができることと



生物的にそれが理想的な動きかということ考えずに



無自覚に取り入れてしまうんですね。



「そういう動きの方が、きれいに見えるから」



「そういう動きを学校や体操教室でみんな教えられたから」



「そうしないと(親に)怒られたからそうしていた」



感覚って必ずしも自分の身体の楽さ、



心地よさと結びついてないことが多いですね。



そうしてそれを続けてきた結果、



痛みや動きづらさに結びついていたなんてこと少なくないです。



「身体はそう動く、動けるけど、



 その動きが必ずしもその生体にとって正解、快とは限らない」



そんなことをオリンピック選手の素晴らしい演技、動きを見ていて



気がつかされたのでした。



でも、毎日鍛錬された肉体と研ぎ澄まされた精神が融合して



生み出される身体の動きの美しさに自分も感動させられています。



オリンピック選手方々をみられるのは幸せだなと感じています。



いつもお読みいただいてありがとうございます。









寝て壊したんじゃないのに寝てなおすって変じゃない?


猫腰痛


おはようございます。




埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。




梅雨明けましたね。




一気に暑さがきてこれはこれで参ってます。




エアコンを使って、マスクは適宜外して、水分ちゃんととって、




あとミネラル大事ですね。




梅干しとか、塩飴とかですか。




ちゃんと摂りましょう。




やっぱり汗をかける身体になるって大切です。




ちゃんとお風呂に入って、湯船に浸かりましょう。







『じゃあ、ベッドに座ってくださいね。』




そんな声掛けで僕の療術はほとんど始まります。




人によっては、ベッドに近づくだけで横になって寝ようとして




しまったりしますから




まあ、ベッドに近づくと反射的に「横になるから揉んでー」って




気持ちになるのもあると思いますし、




よほどみなさんお疲れなのかもしれません。




「とにかく横になりたい。寝たい。」




そんな気持ちの表れかもしれないのですが、




僕は、ちょっと簡単にそうはさせないんですね。(笑)






『うんうん、ちょっと待ってね。ベッドに腰かけてくださいね。』




そうしてお声がけをさせていただきます。




『○○さんがお悩みなのは、首でしたっけ? 腰でしたっけ?』




すると。




「そうそう、腰がねー。」





『じゃあ、その腰はどうするとどこがどう気になりますか?』





「うーん。座ってるとよくわからないかも?」





『すみません。じゃあ、立ったらよくわかりますか?』





「そうかもしれない。こうしてね。こうやったら。」





『ちょっと痛い?』





「そう、この姿勢だとここが痛くなるの!」





『じゃあ。元の姿勢に戻ってくださっていいですよ。』







一度座っていただいても、お客様のお悩みがよくわからない時は




それがよくわかるような姿勢や動作をしていただきます。




洗面所で顔を洗う時に腰が痛い。のと




歩いていて腰が痛い。のと




靴を履く動作で腰が痛い。のと




全て腰が痛いのですが、やっぱり一つ一つ




お一人お一人その痛みの原因は違うのです。




だから面倒でも、この作業は省けないのです。




それ以上にほとんどのお客様ご自身が自分の痛みがどうした時に




どのような動作をしたときに起こるかを




はっきり自覚していないことが多いのです。




ただ漠然と痛いそれを何とかしてほしいという




その場しのぎの意識が




「ベッドに寝て揉んで何とかしてもらえる」ような行動へと




現れてでていることをまず自分で認識していただくこと。




自分の行動の何かが




その痛み、動きづらさを引き起こしているのだということに




気がついていただくきっかけが




その後の変化のために最も大切なことです。






お客様によっては、




「こんな姿勢とってなんの意味があるの?



