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寝て壊したんじゃないのに寝てなおすって変じゃない?


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おはようございます。




埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。




梅雨明けましたね。




一気に暑さがきてこれはこれで参ってます。




エアコンを使って、マスクは適宜外して、水分ちゃんととって、




あとミネラル大事ですね。




梅干しとか、塩飴とかですか。




ちゃんと摂りましょう。




やっぱり汗をかける身体になるって大切です。




ちゃんとお風呂に入って、湯船に浸かりましょう。







『じゃあ、ベッドに座ってくださいね。』




そんな声掛けで僕の療術はほとんど始まります。




人によっては、ベッドに近づくだけで横になって寝ようとして




しまったりしますから




まあ、ベッドに近づくと反射的に「横になるから揉んでー」って




気持ちになるのもあると思いますし、




よほどみなさんお疲れなのかもしれません。




「とにかく横になりたい。寝たい。」




そんな気持ちの表れかもしれないのですが、




僕は、ちょっと簡単にそうはさせないんですね。(笑)






『うんうん、ちょっと待ってね。ベッドに腰かけてくださいね。』




そうしてお声がけをさせていただきます。




『○○さんがお悩みなのは、首でしたっけ? 腰でしたっけ?』




すると。




「そうそう、腰がねー。」





『じゃあ、その腰はどうするとどこがどう気になりますか?』





「うーん。座ってるとよくわからないかも?」





『すみません。じゃあ、立ったらよくわかりますか?』





「そうかもしれない。こうしてね。こうやったら。」





『ちょっと痛い?』





「そう、この姿勢だとここが痛くなるの!」





『じゃあ。元の姿勢に戻ってくださっていいですよ。』







一度座っていただいても、お客様のお悩みがよくわからない時は




それがよくわかるような姿勢や動作をしていただきます。




洗面所で顔を洗う時に腰が痛い。のと




歩いていて腰が痛い。のと




靴を履く動作で腰が痛い。のと




全て腰が痛いのですが、やっぱり一つ一つ




お一人お一人その痛みの原因は違うのです。




だから面倒でも、この作業は省けないのです。




それ以上にほとんどのお客様ご自身が自分の痛みがどうした時に




どのような動作をしたときに起こるかを




はっきり自覚していないことが多いのです。




ただ漠然と痛いそれを何とかしてほしいという




その場しのぎの意識が




「ベッドに寝て揉んで何とかしてもらえる」ような行動へと




現れてでていることをまず自分で認識していただくこと。




自分の行動の何かが




その痛み、動きづらさを引き起こしているのだということに




気がついていただくきっかけが




その後の変化のために最も大切なことです。






お客様によっては、




「こんな姿勢とってなんの意味があるの?



 速くよく、楽にしてよ!」




なんて空気が伝わってくることもありますが、




そこは療術者としては我慢のしどころなんですね。




『そうですか。○○さん、そういう姿勢をすると腰が痛いんですね。




 その痛みの感じを覚えておいてくださいね。』




『それじゃ、すみません。




 もう一度ベッドに腰掛けていただけますか?』




ここからが療術のスタートになるわけですが、




僕は、お客様が院内に入ってくるときの




靴の脱ぎ方、歩き方、座り方、問診票を書く姿勢、




カウンセリングの時の受け答えの感じなども含めて




いろんな情報を自分の中に落とし込んでますからそれも含めて




その方のお体をどこから触れてくのかについて




意識的、無意識的に判断をして




そこでほぼ答えが見えているような意識でいます。






最終的には、自分の意識を捨てて、




手が動いていく箇所に触れることになりますが




やることはそんなに大がかりなことじゃないですね。




さすったり、抑えたり、ちょっと爪でひっかくような刺激を加えて




痛すぎれば和らげて、効いてないようであれば効かせてみます。




人によっては、強くつねってると感じられる方もあるので




左右の同じところを同じ程度の刺激を入れてみて違いがあることを




ちゃんと認識していただきます。




あきらかにその部分に「何かがあるのかな?」みたいなことを




ちゃんと感じていただくという時間になります。






まあ、長くても5分ぐらいでしょうか?




