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何を試されているのか。(自力自療へ帰る)


和久屋おひさま整体院です。

この状況にもかかわらず、私に触れられることを求めてきてくださるお客様がいらっし

ゃることに感謝しています。



お見えになるお客様で希望される方には、母屋の方で、施術前にうがい手洗いをしてい

ただけるように対応しています。完全予約制なので、待ち時間もなくほかのお客様と接

することもありません。施術室も母屋とはドアで仕切られていますし、換気もこまめに

心がけています。施術時は僕とお客様だけです。それでも、これだけ報道で「密閉空

間・密集場所・密接会話」の三密を避けるように促されるとそれだけで、僕のような対

面して触れ合う場所においでになるのにはかなりの心理的な抵抗があるはずです。



そういったリスクを飛び越えて、ここまで僕に会いにきてくださるお客様がいてくださ

る。ほんとにこれまでこの仕事を続けてこれてよかったなと思います。





お客様と接する中で、いろいろ不思議なことを体験して、お客様からも「先生はなんで

私のひずみというか身体の滞りの場所がわかるんですか?」とか「どうして事故にあっ

たとか、怪我をしたことまでわかるんですか?」そんなことも聞かれるのですが、正直

言えば、ほんと僕のお師匠様が僕に教えてくださったとおり『ただなんとなく』としか

言えないのですが、まあちょっと宗教的に取られて勘違いをされることもあるのです

が、『僕は僕だけで、お客様に向き合っていない、何かもっと違う次元の存在からのメ

ッセージに耳を澄まして、安心してその存在に僕自身をゆだねている。』そんな説明を

させていただきます。もっと簡単に言えるとしたら『あなたのお父さん、お母さん、ご

先祖様に想いを寄せている。』そんな感じでしょうか?



なので、別に特別なことじゃないし、本当は誰にでもできることなんだと思いますよ。



今の状況にしても、ウィルスに罹患する人の増加、そして発症した重症者が急増して医

療従事者の疲弊、二次感染などにより基幹医療が機能しなくなり、他の疾病の対応まで

マヒすることを防ぐためにこうした緊急避難的な措置をとっているのであって、長いス

パンでみれば、いずれはインフルエンザウィルスと同じで、刻刻と形を変えていくウィ

ルスに僕もいずれは罹患する可能性は高いわけで、でもその時にどのように自分の身体

が反応する(感染するだけ、発症する、重篤化する。)かは僕自身にもわからないこ

と、本当に神のみぞ知るなのかもしれません。だから誰にでも起こりうることであって

これも特別なことではないのだと思います。



といって「そう、じゃあ、誰にでも起こりうることで仕方ないから、外出してもいいじ

ゃん。」みたいに自暴自棄な行動になるのでもなく、また、「ウィルスにうつるから人

に触れたくない!」みたいに恐怖に駆られて過剰反応するのでもなく、どうこの状況に

冷静に応じていけるかということを穏やかに自分の心の中に各自が見つけていく時間を

与えられているのかとまた感じています。






よくスピリチュアルの世界などでは、これを「答えは外側にない、自分の内側にある」

なんて表現されますが、まさに今その時が来てるのかもしれません。有名なヒーラーで

も、スピリチュアルな発信者でもこうした今の状況(新たなウィルスの発現)を発信で

きていた方はほとんどいませんし、人を生きやすく導くために、前述の教えを伝えられ

ていたならば、今こそ「私の言うことを聞くんじゃなくて、自分の胸の内に聞いてこれ

から先の生き方に答えを出してね。」って伝えてあげるのが、その方々がこれから生き

ていく中で最も大切な生きる指針になるかもしれません。(このような状況でまだ「あ

なたの未来の生き方を提示します。」とか「2020年代をどう生きていっていいかをわか

りやすくお伝えします。」みたいに安易に答えをくれるような表現をして人を集めよう

としているものには注意をした方がいいかもしれません。)



僕がお客様にお伝えしている操体法の教えのなかに「自力自療(じりきじりょう)」と

いうコトバがあります。操体法を体系づけられた橋本敬三先生は「人間は本来は自らな

おるようにつくられている」教えられていました。たまたま昨日お見えになったお客様

も自分で身体のケアをしながら約半年なんともなく生活できていたそうです。僕にとっ

ては、なるべくすぐに僕のところに戻ってきてくれれば経営的にはありがたいですが、

長い間もっていたというのは、自分の伝えていることが効いていることの証明でもあり

その方が自分の身体を大切にしてくれているということでもあります。そうした人間の

生命根本に対する理想的な憧憬というか信頼心(ワタシハユイツムニノスバラシキソン

ザイ)を自分自ら持っているかというとなかなか正直難しいのですが、先人が有してい

たその感覚を今この困難に当たって一人一人が思い出し始められるのかなと僕はちょっ

と期待もしているのです。どれもこれも本当はみな等しく当たり前のことなのを忘れて

しまっているだけなのかもしれません。それに気がつけるかを何者かに試されているの

かもしれません。