 速くよく、楽にしてよ!」




なんて空気が伝わってくることもありますが、




そこは療術者としては我慢のしどころなんですね。




『そうですか。○○さん、そういう姿勢をすると腰が痛いんですね。




 その痛みの感じを覚えておいてくださいね。』




『それじゃ、すみません。




 もう一度ベッドに腰掛けていただけますか?』




ここからが療術のスタートになるわけですが、




僕は、お客様が院内に入ってくるときの




靴の脱ぎ方、歩き方、座り方、問診票を書く姿勢、




カウンセリングの時の受け答えの感じなども含めて




いろんな情報を自分の中に落とし込んでますからそれも含めて




その方のお体をどこから触れてくのかについて




意識的、無意識的に判断をして




そこでほぼ答えが見えているような意識でいます。






最終的には、自分の意識を捨てて、




手が動いていく箇所に触れることになりますが




やることはそんなに大がかりなことじゃないですね。




さすったり、抑えたり、ちょっと爪でひっかくような刺激を加えて




痛すぎれば和らげて、効いてないようであれば効かせてみます。




人によっては、強くつねってると感じられる方もあるので




左右の同じところを同じ程度の刺激を入れてみて違いがあることを




ちゃんと認識していただきます。




あきらかにその部分に「何かがあるのかな?」みたいなことを




ちゃんと感じていただくという時間になります。






まあ、長くても5分ぐらいでしょうか?




人によっては、氷水で冷やしたりもします。




『じゃあ。○○さん。お手数ですが、もう一度立って




先ほど痛みが出た姿勢を作ってみていただけますか?』




人によって、「なんでこんなことをするのか?」




「どうせ変わらないだろう?」




なんて顔をされている方も多いですが、




まず、ほかのところでは、こんな面倒な手順を取らないですね。




経験したことがないから経験していただくことが大切なんですね。




まあ、僕にしたら変わらなくても変わってもいいんです。




(投げやりな感じですみません。)




人によってはきっかけになって、




家に帰ってから変わる方もいますから。




するとだいたい、6~7割くらいの方が、




まあその場のノリやお世辞もあるでしょうけど




「・・・・???、あれ痛くない? 




 なんかさっきより楽な気がする。」




そんなコトバが出てきます。




そんなコトバが出たらいいですね。




変化が出てるということですから。




人によっては、もう一度同じ刺激を入れてさらに変化が出るかを




感じていただきます。




そして変化が出るのであれば、難しいことではないので




ご本人にその箇所を触れていただくようにお願いします。




自分で触れると変化がよくでるものなのです。






僕のお師匠様だとここでおしまいですね。




でも僕の場合は、



まあ、カリスマでもゴッドハンドでもないですから。




ここでようやく




「○○さん、じゃあ。ベッドに横になっていただけますか?」




とお願いします。




まだお悩みが他にある方や十分抜け切れてないような方は




そこからちょっと動きをつけていただいて




もう少しお付き合いいただきます。




そして最後は首と肩、顔と顎関節をみさせていただいて終了です。




時間にすると45分~60分になりますかね。




僕にとっては最初の5分が療術のメインなので




あとの残りの時間はそれほど集中力を上げているのではなく




淡々とお客様との時間をくつろぐ感じでいます。




そうするとお客様のお身体が勝手にどんどん変化する感じです。






慢性的に痛みや動きづらさにお悩みの方って




そのほとんどが日常生活の何かの出来事で




その痛みや動きづらさを生み出してきています。




仕事で重いものを持つ。




趣味の運動で同じ身体の使い方をしてきた。




交通事故、スポーツでケガをしたことがある。




なんらかの外科手術をした。




つまずいて転んだ。




指をはさんだ。突いた。




何気ないことでも、数日、数か月、数年経った後に




今の状況を作り出す歪みになってることがあるものです。




でもその出来事の中でのご自身の姿勢ってほとんどが




ベッドで寝てる姿勢じゃないですよね。




身体を壊した原因の姿勢が寝ている状態ではなかったのに




それをなおす、よくするのがベッドに寝た状態なのかいうこと




「寝て壊したんじゃないのに寝てなおすって変じゃない?」




と僕はいつも感じています。




そんな変なことを感じている整体師の整体一度受けてみませんか?