人によっては、氷水で冷やしたりもします。




『じゃあ。○○さん。お手数ですが、もう一度立って




先ほど痛みが出た姿勢を作ってみていただけますか?』




人によって、「なんでこんなことをするのか?」




「どうせ変わらないだろう?」




なんて顔をされている方も多いですが、




まず、ほかのところでは、こんな面倒な手順を取らないですね。




経験したことがないから経験していただくことが大切なんですね。




まあ、僕にしたら変わらなくても変わってもいいんです。




(投げやりな感じですみません。)




人によってはきっかけになって、




家に帰ってから変わる方もいますから。




するとだいたい、6~7割くらいの方が、




まあその場のノリやお世辞もあるでしょうけど




「・・・・???、あれ痛くない? 




 なんかさっきより楽な気がする。」




そんなコトバが出てきます。




そんなコトバが出たらいいですね。




変化が出てるということですから。




人によっては、もう一度同じ刺激を入れてさらに変化が出るかを




感じていただきます。




そして変化が出るのであれば、難しいことではないので




ご本人にその箇所を触れていただくようにお願いします。




自分で触れると変化がよくでるものなのです。






僕のお師匠様だとここでおしまいですね。




でも僕の場合は、



まあ、カリスマでもゴッドハンドでもないですから。




ここでようやく




「○○さん、じゃあ。ベッドに横になっていただけますか?」




とお願いします。




まだお悩みが他にある方や十分抜け切れてないような方は




そこからちょっと動きをつけていただいて




もう少しお付き合いいただきます。




そして最後は首と肩、顔と顎関節をみさせていただいて終了です。




時間にすると45分~60分になりますかね。




僕にとっては最初の5分が療術のメインなので




あとの残りの時間はそれほど集中力を上げているのではなく




淡々とお客様との時間をくつろぐ感じでいます。




そうするとお客様のお身体が勝手にどんどん変化する感じです。






慢性的に痛みや動きづらさにお悩みの方って




そのほとんどが日常生活の何かの出来事で




その痛みや動きづらさを生み出してきています。




仕事で重いものを持つ。




趣味の運動で同じ身体の使い方をしてきた。




交通事故、スポーツでケガをしたことがある。




なんらかの外科手術をした。




つまずいて転んだ。




指をはさんだ。突いた。




何気ないことでも、数日、数か月、数年経った後に




今の状況を作り出す歪みになってることがあるものです。




でもその出来事の中でのご自身の姿勢ってほとんどが




ベッドで寝てる姿勢じゃないですよね。




身体を壊した原因の姿勢が寝ている状態ではなかったのに




それをなおす、よくするのがベッドに寝た状態なのかいうこと




「寝て壊したんじゃないのに寝てなおすって変じゃない?」




と僕はいつも感じています。




そんな変なことを感じている整体師の整体一度受けてみませんか?




いつもお読みいただいてありがとうございます。









お釈迦様は、「神通(奇跡)はいらない」と言ってる。

答えを出すのは自分。


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こんばんは



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



梅雨独特の蒸し暑さがすごいですね。



特に雨が降る前のムシムシ感は



エアコンをかけてもちょっとしんどいです。



知らず知らずのうちに身体が冷えてしまうこともありますから



シャワーですますのではなく、湯船に浸かって身体を温めて



汗を出せる身体にしていきましょう。



水分の補給もお忘れなく。






「先生すごい! ほんと奇跡みたいね。」



そんな風にほめてくださるお客様がいらっしゃいます。



何十年も痛みや動きづらさに悩まされて、



どこに行っても何をやっても



変化がなかった方などはなおさらかもしれません。



痛みが少し減ったり、動きが少しよくなっただけでも



そう変化が感じられることがとてもうれしいのでしょう。



それが「奇跡」という表現になって出てくるのかもしれません。






まあ、ほめていただいているのですから、



ホントはありがたくそのお言葉を頂戴しておけば



いいのかもしれません。



この仕事はたぶん何年やっても、



たとえ多くの資格や免状などを有していたとしても



結果(痛みや動きづらさなどが変化する)が出なければ



「あーあそこねー。全然だめだよ。



 上手いこと言ってるけどたいしたことないよ。」



どこで何を言われてもそれを甘んじて受け入れなければならない



と思ってます。



(だってうちに来るお客様のほとんどが他の整形外科、



整骨院さんなどのことをかなりボロクソに言いますから・・・・・)






でもね。僕かなり変わり者なんですね。(笑)



たまにこんなこと言います。




『○○さん、ほめてくれてありがとうね。



でもね、あのお釈迦様は「神通(奇跡)は必要ない



と説いてるみたいなんだよ。』



「・・・・・・」



たいてお客様はちょっとポカンとしてます。



『神通って、奇跡みたいなことね。



 まあ、今日痛みが和らいで


 

