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にんじんジュースから分かってきたこと。(コロナ対策 自己免疫力を高める)



こんにちは。

埼玉県草加市稲荷の

和久屋おひさま整体院です。

久しぶりに雨です。

湿度と気温が高まりウィルスが抑えられてくるといいです。

昨日は農協まで買い出しに出かけました。

外は今の事態がよそ事のように花にあふれていました。

散歩などは自粛じゃないんですけどね。

近くの用水の遊歩道は人影もまばらでした。

日本人はまじめです。





約11年前のことです

父が自分の身体に異常に気がついて、

近くの病院で大きな病院で検査することになりました。

検査の結果は食道にあまりよろしくない腫瘍があるとのこと

要はガンだということで手術が最も有効な治療法でしょうとの

お医者さまからの意見をいただきました。




ガン治療については、いろいろな考えもあるので、

もし今家族として、手術という選択をするかというとどうかわからないのですが、

その時は、父母、姉と僕で手術をお願いすることになりました。




手術までの間、またその後の生活を考えたときに

自分たちで何かすることはできないのだろうか?

不思議なことに、姉と僕はたまたま書店で同じ先生の本を手にとっていました。

それは、こちらの本です。

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読み進めてみるとその先生が実践されているのは、どうやら元はゲルソン療法という

マックス・ゲルソンというアメリカのお医者さんがつくりあげた療法で、

通常のがん治療は異なる代替療法で食事療法がその基本となっていることでした。




すべてを完全に実行することは難しいとしても食事療法をできるところから取り入れて

父の食事の工夫をしていくことを母にお願いしました。

・玄米食

・りんごとにんじんとレモンのジュース(できるだけ無農薬のもの)

・塩の摂取制限(今は、考えがちょっと変わり、ちゃんと塩は取っています。)

・油を変える(亜麻仁油を生でとるようにしました。)




僕は、当時サラリーマンで一人暮らしをしていました。

前に書いた青パパイヤ酵素や漢方療法を取り入れて、

季節の変わり目の喘息の発作がほとんどなくなり、

アレルギー性鼻炎による慢性的な鼻づまりもだいぶんよくなっていました。



ただ仕事のストレスも大きくなってきたことから、暴飲暴食などで65キロくらいだった

体重が80キロあとちょっとのところまできていました。

用があって実家に戻るたびに父から「お前の身体は大丈夫か?」といつも

心配されていたことを思い出します。

父のガンが見つかった後、なぜか急に整体の学校に申し込みをして

手術後の親父を実家に戻ってケアしようと決めました。

人参とリンゴとレモンのジュースを最初は、普通のジューサーで作っていました。

普通のジューサーだと、果実をスクリューの様な刃で切断するだけなので、

繊維と果汁が分けられずに、どろっとしてたくさん飲むことができません。

姉と母が本にのっていたスロージューサーというジューサーを買ってきてジュースを作

り始めました。今はいろいろなメーカーもあるのですが当時はまだ数えるほどしかなか

ったようです。





石臼のような部品ですりつぶして、繊維と果汁に分けて絞るのでジュースが格段に飲み

やすくなります。このすりつぶすということがとても大事だということが後でわかって

きました。その後はリンゴやニンジンだけでなく、青菜や柑橘系の果実なども取り入れ

て作っていました。

今は多くの意識高い系女性などが生活に取り入れていらっしゃって、

コールドプレスジュースと言うらしいです。




父と母と同居して、自分の食生活も変わり、このジュースを飲むようになって一か月く

らいして自分がいつもと同じように食べているのに、体重が減っていることに気が付き

ました。というより、一か月二か月とスーツのズボンがブカブカになってきて変化を実

感して驚きました。(効果の出方については個人差があると思います。)

最終的にその後1年半くらいの間に約14キロ体重を落とすことに成功しました。

成功したというより、ひと月でだいたい1~2キロくらい体重が

自然減していったというだけです。






先ほど、すりつぶすということが大事だと書きましたが、

もともと日本人は食生活の中でそのことをよく理解していたと思います。

大根おろし、モミジおろし、しょうがおろし。

風邪の時などはリンゴをすりおろして食べさしてもらったことはありませんか?

大事なことはすりおろすことで、細胞膜がやぶれて必要な酵素が効果的に体に取り入れ

られる酵素が活性化してよく働くようになるからです。




実は、同じことを人間は食べるときに口でやってるんですね。

口の耳下腺、舌下腺、顎下腺というところから酵素が出ます。

中学校か高校生の生物かなんかで習いますね。

唾液アミラーゼという酵素です。

これは、炭水化物を消化する酵素と言われてます。

そして、あと口ですることといえば。

そう、咀嚼(そしゃく)ですね。

咀嚼する時に、食べ物をかんで、すりつぶして、

そして食べ物と酵素をよく混ぜて

身体に吸収しやすい状態を作っているわけです。

だから当然食べ物自体にも酵素がたくさん含まれている方が

身体の消化、吸収によいということがわかりますね。

小さいころ親御さんから食事の時に「よく噛んで食べなさい!」と

一度は言われた覚えが誰でもあるのではないでしょうか?

先人達は、よく生きられるための知恵をシンプルなコトバにして

伝えているのですが忙しい現代人達はそれを忘れてしまっているのです。






操体法でも、息食動想・環境のバランスをとることが大切だと教えられています。

食は、息の次の二番目に置かれてます。

食を取り入れる口の中には歯があります。

人間の歯は28本(親知らずを含めると32本)

歯の形状からその役割が違うということが操体法では教えられています。

門歯(前歯)  8本:野菜、果物などを噛むための歯

犬歯(糸切り歯)4本:肉、魚を噛み切るための歯

臼歯(奥歯) 16本:主に穀物などを噛むための歯

比率でいうと2:1:4 です。

ということは単純に言えば、肉:野菜:穀物=1:2:4

肉を食べた量の2倍、野菜を取って、そのまた倍の穀物(主食)を食べるといい。

今は糖質制限ダイエットなどいろいろな考えがありますが、

僕は、主食(玄米)を主に、おかずは少なめというのが自然な食事の在り方と思って

日々の生活に取り入れています。もちろん、食べすぎにも注意します。

腹八分医者知らずというコトバもまた皆さんもよく知るところでしょう。



父が2012年の4月に亡くなって以降、食事療法への反動か、

僕も母も毎日ジュースを飲むことはなくなりました。

今は、生活全般にジュースでなくても必要な栄養素が身体にちゃんと取り入れられて、

身体の代謝(細胞の再生)がうまくいくようになったからだと思っています。

今は体重も60キロ半ばで増減して、急に増えたり減ることはありません。

たまによいリンゴやニンジンが手に入って母が気が向いたときに作ってくれます。





ただ今は、いろんな理屈も知るようになったので、

ニンジンジュースを飲む時にもよく噛むようにしていただくようになっています。


理屈だけじゃなくて、やっぱり実際に何かやってみて自分で体感していくことが大切で

すね。また酵素を取り入れることがどうして大切なのかを書こうと思います。

今日はここまでそれではまた。