いつもお読みいただいてありがとうございます。









お釈迦様は、「神通(奇跡)はいらない」と言ってる。

答えを出すのは自分。


猫腰痛


こんばんは



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



梅雨独特の蒸し暑さがすごいですね。



特に雨が降る前のムシムシ感は



エアコンをかけてもちょっとしんどいです。



知らず知らずのうちに身体が冷えてしまうこともありますから



シャワーですますのではなく、湯船に浸かって身体を温めて



汗を出せる身体にしていきましょう。



水分の補給もお忘れなく。






「先生すごい! ほんと奇跡みたいね。」



そんな風にほめてくださるお客様がいらっしゃいます。



何十年も痛みや動きづらさに悩まされて、



どこに行っても何をやっても



変化がなかった方などはなおさらかもしれません。



痛みが少し減ったり、動きが少しよくなっただけでも



そう変化が感じられることがとてもうれしいのでしょう。



それが「奇跡」という表現になって出てくるのかもしれません。






まあ、ほめていただいているのですから、



ホントはありがたくそのお言葉を頂戴しておけば



いいのかもしれません。



この仕事はたぶん何年やっても、



たとえ多くの資格や免状などを有していたとしても



結果(痛みや動きづらさなどが変化する)が出なければ



「あーあそこねー。全然だめだよ。



 上手いこと言ってるけどたいしたことないよ。」



どこで何を言われてもそれを甘んじて受け入れなければならない



と思ってます。



(だってうちに来るお客様のほとんどが他の整形外科、



整骨院さんなどのことをかなりボロクソに言いますから・・・・・)






でもね。僕かなり変わり者なんですね。(笑)



たまにこんなこと言います。




『○○さん、ほめてくれてありがとうね。



でもね、あのお釈迦様は「神通(奇跡)は必要ない



と説いてるみたいなんだよ。』



「・・・・・・」



たいてお客様はちょっとポカンとしてます。



『神通って、奇跡みたいなことね。



 まあ、今日痛みが和らいで


 

 ○○さんはそれを奇跡みたいって感じたんだよね。



 それは、ずーっとずっーと痛くて



 どこ行っても何しても変わらなくて辛かったから



 それが和らいで感じられて本当にうれしくて感じたんだよね。



 自分でもこれまで誰もできなかったのに、



 僕にはそれができたから、それで「すごい!奇跡みたい」って



 思ってくれたのね。



 でもさ、今日やり方を○○さんにもお伝えしたら



 もっとよくなるような感じがしたよね。



 それが操体法でいう「自力自療」なんだけど。



 「自分の身体は自分で治せる」ようにできているのが



 少しは感じられたでしょ?』



「はい、今日教えられたことをうちでもやってみようと



 思いました。」






『おーすごいね。



 自分でやってみようと思えただけでもたいしたもんだね。



 でも、今日○○さんにお伝えしたことを



 僕にしかできないことだったらどうする?』





「当然、先生しかできないんだし、



 私はそれを「奇跡だ、すごい!」と思ってるし



 また来ちゃいますね。」





『そうそう。僕にとってはありがたいんだよね。



 来てくれて、○○さんは「奇跡だ、すごい!」ってほめてくれて



 お金もいただけちゃう(笑)