 ○○さんはそれを奇跡みたいって感じたんだよね。



 それは、ずーっとずっーと痛くて



 どこ行っても何しても変わらなくて辛かったから



 それが和らいで感じられて本当にうれしくて感じたんだよね。



 自分でもこれまで誰もできなかったのに、



 僕にはそれができたから、それで「すごい!奇跡みたい」って



 思ってくれたのね。



 でもさ、今日やり方を○○さんにもお伝えしたら



 もっとよくなるような感じがしたよね。



 それが操体法でいう「自力自療」なんだけど。



 「自分の身体は自分で治せる」ようにできているのが



 少しは感じられたでしょ?』



「はい、今日教えられたことをうちでもやってみようと



 思いました。」






『おーすごいね。



 自分でやってみようと思えただけでもたいしたもんだね。



 でも、今日○○さんにお伝えしたことを



 僕にしかできないことだったらどうする?』





「当然、先生しかできないんだし、



 私はそれを「奇跡だ、すごい!」と思ってるし



 また来ちゃいますね。」





『そうそう。僕にとってはありがたいんだよね。



 来てくれて、○○さんは「奇跡だ、すごい!」ってほめてくれて



 お金もいただけちゃう(笑)



 さらに、もうちょっとなんか気がつかない?』




「うーん。そうですね。



 先生のところに来れば魔法のような奇跡があるし



「また壊したら(痛くなったら)先生のとこにくればいいかー」



 みたいになって、



 自分の身体を大切に使おうとは思わなくなるかなー」




『おー、○○さんはほんとにすごいね。



 そう。○○さんは身体を壊す人。



 そして僕は○○さんを治せる奇跡の人。



 みたいな役割というか依存関係がいつの間にか



 出来上がってきているように感じない?』




「そうですね。



 結局自分(自分の身体と心)を信じるよりも



 先生の奇跡を頼るようになってしまうかもしれないですね。」







こんな問答をしていくうちに段々



お客様は今までどうして痛みや動きづらさから



抜け出せなかったのか気がつき始めます。



誰かが治してくれるだろうという依頼心、依存心に



陥っていた自分。



誰も自分を治してくれないと他人を責めてばかりいた自分。



もう治らないと自分の身体を見捨てていた自分。



身体を痛めつけてたのは自分。



身体を大切にしていなかったのは自分。



そんなことに気がつけず、



「奇跡」がどこかにないのかとさまよい続けて



たまたまそんな奇跡みたいなこと(奇跡じゃないですよ。)を



感じた時が一番大切です。







「あーやっぱり信じて来てみてやってよかったー、



 答えはここにあったー。」にして、



僕を答えをくれる人みたいに、



また自分の外に答えを求める自分に戻ってはいけません。



せっかく、最後にダメ元と思って「自分を信じて」



うちに来てくださって、



そうして変化がでたのですから。



これから先は、



自分を信じて自分で答えを出していく道を進んでいただきたいと



いつも僕は思っています。



だからほめていただくお客様には申し訳ないんですけど、



ほんとはほめていただくのってうれしいいんですよ。



でもね。お釈迦様を引き合いに出させていただいて、



「奇跡はいらない」って説明させていただくようにしています。



「先生ばかね。黙ってればずっと来てくれるのにー」



と常連さんに叱られることも多々ありますが。






それでも、ありがたいことに、



定期的にセルフメンテナンスを覚えようと通ってくださる常連さん



が増えてきましたし。



中には、5年ぶりくらいに



「先生また痛くなっちゃったー。助けてー。」なんて、



こんなあまのじゃくな整体師を頼ってくださるお客様も来てくださ



ってほんとうれしいです。



いつもお読みいただいてありがとうございます。








ホントは自分が原因を知っているはず。


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おはようございます。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



