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操体の自力自療から和久屋の相力想療へ


操体の自力自療から和久屋の相力想療へ


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷の




和久屋おひさま整体院です。




晴れて暑くなるとの予報だったのに




また曇って少し肌寒い関東地方です。




気温のアップダウンに




ついていけない方




痛みや動き辛さに悩まされている方




たくさんお見えになっています。






操体(そうたい)は




自力自療(じりきじりょう)を




その思想の根幹に据えています。




僕自身は、開業した頃は




自分の施術の勉強もかねて




リラクゼーションやもみほぐしの施術を




受けていたこともありました。





開業して一年足らずで




身体を壊し、




一時自分の首の付け根から




親指の先に痛みとしびれが出て




両腕を満足に挙げられなくなって




今の操体のお師匠様に




出会ってからは




お手合わせ以外に




他の方の施術を受けることは




なくなりました。




お師匠様にも




この状況ですから




一年半くらい




会えていないです。






それでも




自分の身体を自分で整えることを




実践してきたことで




自分の腕は




半年ほどで元のように




挙げられるようになりました。




しびれは左手の親指の先に残り




特に、毎朝ひげをそったり




歯ブラシをするときに




肩から親指の先に




しびれを感じるのは




天候や身体の具合によって




感じたり感じなかったり




あともう少しのところに




きているのかなと




最近感じていました。






先月くらいに




たまたまYOUTUBEで見ていた




整体師の方のセミナーに




参加したいとふと思いました。




この方は施術家向けではなく




一般の方向けに




身体のセミナーを主催されています。




なんとなく操体の考えに




近いと考えて参加させて




もらいました。






結果




ほんとシンプルなことだけで




身体が整うスイッチが




勝手に入ることに




改めて感動させられました。




操体も




ほんとに難しいことは




教えないんですが、




「感覚にしたがって」とか




「気持ちよいほうに」とか




今は、その感覚や





気持ちよさが




わからなくなって戸惑って





しまわれる方が多いんですね。





僕はずっと自分の知識や




考え方といったものを捨てて




感覚に注視し続けてきたので、




一人一人違う感覚の入口を




どこに合わせて差し上げるのか




迷いが出てきたのだと




感じていました。




特にこの二年で




自身の身体の変化が大きく




出てきたこともあって




自分のベンチマーク(指標)が




ずれてきていて




それがお客様にもわかりづらく




僕との距離ができてしまって




いたのだとも思います。






そのセミナーの主催者の方は




「生きるということは動くこと、




動くことは、歪みをつくること




原因はたくさんあるし




だから生きている間は




歪み続けるのだから




日々自分で整えることは




必要なこと」





そんな風に教えてくださいました。







僕もよくお客様に




「毎日すこしづつ、お手入れ」





とお伝えしていますが、




歪み(崩れ)をつくることで




動けるんですから




歪みができることは




生きることそのもので




悪いこと、悪じゃないんですね。




崩れたからといって




整えるのが難しかったら




人類はここまで




生き延びてないですから




整える方法は




本当にシンプルなはずです。




ただみんな忘れているだけです。




だから整える方法を覚え直して




自分で整えられるようになれば




操体の自力自療そのものです。






ただ自分だけで




やっていると




やっぱり独り善がりになるので




「家族や友人に伝えていきましょう。」




とそのセミナーの主催者の方は




伝えていらっしゃいました。




全然、隠そうとか




自分だけのためにするとか




そういう心がないようで




本当のことを伝えている方は




惜しみなく利他の精神に




あふれているなと




感動させられました。





僕も最初に操体に出会って




「人間は自らなおるように設計されている」




という橋本敬三医師の言葉に感動して、




お師匠さまも




「自分の痛みや動き辛さは




自分自身の学びのチャンスだよ」




と教えていただいたので、




とにかく自力自療を実践して





「なんとか自分だけでなおしてみせる」





この七年くらいで





意固地で笑えない





頑固な職人気質の




施術家にいつのまにか




なっていたのかもしれません。




そうしてがんばってきたのに





「もうこのしびれはなくならないかな?」




そんな弱気がココロの中に




見えてきたときに




この方に出会うことができました。




「もう一度素直になろうかな」




そうしてセミナーを受けて




一か月が過ぎましたが、




身体の準備も整っていたからか




歯磨き髭剃り時の




なくならないと思っていた




しびれを感じなくなりました。




ほんとにダメだと思ったときは




意固地、頑固にならずに




素直に人に助けを求めることが




大切だと改めて感じています。





操体は「自力自療」を理想として




いますが、僕の理想は




「相力想療(そうりきそうりょう)」




想い合う人同士が、寄り添い労りあって




力を合わせて身体と心が楽になれると




人はどんどん幸せを感じて




それを伝播していけると思っています。




「自分が笑えなくなったときは




誰かに笑わせてもらったら




いいのかな」




操体を通じてそんなことを




これからもお伝えしていきたいと




思い直せた出会いでした。




いつもお読みいただいて




ありがとうございます。