 さらに、もうちょっとなんか気がつかない?』




「うーん。そうですね。



 先生のところに来れば魔法のような奇跡があるし



「また壊したら(痛くなったら)先生のとこにくればいいかー」



 みたいになって、



 自分の身体を大切に使おうとは思わなくなるかなー」




『おー、○○さんはほんとにすごいね。



 そう。○○さんは身体を壊す人。



 そして僕は○○さんを治せる奇跡の人。



 みたいな役割というか依存関係がいつの間にか



 出来上がってきているように感じない?』




「そうですね。



 結局自分(自分の身体と心)を信じるよりも



 先生の奇跡を頼るようになってしまうかもしれないですね。」







こんな問答をしていくうちに段々



お客様は今までどうして痛みや動きづらさから



抜け出せなかったのか気がつき始めます。



誰かが治してくれるだろうという依頼心、依存心に



陥っていた自分。



誰も自分を治してくれないと他人を責めてばかりいた自分。



もう治らないと自分の身体を見捨てていた自分。



身体を痛めつけてたのは自分。



身体を大切にしていなかったのは自分。



そんなことに気がつけず、



「奇跡」がどこかにないのかとさまよい続けて



たまたまそんな奇跡みたいなこと(奇跡じゃないですよ。)を



感じた時が一番大切です。







「あーやっぱり信じて来てみてやってよかったー、



 答えはここにあったー。」にして、



僕を答えをくれる人みたいに、



また自分の外に答えを求める自分に戻ってはいけません。



せっかく、最後にダメ元と思って「自分を信じて」



うちに来てくださって、



そうして変化がでたのですから。



これから先は、



自分を信じて自分で答えを出していく道を進んでいただきたいと



いつも僕は思っています。



だからほめていただくお客様には申し訳ないんですけど、



ほんとはほめていただくのってうれしいいんですよ。



でもね。お釈迦様を引き合いに出させていただいて、



「奇跡はいらない」って説明させていただくようにしています。



「先生ばかね。黙ってればずっと来てくれるのにー」



と常連さんに叱られることも多々ありますが。






それでも、ありがたいことに、



定期的にセルフメンテナンスを覚えようと通ってくださる常連さん



が増えてきましたし。



中には、5年ぶりくらいに



「先生また痛くなっちゃったー。助けてー。」なんて、



こんなあまのじゃくな整体師を頼ってくださるお客様も来てくださ



ってほんとうれしいです。



いつもお読みいただいてありがとうございます。








ホントは自分が原因を知っているはず。


猫腰痛


おはようございます。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



最近は梅雨といってももう一度降り出すと豪雨ですね。



以前は災害になりやすい場所ってある程度決まっていたような



覚えがありますが、



今はどこがそうなってもおかしくないのかもしれません。



お亡くなりになった方のご冥福を祈り、



被害に遭われた方が早くもとの生活に戻れますよう願っています。






「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」



なんて、初診の方には難しかったりもしますが、



リピーターの方にはちょっと遊びで、



ちょっと辛いことも感じていただきます。



家族は、できるだけ早く終わらせたいですから



その方が耐えられるよりほんの少し強い痛みを



正確に一瞬入れて、やめて、入れてを繰り返すといいんです。



でも強い痛みを入れすぎると身体は硬直して筋肉は固くなるので



塩梅に注意が必要です。






「痛みを適切に感じるとよくなる」ということは



指をナイフなどで切った時に、傷口が閉じてかさぶたができて



でも完全に癒合するまでは、痛みを感じて動けないですね。



痛みがなくなる頃にはかさぶたがとれて動けるようになることは、



ほとんどの方が小さい頃に経験されていますね。



だから正常な治癒には痛みが伴うということなんです。



こういった切り傷や擦り傷の外傷と慢性的な痛みや動きづらさの



治癒過程を単純に同じものとして比較はできませんが



多くの方が痛みを忌み嫌いますが、僕にとっては



「ちゃんと(適切な)痛みを感じさせてあげる」ことが



大切なお仕事だったりもします。



(それで嫌われたりすることもありますが)






ただ、僕のところにお見えになるお客様の大半が



まあ、手を切ったりとか、擦りむいたりとかじゃないお客様なので



(当たり前ですが)



それでもほとんどがみなさん初めは、



肩、首、腰、おしり、膝が痛いというのですが



実は「(本当の原因の)痛みがどこにあるのかが



わからなくなっている」



という方だったりもするんですね。



なので、最初はその方のお体をぱっと全体見させていただいてから



いろいろなことを聞かせていただくことが多いのです。



人によっては、



「もう先生、とにかくこの腰の痛いの取ってくれればいいんだよ」



みたいに言われる方もいらっしゃいますが、



そこは、我慢なんですね。



それでもお客様が訴えられる腰は少し横においておいて



腰なんだけど、足の甲とか足のかかととか、膝とか



一見全然ないところから触れさせてもらうことが多いです。



もちろん、腰もみないと疑われちゃう方もいるので



最初に「どこに痛みがあるのか?」



「どうすると痛いのか?」はよく確認させていただきます。






それでね。



最初の通りですね。



その腰でないところから始めると



「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」って



80%くらいの方がそう反応されます。



人によっては、「先生、つねってるかなにかしてる?」



なんていぶかしげに僕の手元をみたりします。



僕としては、ちょっと軽く皮膚に爪を立てる感じです。



疑われると困るので場合によっては、



反対側の同じ位置を同じような力加減で触れて確認します。



「右はこうだけど。左は同じようにやってこうなんだよね。」



「なぜか痛いよね。」



あんまり痛いとストレスになるので、



ちょっとお休みして深呼吸してもらいます。






そして



「○○さん腰の方はどう?」



「・・・・・」



「あれ? さっきよりなんか痛くないような・・・・」



「じゃ、もう一度ね。」



でもう一度同じように刺激します。



「先生、痛い!痛い!痛い! でもさっきより痛くないかな?」



それで確認です。



「腰どう、もしよかったら立って動いてみて?」



「あれ? 痛み半分くらいになってるかな? 不思議?」






こんな方がだいたいお客様の70%くらいですかね。



症状の重い方、軽い方いろいろなので一概にはいえないですが、



お客様が訴えられる痛みや動きづらさの箇所と



その原因箇所が一致しない方が多かったりもします。



もちろん長年の疲労や事故などで痛めてる方もいらっしゃいます。



そうした方は痛みを訴えているところをみていくことで



それ以外の他の箇所の痛みも消えていくことが多いです。



そんなことをちょっと遊びのようにやってるとお客様が



「あ。そういえば、だいぶ前駐車場で車にひかれて


 