最近は梅雨といってももう一度降り出すと豪雨ですね。



以前は災害になりやすい場所ってある程度決まっていたような



覚えがありますが、



今はどこがそうなってもおかしくないのかもしれません。



お亡くなりになった方のご冥福を祈り、



被害に遭われた方が早くもとの生活に戻れますよう願っています。






「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」



なんて、初診の方には難しかったりもしますが、



リピーターの方にはちょっと遊びで、



ちょっと辛いことも感じていただきます。



家族は、できるだけ早く終わらせたいですから



その方が耐えられるよりほんの少し強い痛みを



正確に一瞬入れて、やめて、入れてを繰り返すといいんです。



でも強い痛みを入れすぎると身体は硬直して筋肉は固くなるので



塩梅に注意が必要です。






「痛みを適切に感じるとよくなる」ということは



指をナイフなどで切った時に、傷口が閉じてかさぶたができて



でも完全に癒合するまでは、痛みを感じて動けないですね。



痛みがなくなる頃にはかさぶたがとれて動けるようになることは、



ほとんどの方が小さい頃に経験されていますね。



だから正常な治癒には痛みが伴うということなんです。



こういった切り傷や擦り傷の外傷と慢性的な痛みや動きづらさの



治癒過程を単純に同じものとして比較はできませんが



多くの方が痛みを忌み嫌いますが、僕にとっては



「ちゃんと(適切な)痛みを感じさせてあげる」ことが



大切なお仕事だったりもします。



(それで嫌われたりすることもありますが)






ただ、僕のところにお見えになるお客様の大半が



まあ、手を切ったりとか、擦りむいたりとかじゃないお客様なので



(当たり前ですが)



それでもほとんどがみなさん初めは、



肩、首、腰、おしり、膝が痛いというのですが



実は「(本当の原因の)痛みがどこにあるのかが



わからなくなっている」



という方だったりもするんですね。



なので、最初はその方のお体をぱっと全体見させていただいてから



いろいろなことを聞かせていただくことが多いのです。



人によっては、



「もう先生、とにかくこの腰の痛いの取ってくれればいいんだよ」



みたいに言われる方もいらっしゃいますが、



そこは、我慢なんですね。



それでもお客様が訴えられる腰は少し横においておいて



腰なんだけど、足の甲とか足のかかととか、膝とか



一見全然ないところから触れさせてもらうことが多いです。



もちろん、腰もみないと疑われちゃう方もいるので



最初に「どこに痛みがあるのか?」



「どうすると痛いのか?」はよく確認させていただきます。






それでね。



最初の通りですね。



その腰でないところから始めると



「先生そこ! 痛い痛い痛い! ちょっと!」って



80%くらいの方がそう反応されます。



人によっては、「先生、つねってるかなにかしてる?」



なんていぶかしげに僕の手元をみたりします。



僕としては、ちょっと軽く皮膚に爪を立てる感じです。



疑われると困るので場合によっては、



反対側の同じ位置を同じような力加減で触れて確認します。



「右はこうだけど。左は同じようにやってこうなんだよね。」



「なぜか痛いよね。」



あんまり痛いとストレスになるので、



ちょっとお休みして深呼吸してもらいます。






そして



「○○さん腰の方はどう?」



「・・・・・」



「あれ? さっきよりなんか痛くないような・・・・」



「じゃ、もう一度ね。」



でもう一度同じように刺激します。



「先生、痛い!痛い!痛い! でもさっきより痛くないかな?」



それで確認です。



「腰どう、もしよかったら立って動いてみて?」



「あれ? 痛み半分くらいになってるかな? 不思議?」






こんな方がだいたいお客様の70%くらいですかね。



症状の重い方、軽い方いろいろなので一概にはいえないですが、



お客様が訴えられる痛みや動きづらさの箇所と



その原因箇所が一致しない方が多かったりもします。



もちろん長年の疲労や事故などで痛めてる方もいらっしゃいます。



そうした方は痛みを訴えているところをみていくことで



それ以外の他の箇所の痛みも消えていくことが多いです。



そんなことをちょっと遊びのようにやってるとお客様が



「あ。そういえば、だいぶ前駐車場で車にひかれて


 

 足の上にタイヤが乗ったんだよね。」とか



「こないだ引き出しにこの指をはさんじゃったんだよね。」とか



「数年前自転車で転んで強く肩打ったんだよね。」とか



いろいろ思い出される方が出てきます。






ほとんどの方がその時たいしたことがないと思って



「まあ、このくらいだから大丈夫だろう。痛みもひいたし。」



手当や病院に行って治療してないんですね。



でも治ってないんですね。



それで、動くと痛みを感じます



人間は痛みを感じたくないので、



痛みを感じないで済むような動きを覚えます。



(代償動作:かばうような動き)



