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体操(運動)をしたらいいと言われるけど(コロナ対策 自己免疫力を高める)



こんばんは。

埼玉県草加市稲荷の

和久屋おひさま整体院です。


外出がままならない状態なので

(べつにうちの周りの散歩とかはいいはずなんですけどね。)

お家で運動されている方も多いと思います。





僕のお伝えしている操体法(そうたいほう)にも

息食動想・環境という基本の教えの中では動(どう)は三番目に置かれていて

基本の動きみたいなものもあるのですが、

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僕のお師匠さまは変わっている方なのでその動きをすると

「ぼくねーあの動きすると翌日なんか調子悪いんだよねー」

なんて言ってしまう方なので、

僕も体操みたいな決まりきった動き型にはめるような動きはお伝えしてません。

(体操を否定しているわけではありません。

 それが気持ちいい方は続けてくださいね。)



『じゃあ、なにをしたらいいの?どうしたらいいの?』って

やっぱり聞かれてしまいますよね。

はいどうしたらいいでしょうね。

そこで僕がお伝えしていることはとても簡単です。

いま運動している人、体操やっている方も

やっていることはそのままでいいです。

体操などが苦手な人、運動なんて嫌いという方も

別に体操も運動もしなくていいです。




じゃ僕がお伝えしてることお教えしますね。




「今、自分がやっている動作、動きをゆっくり

やってください。」



はい。それだけです。

拍子抜けしましたか?

別に馬鹿にしているわけじゃないですよ。


施術の中で、操体法では必ず前もって

お客様の身体の動きを確認することがあります。

僕らはこれを動診(どうしん)と言います。

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例えば、肩とか首が痛いという方に

「じゃあ、腕を上げられるまで挙げてみてもらえますか?」

ってお願いするとですね。


たいていの方は

『ここまでは、あがるんだけど、こうするとここが痛いんだよね。』

『右腕はここまであがるんだけど。左腕はほらこんななんだよ。』

って見せてくれたりもします。

たいてい痛みや動きが悪くて困っているわけですから、

みなさん自分の生活の中では確認してるんですよね。

だから得意げに教えてくださる方が多いです。




でもね。たいていの方はその動きを

ぱっと短い時間でやっちゃうんですね。

『ほらほらこんなに困ってるんですよ。』みたいな感じです。

その時にこちらとしては、もう一つ進めてお客様にお願いをします。

「○○さん、今の動きをすみません。もう一度ゆーっくり

 やっていただけますか?」




そうするとたいていのお客様はちょっといぶかしるように

『(だからもうやってみせたじゃない!)ゆっくりもう一度ー
 
  仕方ないなー。ほらこーうして、こうやるとここがねー先生

  痛いんですよ。』なんてやってみてくださいます。


そこで声を再度おかけして

「〇〇さん、さっきと今で痛みと動きが少し変わったとか
 
 なんかもっとはっきりした感じありませんか?」

なんて伺うと。


『そうだね。さっきよりここまでくると

 ちょっと痛みが出てくるようだね。

 動きはここからが動きにくくなるみたい。』

なんて答えてくださる方もでてきます。



そうして最後にもう一度

「○○さん、ごめんなさい。面倒だけど、もう一度

 いまの動きをさらにゆっくりやってみてくれますか?」


(「面倒だなー」なんて顔をされる方もいらっしゃいますが

この一押しが大切です。

『もう一回ですかー、(仕方ないなー) あれ?。

 なんか痛みが和らいだような。 前よりちょっと動けるような気が・・・?』


こんな言葉が出てきたらほんとしめたもんで、僕のお伝えすることもなくなります。

まあ、こんなうまく行くことは3割くらいですが、

実は、多くの方が動きを速くつける癖ができてしまっていると

痛いところ動きの悪いところがよけい悪くなってしまっている場合があります。



動きを速くしてしまうと使いやすい筋肉(表層筋)ばかりが使われてしまって

骨に近いところの(深層筋)が使われなくなってしまって、表面の筋肉が疲れて(疲労)

痛みや動きにくさを作り出してしまうことがあるんですね。

そこで、動作をゆっくり繰り返してしてもらうことによって、

身体の深いところにある筋肉(コアの筋肉なんて言いますね)を目覚めさせて、

バランスよく協調して動くことを運動神経を賦活(活発化させて)神経から脳と筋肉に

思い出させてあげると結果、感覚神経も賦活していて身体に痛みや動きの変化を知覚で

きるようになるわけです。




まずは簡単なところから

別に運動や体操じゃなくていいですよ。

ベットから起きるとか、洋服を着替えるとか、おじぎをするとか。

そんな簡単な動きをいつもの倍くらいの時間をかけてやってみてください。

それをするだけで、自分の不定愁訴が和らいでくることがあったらもうけもんですね。







もし、ゆっくり動く途中で

『こんなこと意味ない!』とか

『イライラしてやってられるか!』

みたいな心の反応がでてくる場合は、

ちょっとストレスが強すぎてお休みが必要です。

お風呂などで身体をあたためて、寝ることをおすすめします。

(なかなか眠れないという方も多いですね。)

そういう方は運動は後にしましょう。

まず寝てよく休むことです。



キーポイントは

「ゆっくり、動く」それだけです。

太極拳や気功などをみるとやっぱり肝は「ゆっくり動く」ということのはずです。

あとはもう一つ大切なポイントとしては呼吸がありますが、睡眠もですが

それはまた次回。