 足の上にタイヤが乗ったんだよね。」とか



「こないだ引き出しにこの指をはさんじゃったんだよね。」とか



「数年前自転車で転んで強く肩打ったんだよね。」とか



いろいろ思い出される方が出てきます。






ほとんどの方がその時たいしたことがないと思って



「まあ、このくらいだから大丈夫だろう。痛みもひいたし。」



手当や病院に行って治療してないんですね。



でも治ってないんですね。



それで、動くと痛みを感じます



人間は痛みを感じたくないので、



痛みを感じないで済むような動きを覚えます。



(代償動作:かばうような動き)



そうすると、その癖のある動きによって



もともとの原因の部分は動かないで済むようになるので



筋肉に疲労物質や発痛物質が残ったまま固くなっていきます。



(廃用委縮:使われない箇所は退化弱化していく)



逆に代償動作で、原因の部分を「かばうように」使われる部分は



ある一定の期間経つと本来の役割を超えて



筋肉や関節が使われすぎることで疲労して



最終的な痛みとなって現れるのです。



それが、僕の所にお客様がお見えになって



訴える痛みや動きづらさの箇所になるわけですね。






まあ、腰が痛いと言われれば、



少し腰をもんで差し上げるとですね。



血液が送りこまれて酸素が供給されて痛みの物質が流れます。



すると誰でもまあ少しは痛みが和らぐんですね。



「起きると痛いけど、動き出すと大丈夫」



なんて方はそういう状態ですね。



運動である程度体液血液の循環が促されるので



一時はよくなったように感じます。



うちにお見えになる方でも、



長年体操、ジョギング、ウォーキング、ヨガなどをされてきて



「動けばよくなるんだけどねー」なんて方は



たいていこういう状態です。



「原因箇所がなおってない。よくなってない。」わけです。



だから僕のお仕事は、



今のお一人お一人お客様のお痛みや動きづらさを原因を



お話を聞いたり、動いていただいたり、



お身体を見させていただくことで見つけて、



ホントの原因に自分で気がついていただくことの



お手伝いをさせていただいてるのだと思います。



でも、だいたい自分が原因を知っているんですね。



だって自分で壊したところなんだから。



(まあ、事故とか先天的な問題は



 すべてが自分のせいじゃないこともありますが)



