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じゃあそのかみさまや龍になんとかしてもらえばいいのに。


じゃあそのかみさまや龍になんとかしてもらえばいいのに。


猫腰痛


こんばんは



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



八月に入りましたね。



日差し、空気の暑さも夏本番って感じです。



あと2週間くらいは、たぶん暑さしんどい感じです。



水分、ミネラルちゃんと摂って



でも冷たいもので内臓を冷やしすぎないように



夏を乗り切りましょう。






「先生、ここには龍がいますね。



わたし実は龍や○○さまが見えるんですよ。」



『?・・・・・』



唐突にそんなことを初回からお話になる方もいらっしゃいます。



整体って、医療ではないし、



代替医療としても幅はありますから



決して否定するわけじゃないですけど



手かざしとか霊気とか気功、見えないもの、整体って聞いただけで



そんなイメージもされる方もいらっしゃるので



ヒーリングとかスピリチュアル(魂、精神世界)の世界を



僕もすこしかじったくらいはありますし、まあ、別にそう言われる



のであればそれを否定することもないですから



『へーそれは、すごいですねー。』くらいにお返しします。






僕自身は、親父がなくなってから




家に仏壇おいて似非仏教徒でもあり、




療術の部屋には神棚がありますから




正確にいうと神仏混交で節操がないですね。




祈ったり、願ったりも普通にしますが、




特別何かを信仰の対象としているわけではありません。




自分のご都合で好きな時間好きなだけお祈りする




現世利益的な人です。僕は。(笑)




僕の療術の中にお客様が何を見るのかは




その人それぞれの自由ですから




何を感じようと、表現しようと




まあそれはその方から出てくるものですから




いいとしておこうというスタンスでいます。




だからお客様から出てくる表現が




仏様、神様、龍、なんとかの神、サムシンググレート、




ヨハネ、ミカエル、アダム?・・・・・




どんなものであっても「へーそれはすごいですね。」しか




お返しのしようがありません。




その方が大切にしているものは、大切にしてるものですからね。






たまたま、あるお客様の場合、




僕が手の指の一本を触れて指摘したんですね。




別に傷があるわけでも変形しているでもない指の先を触れて




『あーこの指、まえなんかしたでしょ?』




急にとてもびっくりしたような顔をされて




具体的にどうされたのかは教えてくれなかったのですが




そうしたら僕が「何かが見えたり、聞こえたりする」能力あると




勘違いされたのでしょう。




そうして最初の神さまや龍の下りにつながったんですね。






お客様としては、




僕がお客様と同じで「目に見えない何か」を感じ取って




見えたり、聞こえたりする特別な能力をもっているのだと




褒めてくれてそうして共感したかったんでしょうね。




でも僕は、ほんと正直にお話するのですが、




療術中すごい集中はしているのですが




どんなに集中しても




「見えないものが見えたり、聞こえたり、色が見えたり」




は全くないんです。(笑)




よくオーラがどうとか




色がと説明してくれる方もいらっしゃますが、




僕にはメイクの色や服の色は分かるのですが(たまに見落とす)




いわゆるそういうのはわからないんですね。残念ながら。




でも服の下の古傷とか自傷行為とかは




エネルギーの歪みがあるから気がついちゃったりしますけどね。




だから余計勘違いされちゃうのかもしれないですね。






だから僕の返答はほとんど決まって




『へーそれはすごいですね。』で終わりです。




それ以上広がらない(笑)




