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よい眠りを得るための工夫(自己免疫力をあげる)


こんにちは。

埼玉県草加市稲荷の

和久屋おひさま整体院です。

朝、晩と空をみます。

都心から約20キロの僕の住む町でもなんとなく空気が澄んで

吸う息の空気が幾分おいしい感じがするのは僕の勘違いでしょうか?

地球、地球に住む人間以外の生命にとっては

「人間が一番邪魔なのかもしれないな。」なんて思ったりもしてしまいます。






さて、今日は以前のブログで書けなかった 「睡眠」について書いてみましょう。

僕のところにお見えになるお客様も眠れなくてお困りの方が多いですね。

正直なところ、すごく疲れてしまって、身体の辛さをどうにかしようと

整体を求めて来るお客様でも施術中横にしていただくと

時間にして1~2分「くーくー」と寝息をたてて、ちょっと眠られることが多いです。

「あーもしかしたら、私寝ていた?」

「ほんと気持ちよくなったし、身体の痛みも減った気がする!」

などと決まっておっしゃられます。




整体を受けるより、

おうちに帰って横になって身体を休ませる(寝られないとしても)方が

身体がよっぽど回復するのかもしれないなと感じるお客様もいらっしゃいます。

そのぐらい睡眠って大事なんですね。

もちろん整体によって骨格の歪みがなくなり自律神経(交感・副交感神

経)のバランスが
取れるので、瞬間的にリラックスして眠りに導かれるわけ

ですが、多くの方が日常生活や仕事のストレスなどでちゃんと眠れてないのだと思いま

す。そして実は、大切なのは寝てる時間の多さではなくて睡眠の質なんだと改めて感じ

させられます。






睡眠のメカニズムなどは専門家の先生などが書いておられるので、

あんまり難しいことは横においておいて

僕はあくまで「よく眠れるためのポイント」を書いてみたいと思います。


1.身体を温める。

 起きているときは活動期なので、身体の外側(筋肉)まで

 血液がまんべんなく行きわたる必要があります。それに対して寝るときは身体を再生
 
 するために血液を身体の中心部(内臓)に還流させるように身体はできています。

 そのため身体の中心の温度(深部体温)が上がります。

 そうして人間は眠りに入りやすい状態をつくるのです。

 一度体温をちょっと上げてあげると人間の恒常性のシステム(身体の状態を一定に保

 つ仕組み)が働いて、深部体温が上がる状態を作り出せるといわれています。

 なので、寝る前にお風呂に入ったり、ストレッチなど軽い運動をしてからだを温めて

 あげるといいです。筋トレ激しい運動などは、自律神経の交感神経を高めて神経が活

 動モードになるのでお勧めしません。






2.リラックスする。


 1.でも書きましたが、神経が活動モード(交感神経優位)になっていると人間は眠

 りに入りにくいです。自律神経、交感神経優位から副交感神経優位に変えてあげると
 
 リラックスしてスムーズに入眠しやすくなります。

 簡単なのは、内臓を動かす。何か食べるが手っ取り早いですが、寝る前に何かを食べ

 るのは内臓への負担がかかり良い習慣とはいえません。ではなにが良いか。

 1.でお風呂に入った後、軽い運動をする時に身体の動きに合わせて、

 息を吸う、吐くに意識を向けてみてください。

 ゆーっくり息を吸って、ゆーっくり吐く。

 呼吸はいろいろなやり方がありますので、調べていただいてご自身で合う方法を選ん

 でください。

 僕がポイントにしているのは、


 「呼吸しているという意識を持つ」いうことです。


 それは、普段忙しくしていると呼吸をすることを忘れがちになっている方が多いから

 です。「呼吸している意識を持つ」という習慣ができると、睡眠前だけではなくその

 他の時にも過度に緊張するストレスから身体を守り、自律神経を整えてリラックスで

 きるので睡眠に入りやすい身体が次第に養われていきます。

 操体法の基本の教え「息食動想・環境」でも、息(そく)=呼吸は一番目に置かれてい

 ます。

長生き=長い息とも言い換えられるくらい大切な呼吸です。






3.寝る環境を整える

 現代社会は、誘惑がたくさんあります。特に目から入る情報はすぐに交感神経を高め

 てしまいます。寝る前にお風呂に入るのであれば、お風呂に入る前に、TV、PC、スマ