それで自分でお手入れされるようになると



まあ、2、3回で元気になってくれる方がほとんどです。



さらに「あー自分が悪かったんだねー」



そんなところに思い至れると



どんな方でも今に目覚めて未来を切り開かれていくものです。



そうして僕もお客様に元気をいただいているのです。



今日もお客様からどんなお話を聞かせていただけるのでしょうか。



いつもお読みいただいてありがとうございます。









「これで大丈夫だなー」と感じる時


猫腰痛


おはようございます。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



梅雨本番です。



関東地方も昨日辺りから



強くなったり、弱くなったり雨が降り続いています。



知らないうちに使い始めたエアコンで冷えてたり



朝の冷え込みで急な痛みが出て



昨日は久しぶりでこんな駅から遠い整体院にも



飛込みのお客様がありました。痛いのは辛いですもんね。



そんな時は、整体受けて、お水飲んで、お風呂入って汗を流して



夏仕様の身体になりましょう。




先日、常連さんの10代の娘さんがお見えになりました。



お母さんも一応同伴してくれてます。



高校を卒業して、新しい学校へ通学。



知らない土地、新しい人間関係、勉強。



そして新しいバイト。



三か月経って、そろそろいろいろ疲れてきて



「そろそろ休んだほうがいいよ。」と



身体が痛みを出して訴えてました。




お母さんもちょっと心配していたようで



朝から電話をいただいて、



学校が終わってからお見えになるということを



知らせてくれました。



コロナの影響で学校の授業もいろいろ大変みたいです。



実習系の学校なので、授業が延びたので、



30分遅れでお見えになりました。



服装、ヘアスタイル、お化粧も変わって



すっかり大人っぽくなっています。



僕のところにお母さんについてきたときは10歳だったので



ほぼ10年近く経ってるのですからそりゃ当たり前で、子供の成長は



早いものと言いますが、それでも本当に驚かされます。



僕だけ年取ってないつもりでいるからか、まるで浦島太郎とはこの



ことなのかなと感じました。



すみません。話がそれました。



ベッドに横になってしまうとすぐ寝てしまうのが予想されたので



まずは座ったままで動きをつけていただきます。



学校のこと、バイトのこと、少しづつお話聞いていきます。



慣れない通勤、新しいアルバイト先のこと。



整体師のおじさんに付き合ってお相手してくれて



ちゃんと話してくれました。



若い子は若い子なりに新しい環境への変化と



昨年からのこの状況に適応しようとして



身体も心も一杯一杯ですね。



大人だって大変なのですから、子供はなおさらのことです。



若いから大丈夫ってことはないですね。



身体つきは大きくなって大人と同じようで、もう一人前と勘違いさ



れますが、ココロはまだまだ柔らかくて傷つきやすいのです。




話を一通りしてくださって身体も動き、




心も落ち着いてきたように見えたので




横になって仰向けで寝ていただきました。




膝を立てて膝倒しの動きを見てるうちに




どうも返事がはっきり聞こえなくなってきたように見えました。




変わりに「ぐぅーぐぅー」お腹の音が鳴るのが聞こえてきました。




「ごはん食べてないの?」




授業が終わってすぐにきてくれたので、



どうやらごはんを食べる時間がなかったようです。




いつも最後に顎と頭に触れさせていただきます。



ストレスが強いと頭は固くなります。また、噛み癖から



口、喉まわりの筋肉も硬直して全身に影響を及ぼします。



虫歯、かみ合わせが悪いと整体を受けてもすぐに身体に歪みがでて



きてしまうので、歯医者さんへも行ってもらうようにお願いするこ



とが多いです。



最初少し痛かったようですが



「ぐぅーぐぅー」音が聞こえてきました。



こんどは、いびきです。



頭を触れていると瞬間的に「落ちる」方が多いです。



「すーっ」と一瞬寝てしまう感じです。



赤の他人が触れていても寝られるのは、相当リラックスして心を



許していないと難しいものです。(僕自身が無理ですから)



お腹が鳴ったのもそうですが



緊張が解けてリラックスモードに入ったサインです。



これで僕の仕事は終わったといってもいいです。




少しそのまま横になって寝ていただいて




お声がけをします。




「じゃこれで終わりだからね。」




すると




「あーお腹すいたー。オムライスとハンバーグが食べたーい!」




とあくびをしながらその娘さんが起き上がりました。




お母さんと歩いて帰る後姿を見送りながら




「寝られて、お腹が空いて、何かが食べたいと思えたら




それでもう僕の役目はないなー。




これでもう大丈夫だなー。」




そんなことを感じてました。




ちゃんと寝られて、食べられる。



それができてたらほとんど整体の出番はないですね。



それでも寝られない。食べられない。そんな方も多いものです。



また逆に、寝てばかり、食べてばかり、



そんなことにお悩みの方も多いです。



お腹が鳴るのは



リラックスして副交感神経が優位になった証拠です。



寝ていて起きて、動きだす前にあくびをして酸素を取り込もうとし




ているのは交感神経が優位になった証拠です。



人間は本来はオンとオフの神経スイッチが自然に



切り替わるようにできているのですが、



ストレス過多で生活リズムが崩れると



このオンオフのスイッチの切り替わりがうまくいかなくなり



緊張しすぎたままだったり、逆にリラックスしすぎたままになって



しまってお腹が空いたり、眠気から自然な睡眠に入れる快適な生活



を営めなくなってきてしまいます。



自律神経のバランスを崩しがちな春から初夏



整体を受けることで崩れた自律神経オンオフのスイッチを整えるこ



とができます。痛み動きづらさだけでなく、なんとなくつらい不定



愁訴が続いている方は当院の整体を是非一度お試しください。



いつもお読みいただいてありがとうございます。