• 記事検索

  • 更新メール通知
  • このブログの更新通知をメールで受け取ることができます。
  • New Photo
  • 220822_sunflowersakura petal
RSS

知らず知らず縛られていることに気がつく


知らず知らず縛られていることに気がつく


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。




うちで借りてるたった二坪の市民農園も




ようやく冬に向けて種まきが終わり、




大根や冬の菜っ葉の小さな芽がちらほら出てきています。




後は玉ねぎの苗が届くので10月末までに植え付けて




僕の作業は終わりです。




速い方はもう9月のお彼岸頃には大根とか種まきしてますから




うちは遅いんですね。







でも最近は気温が高い日が多いですし、10月にも台風も来ます。




早めに育っても葉っぱが虫で食われてしまったりすると




防除するためのカバーをかけるなど余計な作業も増えて大変です。




そう思うと農家の方は大変なご苦労をされているのですね。




僕は、自分の仕事の中でも「ゆっくり、ゆっくり」と




お伝えしています。




だから自分ものんびりゆっくりやらなくてはいけないですね。




大根も他の人より半分くらいの大きさにしか




ならない時もありますがそれもそれで楽しみながらやってます。






だいぶテレビを見る時間も減っているのですが、




先日ニュース番組をちらっと見てました。




「引き続き感染状況に注意しながら



 行動制限を緩和していきます。」




「ワクチンを接種した方も引き続き感染対策を継続すべきです。」




「認証を受けた店については、制限を緩和します。」




「今年はインフルエンザも流行るようですから



 

 対策・注意が必要です。」




なんかいつの間にか、いつでもどこでも、




感染対策。行動制限。




何らかの規制が僕らの生活に




課せられるようになってしまったようです。




なんの法的な根拠もなく、




科学的な根拠もなく、




政府の公的な発表でもないのに




マスコミが何となく作り出している空気によって




自分自身の自由な意志が脅かされていることに




気がつけなくなっていることに




僕自身が驚き、反省をしていました。






「先生、次いつ来たらいいんだい?」





『たぶん来なくても大丈夫だよ。




二三日経っても強い痛みがあるようだったら一度病院行ってね。




来週にも痛みが気になるならおいで




そうじゃなければ大丈夫』




ぎっくり腰などで癖になっている方でも相当のことがなければ




次にお見えになることはありません。




まあ、本当になおっているかといえば




なおってないともいえるのですが、




僕はあんまり




『通わないとだめだよ




悪くなるよ。




歩けなくなるよ。』




みたいな脅し文句は使いません。




この業界では、「善意の脅し」とも言うようです。





「病気になったらたいへんですよ!」





「予防、予防、予防が大切です!」





みたいに未だ見えぬ問題をことさらに煽(あお)って





マーケティングの手法のように




特定の疾患に対象者を市場に囲い込んでいくようなやり方を





「病気喧伝(びょうきけんでん)」と言うらしいです。







僕からしたら




そうした不安をあおるような言葉を毎日毎日




繰り返し聞かされることによる




精神的なストレスによる影響の方がかえって心配になります。




このコロナ騒動の前でも




前病院で「このままじゃ歩けなくなっちゃうよ」とか




「通い続けなくちゃ痛みが戻るよ」とか言われたという方が




かなりいらっしゃいました。




(ぼくのとこじゃそういわれても別に歩けるし、





痛みがなくなって通わなくなる人が大半です。)




二年近くこのいろいろな制限がかかった生活になって




だんだんそうしたことのストレスによって




お見えになっているのかなと思える方も増えてきました。







この職業を生業にしていてこんなことを書いているのも変ですが、




あんまり僕自身は僕を役立たせないように心がけています。




そんな一、二度お身体を触れさせていただいて




何かがわかるなんて、よく考えたらありえないですよね。




開業した時にお見えになった小学生のお子さんが




ようやく今年成人するくらいです。




そのくらいお身体を見させていただいていたら




少しなにかが見えてくるくらいでしょうか。




腕が無いと言われてしまうかもしれませんが、




それくらい人間の身体は同じようにみえて




お一人お一人で全く違っているのです。




なので、ほんとは僕の言う事なんて信じてはだめなんです。




毎日二十四時間そのお身体を見続け、




使い続けているのは自分なんですよ。




だからね。




僕は、ためらわず『たぶん、来なくても大丈夫だよ。』って




言ってしまうんです。






まあ、ホントは僕のお師匠様からの受け売りなんです。




あんまり僕のお師匠様も予約とりません。




「間に合っていればいい」




「60点」と言っていつも教えてくださいます。




これは操体でよく教えられていることです。




「感じてる痛みをゼロにしてほしい。」




そんなことをおっしゃる方もいらっしゃいますが




痛みは身体からの大切なお知らせ、サインです。





無くすことはできません。





無くしたら人間は生き延びられないのです。





そういう考え方に従って




できるだけ自分で身体のお手入れをすることを





覚えていただいて




「居つかせない。」




「引き留めず、放してさしあげる。」




「人生の本当の舞台へ返してさしあげる」




そんな心がけでお客様にお話していると





知らず知らず、




勝手に元気になっていかれるお客様がほとんどです。





自分だけがというようなよからぬ考えや




自分を役立たせよう、輝かせようとするようなエゴが




心にはびこっていると




どうしても人は声高に叫びたくなるようです。




僕自身もまだまだそうした面が残っています。




だからあえてお客様にはお伝えするんです。




「ホントか嘘かは、



 

 自分で試してやってみて確かめてみてください。」




そう、僕が嘘をついていないとも言えないわけです。




そして僕がお伝えすることは、




まあ身体に害のある危険なことはほとんどないですから




(それも嘘かもしれませんよ。)




「なんでも野次馬してみろ!」




これもよく操体で教えられることです。




どこかだれかのせいにしたい気持ちから抜けて




自分で自分の身体をちゃんと引き受ける気持ちになって




一度やってみて、なんとなくよければ続ければいいし、




あんまり気持ちがよくなければやめればいい。




だれがこの身体の持ち主でもなく、自分自身なのですから




自分じゃないものに囚われていると感じたら




自分の感覚に素直になってしたがってみると




意外と身体と心が喜んで、今目の前にある問題が




問題ではなくなってしまうかもしれませんよ。




たった70年くらい前、ほとんどのマスコミ、政府が




戦争は必ず勝つと大喧伝していたことがあった。




そしてそれがまったく嘘だったことがあったということを




今ちゃんと思い出したいなと僕は感じています。




答えを誰かに求める癖から抜け出せたときに




初めて自分に何かが見えてくるのかなと思って




そうして今日も自分とお客様の身体に向き合います。




いつもお読みいただいて




ありがとうございます。