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簡単なことをやってみる。そして続けてみる。(リウマチのお客様)


簡単なことをやってみる。そして続けてみる。

(リウマチのお客様)


猫腰痛


こんばんは。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



今日はだいぶ暖かくなりました。



気温が20度近くになったみたいなので、



桜も早く咲くのかもしれません。



コロナの影響で今年も集まってお花見は難しいかもしれませんが、



毎年変わらず咲いてくれる桜



今年もきれいに咲いてくれるといいですね。




毎年変わらず咲いてくれる桜と同じように



僕は、できるだけ簡単な身体のケアの仕方を



毎回、毎回、お客様にお伝えします。



簡単すぎることばかりなので、



だいたいお客様は忘れてしまうようです。



でも忘れてしまっていても



「先生、またそれー。そんなことわかってるよ」



と言われても伝え続けます。




なぜかというと



当たり前のことって



なかなか皆さんやってるようで、実はできてないものなんです。



たいてい皆さん



「先生、そんな簡単なことでよくなるんだったら

 


 今までこんな苦しんでないし、病院も通ってないよ!」 



なんて真に受けてくださらないことも多いんですね。



それと、それができていたとしても



その当たり前で簡単なことを続けることは



もっと難しいことなんです。



だからバカの一つ覚えみたいに、



お客様がお見えになる度に毎回毎回お伝えするんです。



この当たり前で簡単なこと、



そう「僕のコトバで伝える」ってことも



僕が毎回、毎回続けてお客様に実践して見せているんですね。




そして伝えることを続けていると



たまに、



僕と似てちょっと変わった方がいらっしゃって



家に帰ってちゃんと伝えたことをやってくださったりします。



そうして次にお見えになったときに



「あの、先生にこないだ言われたことちょっと続けてみたんです。



 そうしたら、



 なんか痛みが少なくなって、



 薬を飲まないでもいられたんです。



 身体をよくするって、


 

 もしかしたらそんなに難しいことじゃないんですね。」




ほんとにうれしいことですね。



そんな時は、僕はお客様を



『○○さん、たいしたもんだねー。



 みんなそんな簡単なことだけど



 やってみるって、



 そして続けるって



 なかなかできないんですよー』



とほめるのです。



するとお客様は、次来るとき、また次来るときと



僕がお伝えしていることをまた実践して報告してくださるようにな



ります。



論より証拠と申しますけど。




まずは、



簡単なことで成功体験を積むことの大切さをここで感じます。




僕がお伝えしていることは、4つあります。



一つ目は、



呼吸です。



操体法の基本である「息食動想・環境」の



一番最初にある「息(そく)」



呼吸、息をすることですね。



生まれてから今の今まで、息が数分止まったら



人間は即、死んでしまいます。



でも誰に教えられることなく死ぬまでみんな呼吸はしてるんです。



そんなに大切なことですから



呼吸が良くできる人は長生き「ながいき(息)」しますね。



昔の人は良く分かっていてコトバにちゃんと残しているのです。



そして、僕が呼吸をするときに注意していることが一つあります。



別に何回吸ってとか、何秒かけて吐いてとか難しいことは



言いません。



「鼻(はな)で吸って、口からゆっくり吐いてくださいねー」



だけです。



ここでよくお客様に言われるのは



「センセ、私花粉症(アレルギー)で鼻づまりだからできないんで



 すよー」



まあ、仕方ないですね。



僕も12歳くらいから30歳半ばまで万年鼻づまりでしたからその気持



ちはわかります。



それでも、『難しいかもしれないけど、意識することが大切だ



よ。』とお伝えします。


人間はコトバを話せるようになったことで鼻呼吸を忘れて



逆説的な宿命で口呼吸をできるようになってしまったのです。



鼻呼吸の大切さは、昨年




現状でのうがい手洗い以外の対策(コロナ対策 鼻呼吸の重要性)



に書きました。



上咽頭の大切さについては



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鼻呼吸の大切さについては



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なんかを読んでみてくださいね。



人間は他の哺乳動物とは違いコトバを話すことができるようになっ



たので、鼻呼吸を忘れて、口呼吸をするようになってしまうと



外界から入ってくる有害なウィルスや菌を



上咽頭という部分でやっつけるということができなくなるため



鼻という自前のウィルス除去フィルターを通さずに



口呼吸で喉に素通りさせてしまうのです。



ヨガをしている方も多いですが、



ヨガは身体を無理な形にするようにも思いがちですが、



本来ヨガとは呼吸を習得することが第一義だと思ってもいいくらい



とのことです。




簡単に誰でもできること



としてお伝えしている二つ目は、



「ゆっくり動く」です。



忙しい現代社会ですから、みなさん時間に追われてます。



「先生、そんなゆっくりしてられないんだよ。」なんて



よく怒られちゃいますが、



身体をゆっくり、丁寧に動かしてあげることを意識していると



身体を一部分じゃなくて、まんべんなく均等に使えるようになって



きます。



一部分を偏って使っているとやっぱり壊れるんですね。



そして、使わないところは、使えなくなって固く萎縮していきま



す。



リハビリテーションなどでよく廃用委縮(はいよういしゅく)と説



明されることです。



太極拳、気功などでも身体をゆっくり、ゆっくり動かしますよね。



これも古来から人間はわかっていることなのだと思います。




こないだお見えになったリウマチの女性です。



膝が病気で腫れてるのと、歪みがあるので痛みが強かったです。



まずは歪みを取るためにゆっくりゆっくり動かします。



曲げても、伸ばしてもお客様は



「いでー!いでー!」と絶叫されます。



でも怖がらずに丁寧に丁寧に続けていると



痛みが少し和らいだようです。



「あんまりいでぐね。センセ?」



と言ってくださるところまできました。



病気の痛みは仕方ないとしても、



身体の歪みが取れてその痛みが減ると実感できることで



身体も心も安心してコトバが届くようになってきます。



そして続けます。



『○○さん、ちゃっちゃと動けるとうれしいけどさ。



 今は痛くてあんまり前みたいに動けないでしょ。



 身体もお休みして自分でなおろうとしているのだから、



 ちょっとゆっくり、ゆっくり動いて大事にしてあげてね。』



そうお伝えしてお帰りいただきました。





一週間経ってお見えになってお客様が



「センセ、私、前みたいに「いでー!」って家で言わなくなった



よ。



 言われた通り、「スズカニ、スズカニ、動くようにしたんだ。



 そしたら、身体痛くなくなってきたよ。



 こんな当たり前なこと今まで誰も教えてくれなかったんだ。」



と言われます。



『スズカニ、スズカニ? ああ! 静かに静かにね。』




『○○さん、たいしたもんだねー。



 みんなそんなに簡単なことがなかなかできないんだよ。



 だけどさ、



 ○○さんは、やってみて



 そして続けてみたんだね。



 ほんとたいしたもんだー。』



そう僕は褒めたのでした。




みなさん、急いで、慌てて生きることで、



実は自分で自分のことを痛めつけて壊していることがよくあるもの



です。



靴をはく時につま先を強く土間に「トントントン!」とやってみた



り、自転車からタン!と飛び降りてみたり、



手をグーにして、何か物をドンドンたたいてみたり、



前お見えになった男性で、



自分で抜けた肩を電柱で入れたなんて猛者もいたくらいです。



こんなに忙しくて時間に慌てさせられている世界だから



『たまには、身体をゆっくり動かしてみることを意識してみてくだ



さい。』



と僕はお伝えしているのです。



ちょっと長くなってきました。



お伝えすることも長くなってきましたので



残りの二つはまた今度



今日もお付き合いいただきありがとうございました。