 ホの電源を落とす。そしてお風呂から上がって、軽い運動をして呼吸を整えている時

 にそういったデバイスの電源を入れないことです。

 せっかくリラックスモードに入って来ている身体を活動モードにしてしまいます。

 また、耳や鼻から入る情報、音楽やアロマなどの匂いは、一見リラックスモードにし

 て睡眠の助けになってくれる場合もありますが、

 使われる条件や種類によっては逆の効果をもたらす場合があります。

 あまり頼りすぎるとその選択に頭を悩ますことになるので注意しましょう。



 あと一つ環境のところで付け加えるとしたら、

 部屋の照明を少し暗くすることです。

 暗くなることで自然に「ああ、これから寝るんだ」という自律神経のスイッチが入り

 やすくなります。小さなお子様がいらっしゃる場合は、自分でこうした調整はできま

 せん。寝る一時間前くらいから、TVのボリュームを下げたり、照明を暗くしていく習

 慣をつけると自然に眠くなってお布団に入って行ってもらえるようになります。

 調光機能付きの照明、スタンドフロアライト、間接照明などがいいですね。


 僕のお客様の中には、枕元で寝る前に読書をすることが趣味(昔の僕もそうでし  

 た。)の方がいらっしゃいます。その方の場合は至福の時だとおっしゃるので、

 あえて止めるようにはアドバイスしませんが、できるのであれば、寝室、特にベッド

 周りに本、ゲーム、スマホのようなツールを置くことはお勧めしません。

 また、スマホを時計代わりにされている方もいらっしゃるようですが、

 電磁波とスクリーンの光を暗い寝室の中で見ることで神経はすぐに覚醒

 してしまいます。


 今は、電源を切ってもアラームが鳴るスマホもあるようですが、

 なければ目覚まし時計を使うことをお勧めします。

 そういう僕も、以前は本やスマホを枕元に置きっぱなしでした。

 今は、スマホも電源を落としてしまいますし、デスクにあるPC他機器の電源を切り

 コンセントからコードを抜いてしまいます。

 その生活を一週間くらい続けるとあきらかに身体の疲れが少なくなってくるのが

 自分ではわかりました。(各個人で体感は違うと思います。)



 もしどうしても読書やスマホをみたいのであればリビングに一度出てすることです。

 寝室は寝る場所専用にしておくことが大切なのです。

 寝室が作業場になって寝られない場所にならないための工夫です。

 厳しすぎると思われるかもしれませんが、あくまで睡眠の質を高めるポイントです。






4.お水を飲む。

 これは、僕が勝手に言ってることです。

 寝る前と朝起きてまず水を飲む。夜半に起きた時にもコップ一杯の水を飲む。


 「お茶じゃだめですか?」と言われることもあります。


 お茶は、分解しなければならない物質が入っているので内臓に負荷がかかります。

 やはりお勧めは水です。

 湯冷ましと言われる方もいますが、

 しつこいようですが僕は水です。


 寝ている間は、身体は代謝活動(身体の修復と再生)をしています。

 わかりやすい例でいうとみなさんお酒をたくさん飲みますね。

 アルコールは肝臓で分解されるといわれますがその時アルコールの分解に必要なの

 は、大量の水です。また、寝ている間も人間は発汗しています。そういったことも含

 めてどうしても寝ている間に水分が足りなくなってしまいがちです。

 寝る前には水を飲みましょう。






今までいろいろ書きましたが、これをすべてしなきゃいけないわけでもありません。

また、すべてやったからといって眠れるわけでもありません。

何を先に、後にするかなども僕なりの順序もありますが、

正直正解ってないと思います。

ブログを書いていてなんですけど、

今日お伝えしたことをいったんすべて忘れていいです。

そしてご自身でいいなと思うことをいろいろやって試してみて

何が自分に合っているのかに気がつくことが大切です。

その経験がこれからの自分の睡眠の質を高めていくことになるはずです。





「自分でやって、試してみる。」

これも操体法の創始者の橋本敬三先生が度々教えられていたことらしいです。

僕のお師匠さまもよく言われます。

だから操体法の根本の考えは

「自力自療(じりきじりょう:じぶんで治す)」なんですね。



それでは今日はここまです。

お読みいただいてありがとうございました。