たまたまその方の方は物足りなかったというか、




無意識的に自分のその裏にある心の動きに




気がついていらっしゃらなかったようなんですね。




普通の方はそうしてすごいものに近いと褒めると




自分に共感して自分もすごい人、大切に扱われるべき人だと




認めて扱ってくれるようになるという意図に。




たぶん自分が気がついていらっしゃらなかったのだと思います。




というか。




僕は僕自身「自分はすごい」って思っちゃってるから。




お客様から褒められることが必要ないんですね。




だから動かなかったんですけど。



でもそれは、




僕がお客様に対して整体で何かができるということがあるから




「自分はすごい」と思っているんじゃないんです。




ただただ「僕はここに生きてるだけですごい、それでいい」




そんな感覚でいることが




整体で結果を出す上でも大切なことなんです。






それに、初回からすぐに褒めてくださるお客様は、




なんかこちらも壁ができやすいものです。




まあ、実はこのお客様は、僕のことは褒めてないですよね。




人によっては勘違いしちゃうんだと思いますけど。




僕はかなりひねくれてるし(笑)




「ここには龍がいます。」



→龍がいるいないは今はおいておきますが、



 僕は龍を呼んだ覚えもないし、飼った覚えもない。


 

(龍って飼えるのかなー?)



 だからたぶんお客様としては、


 

「私が来たから引き寄せたんですよ」みたいな意味かも。






「わたし神的○○なものが見えるんです。」



→あなたは、わたしと同じで見えるんですね。



 だからあなたも私と同じく素晴らしいんですよ。



 

結局、このお客様が言いたいことって。




「わたしは、素晴らしいから褒めてね。」ってことなんだなと




僕は自分の中で解釈して差し上げるわけです。




このお客様のケースでは、




一度目に帰り道がわからないと言われるのでお送りしたんですね。




僕は、必ず、お帰りの時は店の外に出て、




お客様の歩く姿を道の角を曲がるまで見させていただくのが




ルーティンです。歩き方って大事です。身体の歪みが見えます。




車のお客様でもそれは、変わりません。




見送りが僕にとって気持ちの切り替えになってるからです。




そのお客様はバス停までお送りしましたが、




足元がおぼつかない方、ココロがへこんでいる方など必要に応じて




その時の気分でお送りすることもあります。




そうして、そのお客様が二度目にお見えになる日。




時間になってもお見えにならず電話がなります。




「場所がわからなくて道に迷ってしまって、



 私方向音痴なんです。」




『一回目間違わずに来れたのに、おかしいなー』と思いながらも




来てくださるのですからまあ出迎えに出かけました。




さて療術が終わりお帰りになる段になり、




またこの方がこう言います。




「私方向音痴なんですよねー」




あー味をしめちゃったんだなーとそう思いました。




こういう時はちょっと寄り添って、ちゃんとお伝えします。




『○○さん、



 そこを突き当ったら右曲がるとバス停が見えますからね。



 じゃあ気をつけてね。』




なんでもない当たり前なことはとてもありがたいものですが、




ありがたいことを当たり前にしてしまうと感謝が薄れます。




たぶん○○さんにとっては、




龍や神さま的な何かが見えるというお話から




僕をできるだけ思い通りにコントロールしようと




したかっただけなんだけどできなかったんですね。




それでも、自分を大事に扱ってもらいたいから




今度は「方向音痴」ということで送り迎えをしてほしいという




意図が見えてきました。




まあ、わかりやすいといえばわかりやすいんですけどね。




それだったら初めから素直に「送り迎えしてください。」




って言ってみればいいのにと思うんですね。




(たぶん言えないでしょうけど笑)




子どもの時に子どもらしく甘えられなかったことで




こんな行動が現れてくる方もいらっしゃいます。




実際歩きながら「私、母との間に問題があるんです。」




と話しておられました。




それならなおのこと、龍や神さま的なことを持ちださずに




お母さんと向き合えばいいのに。




龍さん神さま的な存在もいい迷惑でかわいそうです。




もし本当に龍や神さま的な存在があるのだとしたら




(工学系出身の自分としては、



 

なかなか素直には受け容れがたい世界ですが。)




○○さんはそれに本当に頼って祈っていたら




僕のところにも迷わずに来られただろうし、




身体の痛みや動きづらささえもよくしてもらえるんだと




思うんですけどね。




いつもお読みいただいてありがとうございます。