• 記事検索

  • 更新メール通知
  • このブログの更新通知をメールで受け取ることができます。
  • New Photo
  • 220822_sunflowersakura petal
RSS

急な冷え込み ぎっくり腰 にご注意



急な冷え込み ぎっくり腰 にご注意 



猫腰痛



こんにちは。

埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。

関東地方もだいぶ朝晩涼しくなってきました。

先日の急な冷え込みで、ぎっくり腰一歩手前の方がお見えになりました。

8月の暑さが厳しかったので、

エアコンや冷たいものの摂りすぎで身体が冷えをため込んでいること、

この半年の新型コロナウィルスよる様々な環境変化に対応するためストレスや

外出自粛やテレワークなどによる運動不足などで

身体が過度に緊張していることに気がつかずにいることなどが原因で

例年より早く、ぎっくり腰の患者さんが出てきたのかもしれません。





では、「ぎっくり腰ってどういう症状なの?」というと

正式名称は、急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)

といいます。

慢性腰痛(すべり症、分離症、椎間板ヘルニア)の方でも

何度もぎっくり腰になられる方もいらっしゃいますが、

それまで腰痛がない方が、ある日突然、くしゃみや咳をしたら腰に激痛が出て

歩けなくなってしまうような、筋筋膜性の急性の腰痛が主にそう呼ばれています。

また同じように強い痛みが腰や背中にあっても、

内臓の疾患や動脈瘤破裂の前兆だったりする場合もあるので

痛みがひどい場合は自己判断せずに医療機関で診てもらうことも大切です。

一度ぎっくり腰になると特に季節の変わり目の気温の変化が大きい時に

嘘みたいなちょっとした動き(ちょっと荷物を持つ、顔を洗うためにかがむ)

人によってはくしゃみ、咳などでも起こることがあります。

また、その症状になると程度にもよりますが、

強い痛みがおさまるまで動くことができず、一定期間(数日から一週間程度)

安静にしていなければならなくなってしまいます。

これは、身体が骨格の歪みを防ぐために、腰周辺の筋肉全体が

(背中、おなか、お尻、下肢も含めて)

強く緊張して固く収縮するため(防御収縮)、傷ついて強い痛みと

熱を出す(炎症)ため、それが治癒していくために時間がかかるからです。

なんとなく予兆がある時(「腰が重いなー」とか「なんかピリッとした痛みがある」)

初期の段階であれば整体でもある程度対応ができるのですが、

動けないくらいに炎症が起きてしまうと

安静(REST)

冷却(ICING)

圧迫(COMPRESSION)

挙上(ELEVETION)

RICE(ライス)処置が有効と言われていますが、

治癒まで、ある程度の期間(数日~数週間)かかってしまうことになります。


自分もぎっくり腰を何度も経験しているのでわかるのですが、

一番大切なのは、ぎっくり腰になってしまう前に気がついて

(気がつけないからやっかいで「びっくり腰」ともいうのですが)

とにかくぎっくり腰にならないようにすることが一番大切です。

今日は、ぎっくり腰にならない簡単な対策法を以下にご紹介していきます。





1.身体を温める

緊張で固くなった身体、エアコンや冷たい食べ物飲み物の摂りすぎで冷えた身体は

血液、体液の循環が悪くなってます。物理的に温めてあげることが一番大切です。

まずはお風呂に入って身体を温めましょう。

夏の時期はお風呂でなくてシャワーで済ませている方も多いです。

しっかり湯船に使って身体を温めます。

交代浴(冷たい、温かいお風呂に交互に入る)ことも自律神経のバランスを整えるので

有効です。ご家庭で難しいのであれば、末端部(手足)をシャワーなどで冷やす、湯船

に入るのを繰り返すだけでもいいです。

お近くの銭湯や温泉施設に行って大きい湯船に入るのもリラックスできてよいですね。


また、腰痛の方は、意外と痛みのある腰ではなく、

お腹側の筋肉が固くなってしまっている場合が多いです。

レンジでぬれたタオルをしぼって温めたホットタオルや湯たんぽなどでおなかを温めて

あげることもとても有効です。(低温やけどに注意してください。)

そして、お腹から下半身が冷えているのには意外と気がつかないも

のです。夏の間は、Tシャツに短パンで寝ていた方も、パジャマに変えたり、日中もズボ

ン下、猿股(タイツ、レギンス、ステテコなど)を履くのもとてもいいと思います。

朝晩は急に冷え込むことがあるので、足元に一枚布団をかけておくのもよいでしょう。





2.内臓を休める(食事の量を減らす、冷たいものではなく温かいものを摂る)

慢性腰痛などの方にも、お伝えすることもありますが、

腹圧が高まると腰痛の痛みが増すことが知られています。

夏場で冷えた内臓を回復させるために食事の量を減らして(腹八分目)

満腹をさけることで痛みを和らげたり防ぐことができます。

また内臓を休ませることで消化吸収への負担が減り、

身体全身の再生が促されるので、身体のこわばり緊張が緩和されてきます。


夏場の食べ物や特に冷えた飲み物(ビール、サワー、ジュース)は

身体を冷やしています。

冷たい食べ物、飲み物を控えることも大切です。

温かい飲み物(お茶、白湯、お酒も熱燗やお湯割りで)を飲む

身体を温める食材を摂る(しょうが、根菜類、唐辛子など)工夫をしてみてください。




3.呼吸を意識する(深呼吸)

身体の緊張、弛緩、オンオフをつかさどる自律神経(交感・副交感神経)のバランスが

崩れることで、内臓の働きや睡眠の質が落ちて身体に疲労がたまって腰痛が起こりやす

い状態が作られます。

自分で自律神経のバランスを整えられる一番簡単な方法が

呼吸です。

朝、昼、晩の3回くらい 二、三分間、自分の呼吸に意識を向けて

どんな方法でもよいので深呼吸をする習慣を身につけることをお勧めします。

特別な運動をしなくても身体が温まり、緊張がほどけてくるようになります。



以上、ぎっくり腰にならない簡単な予防法を3つ紹介しました。

是非試してみてください。

ちょっと腰に違和感や痛みを感じたら重いぎっくり腰になる前に整体を受けるのも

とても効果的な予防法です。

もし違和感を現在感じられるようでしたら一度早めに試してみてください。

それでは今日はここまで。

お読みいただきありがとうございました。