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腰痛、痛みが身体を守ってくれている。 整体で痛みの感度が高まる。

腰痛


痛みが身体を守ってくれている。


整体で痛みの感度が高まる。


猫腰痛


こんばんは




埼玉県草加市稲荷




和久屋おひさま整体院です。




11月に入りました。




庭のかりんの木の実も色づいて、




紅葉した木の葉も落ち始めました。







先日コメの出荷がひと段落したと、




農家の方がお見えになりました。




茨城で大規模に米作されています。




母が新米出たかなと注文したら




遠くまで来てくれました。




お米の返礼かと思いきや、




車から降りるのも大変そうです。





「いやー今回は痛かったんです」




そう教えてくださいました。




普段は痛くても動いているうちに




なおってしまうそうです。




収穫してからも乾燥、調整等




仕事があり、納期に合わせる為




一か月ほど休みなく出荷に




追われる日が続いていたそうです。






姿勢記録もほぼ止めているのですが、




ふとやってみようと思いました。




後からと横から身体全体の施術前後、




今回は、腰が痛いということなので




前屈と後屈も記録しました。




前屈は痛みが出ているのですが、




ある程度曲げられます。




逆に後屈は痛みはないのですが、




ほとんど反れていない状態でした。






写真を撮ると人によってどうしても、




良い姿勢、悪い姿勢と思い込まれて




「それを直してほしい」とか




「直すにはどうしたらよいか」




みたいになると嫌なので




今はあまり記録する事はありません。






僕の考えでは、




いわゆる良い姿勢と悪い姿勢が




時と場合によってちゃんとどちらも




自然にとれてるのが理想です。




意識しなくてもその姿勢になります。




「無理して姿勢を作る」




「胸を張る、姿勢を正す」




などをしている、心がけてる方に




意外と痛み、動き辛さが出てくること




年を経て腰が曲がってしまうこと等は




あまり知られていないことです。






よくお家で家人に





「姿勢が悪いと言われちゃう」




「猫背だと注意されちゃう」




と言われる方もありますが、




僕は、こう答えます。




『お家は本来安らげる場所です。




そこでリラックスできてなければ、




そこはお家ではなく仕事場かなにかです。




だから家で、そして家人の前で




構えてなくて、肩の力が抜けて




無理せず自然体でいられるのなら




その姿勢にはなんの問題もありません。




家で、肩張って、胸張って、




モデルみたいにしてたら




逆におかしいしいでしょ。』







話がちょっとそれました。




米作農家の腰痛の方です。




腰腰とおっしゃるのですが、




いつもの通り、足首、手足指を見ます。




変化が出にくい様子なので、




身体に動きをつけていきました。




それでもあんまりという感じで途中




「なんか、痛みが強くなった気がする」




とおっしゃられました。




ぎっくり腰に近い場合、




急に憎悪することもあります。




少し、嫌な感じがしたので




あんまり施術をせずに




終わらせて記録を撮りました。






頭の位置によく変化がでて




バランスが取れ始めていました。




ただ、全後屈の動きが




ほとんどの方が動けるように




なるはずが、




療術前より曲がらなくなってました。




車の乗り降りがスムーズになっていて




満足いただいてお帰りなられたのですが、




僕としてはちょっと満足できず、




考えてました。




療術後に姿勢が崩れる方がいらっしゃいます。




それは、普段姿勢を作りすぎている方です。




また、普段ちゃんと動いてない方は




たいてい動けるようになり、




姿勢が逆に整います。




じゃあ動けなくなるって何?



少ししてふと気がつきました。




この方は、普段ちゃんと動いてます。




でも今回仕事がたてこんで




どうしても動かなくてはならなくて、




普段飲まない市販の痛み止めを飲みました。




僕の所にくる二三日前に飲んで、




それ以後飲んでなかったそうです。




そして療術を受けてる途中で




「なんか少し痛くなった気がする」




と言われました。




そうです。




「身体の壊れている部分が治るために




ちゃんと痛みが出た」ということ




そして、




「身体が壊れないように




ちゃんと痛みを出して身体を




動けないようにしてくれた」




「自然治癒反応」が正常に現れたと




いうことに気がつけました。




『ああ、本当に正常な方はやっぱり




自分の力で治せるんだなー』




と改めて人の身体の力の素晴らしさに




感動させられました。




うちに長く来てくださる方にも




「痛くなりそうだから怖くて来た」




と言われる方もいらっしゃいますが、




意外とそういわれる方については




身体がそれほど崩れてなくて




ちょっとしたことで元に戻ります。




それは、おそらく痛みが




からだをちゃんと復元させるときの




サインとして表れているのだと




僕は感じています。




長く痛むとどうしても痛みを敵視




したり、怖がってしまうのですが、




整体で痛みへの感受性が高まると




痛みを忌み嫌うものではなく、




身体が復元しているときのお知らせだと




受け取れるようになり、




その間は自分の行動を見直して




身体に負担がかかりにくいように




動いたり、適度に休めるようになります。




僕は常々お客様に




『痛みは福音(よきお知らせ)だよ』




とお伝えしています。




なかなかこれが痛みや動きづらさで




長年お悩みの方には




伝わりにくいことなのですが、




今回の事を受けて




やっぱり痛みは人間にとって




正しい方へ生きていくための




大切なサインであって、




むやみやたらに痛みを取り除いては



喜んでいてはだめなのだなと




考えを新たにさせられました。




いつもお読みいただいてありがとうございます。