• 記事検索

  • 更新メール通知
  • このブログの更新通知をメールで受け取ることができます。
  • New Photo
  • 220822_sunflowersakura petal
RSS

痛い、辛いをとりあえずそっとしておくのは


痛い、辛いをとりあえずそっとしておくのは


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷の




和久屋おひさま整体院です。




母の市民農園の夏野菜の収穫が




始まりました。




といっても、トマト、キュウリ、




ししとうの小さいのくらいです。




梅雨前の寒さと梅雨の短さで




なす、ピーマン他の生育が進みません。




水が少なかったのでキュウリも曲がり、




お友達からいただいた枝豆も




高温障害で割れが入っているかもと




言われました。




トマトだけが乾燥に強いからか




意外とみずみずしくて




おいしくいただけました。




ここ一週間梅雨が戻ったようで




植物たちは一心地ついた思いますが、




人間もちょっと暑さに一休み




夏の身体に変わる時間ができて




痛み、煩わしい感覚なども




少しおさまってくるかもしれません。







先月、先々月、久しぶりに




身体開発のセミナーを受けてきました。




学ぶということが




久しぶりでうれしくて、




効果もでていたので




ついつい調子に乗って




自分を追い込みすぎてしまいました。




なぜかそれまで悪かった左腕から




右腕に問題がでてきて




右腕を上げる時に




痛みはないのですが




動きに違和感と





筋力が発揮できなくなりました。





痛みと動き辛さはままあることなので




『ああ、このくらいか』と経験から




回復までの予測が立ちます。





ただ、筋力が思うように発揮できなく





なったのは、大学の野球部時代で





お腹が空きすぎて動けなくなった以外





経験がなかったので(笑)





ちょっと戸惑ってしまいました。







例えば、




急須を持ち上げて




茶碗にお茶を注ごうとする時に




左腕はなんの問題もなくできるのが




右腕は途中でお茶を注ごうと




脇を空けて肘を上げる動作が




ぎこちなくなり、




急須の重さに耐えられなくなると




自動的に急須を持った腕が




下がってきてしまいます。






その他にも




物干しに下げた洗濯ハンガーに




洗濯物を干して




ハンガーをちょっと上に持ち上げて




物干し竿から外す動きに




右腕は力が入らなくなって




全く持ち上げることができず




左腕で支えて




ようやくあげられる状態でした。




僕自身は左利きなので




それほど不便は感じないので、





いつもの通り





『まあ、ちょっと様子をみてみよう、





そのうち変わるかもしれないし。』




そんな調子でしたが、




利き腕がこういう状態になったら




お客様がお医者様を何軒も通ってでも




原因を追究して直してもらいたいと




不安な気持ちになるのが




よくわかりました。







力が入らないことはちょっと




忘れておいて、




あとは痛みです。




痛みもそれほど強いわけではなったので




気になるところは




いつもの通り氷を水にさらして




ポリ袋に入れて




適当に気持ちがよい時間




当てていました。




残りは動きづらさです。




動きの中で特にしづらかったのは




ブラシを持って髪をかき上げる動作と




それほど不便は感じないので、




拭き掃除するとき




自分の目の前と真横の壁を




自分の腕を持ち上げるように




動かす動作でした。







特に自分の目の前を




腕を上げていく動作が




どうもうまくありません。




自分の腕の重さが




重くて上がっていかないのです。





一か月くらい




あんまり様子が変わらないので




少し焦りもあり、




一度冷静になって自分の動きを




振り返ってみました。






特に掃除の時を振り返ると




右腕が動きづらいのに




普段より、自分が右腕ばかりを




使って、動きづらい動きを




確認して、なんとかしようと




していることに気がつきました。




よくお客様でもあることですが、




動き辛い方の動きをなんとかしようと




痛みや動き辛さを耐えて我慢して




無理に動かそうとしてしまうことが




よくあるのです。






そんな時操体では、




「とりあえず、痛いつらい方は




そっとしておいて、




動きやすい逆の方の動きを




つけてみて」




なんてアドバイスします。




僕も、お客様にはそうしているのに




やっぱり自分のこととなると




自分が見えなくなりがちです。




次の日から、動き辛い右腕より




動きやすい左腕を




同じくらいか若干多めに使って




掃除をし始めました。




始めて半月くらいが過ぎましたが、




動き辛さもすこしづつ




改善の兆しが見えてきました。




筋肉の力が急に入らなくなることは




WEBなどで調べてみると




痛みや違和感が少なくて




運動神経だけを傷つけてしまうような




キーガンキーガン型頚椎症があったり




その他にも長胸神経麻痺や




鍵盤断裂などを知ることができました。




自分の身体を壊すことで




いろいろなことを改めて




知ることができてありがたいです。




(みなさんは医療機関を受診してくださいね。)





痛い辛い、動き辛いを




とりあえずそっとしておいて




動きやすい、痛くない方に




目を向けるそして動かすことで




動かない方の動作が改善していく




メカニズムについては




操体の本質なのですが、




僕自身あんまりまだ深堀して




いないところです。




ただ、動きづらい方に焦点を向けると




どうしても動かす都度に




「動かない、上がらない、辛い




よくならない、変わらない」




そんなくり返し繰り返し




コトバに出さなくても頭に




自分で言い聞かせていることに




気がつきます。




まるで自分が動かなくなるように




暗示をかけているかのようです。




そして動く側の動きを正しく




つけていると




動く方の筋肉を使ってから




動かない方の筋肉を使うと




動きが少しづつスムーズに




なっていくような感覚があります。




これは、動く方の動きが動かない方の




神経の疎通を再構築してくれているのか




右左の感覚が脳で混同されて




動きにくい運動神経が賦活化されている




のかと自分では推測を立てています。




それにしても




事故でもなく、




無理なトレーニングでもなく、




ちょっと今までとは違う




身体の動きをつけることだけでも




こんなことが起きてしまうのですから




本当に人間の身体とは




摩訶不思議奇跡のたまものなのだなと




実感しています。




このおかげでだいぶお客様の




不安や恐怖の気持ちも腑に落ちましたし、




自分も50歳過ぎて無理なことは




いけないなと反省したこの二か月でした。




いつもお読みいただいて





ありがとうございます。