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美脚になるために(その2)



美脚になるために(その2) 



体重計


こんばんは、

埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。

先日、

「美脚になるために」
という記事を書きました。

ちょっとお客様からも聞かれることが多かったので、

続きを書いてみようかと思います。



僕が見ていたTV番組で紹介されていた60代の美脚の持ち主は、

もともとまあまあ美脚だという気づきがあって、日々のお手入れから始まり

次第に美脚を作り、維持するトレーニングをされていました。

僕の考えでは、

「美脚になるには」、というか

もともと悪い生活習慣で骨格が歪んでしまっている方は(O脚、X脚、XO脚、外反母趾)

自己流でなく、専門家にみてもらってで歪みを改善する必要があると思います。






また、先天的に股関節に異常があったり、生理的な湾曲が強くい場合などは、

どうがんばってもそれ以上は無理だということもありますし、

(TVの方も下腿がねじれているので立ち方などで見え方を工夫されてました。)

僕のお客様でも(お客様の声)

先天的に半月板の奇形があり、小さい時に手術をした方は、長年その状態で生活してま

すので、完全に膝と膝がぴたっとくっつけられるところまで僕の療術ではしてあげられ

なかった方もおられます。

(お客様は、長年のお悩みが数回で改善したので喜んでおられましたが)

なので、美脚を目指すというよりは、

まずは、「自分の脚をゆがませるような悪い習慣を止める」

ことが大切だと僕は思います。

それでは、美脚から遠ざかる、その悪い習慣を紹介していきましょう。






・つま先を内側に向けて(ハの字)立ってはいけない

今でも「ぶりっ子」というコトバは通じるのかわからないですが、

立っているときに、両足の膝が付けられないからか、

無理に付けようとすると両足つま先を内側に合わせるようにして立つ癖の方が

若い子に多く見られます。

この状態は、専門的に言うと「大腿骨が内旋」=「太ももの骨が内側にねじれた状態」に

なっていて、股関節から骨盤、また下腿骨(膝からしたの骨)へもねじれの悪影響が及

んで、骨格が歪みさらに膝と膝が離れて美脚から遠のいてしまいます。

ファッションモデルさんの歩き方がいいかどうかは別として、

美しいといわれるモデルさんは決してつま先を内側にそろえて向けて立っていません。

よく見てみると、しっかりつま先を外側に向けて(逆ハの字)

外旋(がいせん)立ちをしているはずです。






・あひる座り、女座りをしない

よく僕のお客様でも女性で、

床座にあひる座り(正座から膝下下腿を左右に広げてお尻を床につける座り方)や

女座り(片側の膝下下腿を左右どちらかに広げて、もう片足をお尻の下に敷く座り方)

