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ホントは自分が原因を知っているはず。

ホントは自分が原因を知っているはず。


猫腰痛


おはようございます。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



最近は梅雨といってももう一度降り出すと豪雨ですね。



以前は災害になりやすい場所ってある程度決まっていたような



覚えがありますが、



今はどこがそうなってもおかしくないのかもしれません。



お亡くなりになった方のご冥福を祈り、



被害に遭われた方が早くもとの生活に戻れますよう願っています。






「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」



なんて、初診の方には難しかったりもしますが、



リピーターの方にはちょっと遊びで、



ちょっと辛いことも感じていただきます。



家族は、できるだけ早く終わらせたいですから



その方が耐えられるよりほんの少し強い痛みを



正確に一瞬入れて、やめて、入れてを繰り返すといいんです。



でも強い痛みを入れすぎると身体は硬直して筋肉は固くなるので



塩梅に注意が必要です。






「痛みを適切に感じるとよくなる」ということは



指をナイフなどで切った時に、傷口が閉じてかさぶたができて



でも完全に癒合するまでは、痛みを感じて動けないですね。



痛みがなくなる頃にはかさぶたがとれて動けるようになることは、



ほとんどの方が小さい頃に経験されていますね。



だから正常な治癒には痛みが伴うということなんです。



こういった切り傷や擦り傷の外傷と慢性的な痛みや動きづらさの



治癒過程を単純に同じものとして比較はできませんが



多くの方が痛みを忌み嫌いますが、僕にとっては



「ちゃんと(適切な)痛みを感じさせてあげる」ことが



大切なお仕事だったりもします。



(それで嫌われたりすることもありますが)






ただ、僕のところにお見えになるお客様の大半が



まあ、手を切ったりとか、擦りむいたりとかじゃないお客様なので



(当たり前ですが)



それでもほとんどがみなさん初めは、



肩、首、腰、おしり、膝が痛いというのですが



実は「(本当の原因の)痛みがどこにあるのかが



わからなくなっている」



という方だったりもするんですね。



なので、最初はその方のお体をぱっと全体見させていただいてから



いろいろなことを聞かせていただくことが多いのです。



人によっては、



「もう先生、とにかくこの腰の痛いの取ってくれればいいんだよ」



みたいに言われる方もいらっしゃいますが、



そこは、我慢なんですね。



それでもお客様が訴えられる腰は少し横においておいて



腰なんだけど、足の甲とか足のかかととか、膝とか



一見全然ないところから触れさせてもらうことが多いです。



もちろん、腰もみないと疑われちゃう方もいるので



最初に「どこに痛みがあるのか?」



「どうすると痛いのか?」はよく確認させていただきます。






それでね。



最初の通りですね。



その腰でないところから始めると



「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」って



80%くらいの方がそう反応されます。



人によっては、「先生、つねってるかなにかしてる?」



なんていぶかしげに僕の手元をみたりします。



僕としては、ちょっと軽く皮膚に爪を立てる感じです。



疑われると困るので場合によっては、



反対側の同じ位置を同じような力加減で触れて確認します。



「右はこうだけど。左は同じようにやってこうなんだよね。」



「なぜか痛いよね。」



あんまり痛いとストレスになるので、



ちょっとお休みして深呼吸してもらいます。






そして



「○○さん腰の方はどう?」



「・・・・・」



「あれ? さっきよりなんか痛くないような・・・・」



「じゃ、もう一度ね。」



でもう一度同じように刺激します。



「先生、痛い!痛い!痛い! でもさっきより痛くないかな?」



それで確認です。



「腰どう、もしよかったら立って動いてみて?」



「あれ? 痛み半分くらいになってるかな? 不思議?」






こんな方がだいたいお客様の70%くらいですかね。



症状の重い方、軽い方いろいろなので一概にはいえないですが、



お客様が訴えられる痛みや動きづらさの箇所と



その原因箇所が一致しない方が多かったりもします。



もちろん長年の疲労や事故などで痛めてる方もいらっしゃいます。



そうした方は痛みを訴えているところをみていくことで



それ以外の他の箇所の痛みも消えていくことが多いです。



そんなことをちょっと遊びのようにやってるとお客様が



「あ。そういえば、だいぶ前駐車場で車にひかれて


 

 足の上にタイヤが乗ったんだよね。」とか



「こないだ引き出しにこの指をはさんじゃったんだよね。」とか



「数年前自転車で転んで強く肩打ったんだよね。」とか



いろいろ思い出される方が出てきます。






ほとんどの方がその時たいしたことがないと思って



「まあ、このくらいだから大丈夫だろう。痛みもひいたし。」



手当や病院に行って治療してないんですね。



でも治ってないんですね。



それで、動くと痛みを感じます



人間は痛みを感じたくないので、



痛みを感じないで済むような動きを覚えます。



(代償動作:かばうような動き)



そうすると、その癖のある動きによって



もともとの原因の部分は動かないで済むようになるので



筋肉に疲労物質や発痛物質が残ったまま固くなっていきます。



(廃用委縮:使われない箇所は退化弱化していく)



逆に代償動作で、原因の部分を「かばうように」使われる部分は



ある一定の期間経つと本来の役割を超えて



筋肉や関節が使われすぎることで疲労して



最終的な痛みとなって現れるのです。



それが、僕の所にお客様がお見えになって



訴える痛みや動きづらさの箇所になるわけですね。






まあ、腰が痛いと言われれば、



少し腰をもんで差し上げるとですね。



血液が送りこまれて酸素が供給されて痛みの物質が流れます。



すると誰でもまあ少しは痛みが和らぐんですね。



「起きると痛いけど、動き出すと大丈夫」



なんて方はそういう状態ですね。



運動である程度体液血液の循環が促されるので



一時はよくなったように感じます。



うちにお見えになる方でも、



長年体操、ジョギング、ウォーキング、ヨガなどをされてきて



「動けばよくなるんだけどねー」なんて方は



たいていこういう状態です。



「原因箇所がなおってない。よくなってない。」わけです。



だから僕のお仕事は、



今のお一人お一人お客様のお痛みや動きづらさを原因を



お話を聞いたり、動いていただいたり、



お身体を見させていただくことで見つけて、



ホントの原因に自分で気がついていただくことの



お手伝いをさせていただいてるのだと思います。



でも、だいたい自分が原因を知っているんですね。



だって自分で壊したところなんだから。



(まあ、事故とか先天的な問題は



 すべてが自分のせいじゃないこともありますが)



それで自分でお手入れされるようになると



まあ、2、3回で元気になってくれる方がほとんどです。



さらに「あー自分が悪かったんだねー」



そんなところに思い至れると



どんな方でも今に目覚めて未来を切り開かれていくものです。



そうして僕もお客様に元気をいただいているのです。



今日もお客様からどんなお話を聞かせていただけるのでしょうか。



いつもお読みいただいてありがとうございます。