をしている方がいます。

特に保育士の方で多いですが、床座で、お子さんを寝付かせるときなどに習慣的にこの

座り方(女座り)をしているので骨格に歪みが増して、痛みを起こしている場合があり

ます。

こういった方は、必ずといっていいほどほとんど骨盤に歪みが生じているので、


片側だけ女座りが楽。


ブラジャーの肩紐が片側だけ落ちやすい。


スカートが歩いていると片側にずれていく。


どうしても片側だけ足を組む。



等の現象に気がついていたりします。

あひる座りも見た目が女の子っぽいとかで習慣にしている方がいるようですが、

次に紹介する習慣的な行為からその方が座り方が楽になってしまっている可能性もあり

骨盤が歪み、最終的には他の部位に痛みや動きづらさが現れたり、

美脚を崩す要因にもなっていると思われます。


・よい姿勢を無理に作っている。

「よい姿勢をしなさい!」

そう小さい頃に、親や学校で躾られすぎた方などに脚に問題が見られるのは、よくある

ことです。

「よい姿勢をしているんだからいいじゃない」と思われる方もあるかもしれませんが、

「顔を上に、胸を張り、肩を引き、腰を立てて、お尻を上げて、脚もピーンと張って」

そんなモデルさんみたいなことをやってみてください。

きっと2、3分、いや1分もしたら必ずどこか身体が痛くて止めたくなるでしょう。

モデルさんは、写真でその「美しい姿勢」を瞬間キープして切り取られているのです。

それを何時間も維持することなんて誰もできません。

人間は、行動するときには交感神経が働き、「胸をはって緊張して活動」します。

そして、休むときには副交感神経が働き「背中を丸めて、弛緩して急速」します。

ずーっと正しい姿勢を無理に作って緊張していれば、

身心とも休めず壊れてしまいます。

そういう意味では、

人間の姿勢は一つ理想的な姿勢で固定されているわけではないのです。

なので僕は、お客様には

「究極よい姿勢も悪い姿勢もないんだよ」と説明しています。


ただ女性は生物として赤ちゃんを産むためにもともと男性より、靭帯が緩く、筋肉量が

少ないので、(今は男性にもO脚、外反母趾は増えてきているようですが)

崩した姿勢を取り続ける悪習慣は避けなければならないし、

ある程度の躾は必要と僕は説明しています。

でもよい姿勢や、上に上がったおしり、引っ込んだお腹を無理に作り出そうとしている

方は、特に反り腰(骨盤が前側に回転して倒れる)になって、つま先側にバランスが偏

って立つので、先ほど紹介したように大腿骨は内側にねじれて(股関節痛)、下腿骨も

ねじれて(O脚など)、外反母趾、浮指などの足病変まで進行している方も少なくありま

せん。

「正しい(よい)姿勢を無理に作ることは止めましょう。」




今日は、「美脚になるために」の続きで三つのことを紹介してきました。


・「つま先を内側に向けて(ハの字)立ってはいけない。」


・「あひる座り、女座りをしない。」


・「正しい(よい)姿勢を無理に作ることは止めましょう。」



すべて、誰でも、いつでもどこでも簡単に意識できることですね。

ただ、今までの習慣で崩れてしまった骨格はなかなか自分では戻せないものです。

そういった時は、お近くの専門家に相談してみてください。

その時に注意するのは、


「猫背だから矯正しましょう。」


「骨盤がずれてるから矯正するために通院しましょう。」

みたいに形を無理に矯正したり、通院を促すようなところです。

僕のお客様の事例でも紹介していますが、状態にもよりますが、

人によっては一回で、まあ、平均2、3回でもある程度の変化は出るはずです。

(60点くらいの満足)もちろん先天的な奇形などによる変形は結果がでなければ、通わ

せることなくお断りしなければなりません。また、100点(完璧完全)を求められる方も

お断りさせていただきます。(外科的な処置はできませんので。)

それが、療術者の良心だと僕は思ってます。






実は僕は、療術を行う時に「よい姿勢、美脚に戻す。」とかは考えてません。

「その方が、楽な姿勢、もともとある形に戻ればいい。」そう思っています。

そして、立ち方、座り方、歩き方がその人そのものなりに自然にできるように

なってくると周りの人からも「姿勢がきれい(美しい)ね。」なんて言われる方が多い

です。

骨格が整うと、今日書きましたが、

「脚を組む」

「あひる座り、女座り」

「つま先を内側に合わせて(内また)立つ」ことは自然になくなります。

身体自身がそうした姿勢が不自然で気持ちがよくないとわかってくるからだと

僕は感じています。

なので、僕のところでは、痛みや動きずらさがなくなって自然と姿勢や体型のお悩みが

消えていくというのがいいと思ってます。形だけよくなっても、立ち方、座り方、歩き

方などが変わらず、悪習慣を続けていればまた元の状態に戻ってしまいますから。

そういった意味でも、美脚も「少しづつ、毎日」。

「美脚は一日にしてならず」ですね。

今日は、「美脚になるために」について書いてきました。

いつもお読みいただいてありがとうございます。

それではよい週末をお過ごしください。