そうすると、その癖のある動きによって



もともとの原因の部分は動かないで済むようになるので



筋肉に疲労物質や発痛物質が残ったまま固くなっていきます。



(廃用委縮:使われない箇所は退化弱化していく)



逆に代償動作で、原因の部分を「かばうように」使われる部分は



ある一定の期間経つと本来の役割を超えて



筋肉や関節が使われすぎることで疲労して



最終的な痛みとなって現れるのです。



それが、僕の所にお客様がお見えになって



訴える痛みや動きづらさの箇所になるわけですね。






まあ、腰が痛いと言われれば、



少し腰をもんで差し上げるとですね。



血液が送りこまれて酸素が供給されて痛みの物質が流れます。



すると誰でもまあ少しは痛みが和らぐんですね。



「起きると痛いけど、動き出すと大丈夫」



なんて方はそういう状態ですね。



運動である程度体液血液の循環が促されるので



一時はよくなったように感じます。



うちにお見えになる方でも、



長年体操、ジョギング、ウォーキング、ヨガなどをされてきて



「動けばよくなるんだけどねー」なんて方は



たいていこういう状態です。



「原因箇所がなおってない。よくなってない。」わけです。



だから僕のお仕事は、



今のお一人お一人お客様のお痛みや動きづらさを原因を



お話を聞いたり、動いていただいたり、



お身体を見させていただくことで見つけて、



ホントの原因に自分で気がついていただくことの



お手伝いをさせていただいてるのだと思います。



でも、だいたい自分が原因を知っているんですね。



だって自分で壊したところなんだから。



(まあ、事故とか先天的な問題は



 すべてが自分のせいじゃないこともありますが)



それで自分でお手入れされるようになると



まあ、2、3回で元気になってくれる方がほとんどです。



さらに「あー自分が悪かったんだねー」



そんなところに思い至れると



どんな方でも今に目覚めて未来を切り開かれていくものです。



そうして僕もお客様に元気をいただいているのです。



今日もお客様からどんなお話を聞かせていただけるのでしょうか。



いつもお読みいただいてありがとうございます。









「これで大丈夫だなー」と感じる時


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おはようございます。



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



梅雨本番です。



関東地方も昨日辺りから



強くなったり、弱くなったり雨が降り続いています。



知らないうちに使い始めたエアコンで冷えてたり



朝の冷え込みで急な痛みが出て



昨日は久しぶりでこんな駅から遠い整体院にも



飛込みのお客様がありました。痛いのは辛いですもんね。



そんな時は、整体受けて、お水飲んで、お風呂入って汗を流して



夏仕様の身体になりましょう。




先日、常連さんの10代の娘さんがお見えになりました。



お母さんも一応同伴してくれてます。



高校を卒業して、新しい学校へ通学。



知らない土地、新しい人間関係、勉強。



そして新しいバイト。



三か月経って、そろそろいろいろ疲れてきて



「そろそろ休んだほうがいいよ。」と



身体が痛みを出して訴えてました。




お母さんもちょっと心配していたようで



朝から電話をいただいて、



学校が終わってからお見えになるということを



知らせてくれました。



コロナの影響で学校の授業もいろいろ大変みたいです。



実習系の学校なので、授業が延びたので、



30分遅れでお見えになりました。



服装、ヘアスタイル、お化粧も変わって



すっかり大人っぽくなっています。



僕のところにお母さんについてきたときは10歳だったので



ほぼ10年近く経ってるのですからそりゃ当たり前で、子供の成長は



早いものと言いますが、それでも本当に驚かされます。



僕だけ年取ってないつもりでいるからか、まるで浦島太郎とはこの



ことなのかなと感じました。



すみません。話がそれました。



ベッドに横になってしまうとすぐ寝てしまうのが予想されたので



まずは座ったままで動きをつけていただきます。



学校のこと、バイトのこと、少しづつお話聞いていきます。



慣れない通勤、新しいアルバイト先のこと。



整体師のおじさんに付き合ってお相手してくれて



ちゃんと話してくれました。



若い子は若い子なりに新しい環境への変化と



昨年からのこの状況に適応しようとして



身体も心も一杯一杯ですね。



大人だって大変なのですから、子供はなおさらのことです。



若いから大丈夫ってことはないですね。



身体つきは大きくなって大人と同じようで、もう一人前と勘違いさ



れますが、ココロはまだまだ柔らかくて傷つきやすいのです。




話を一通りしてくださって身体も動き、




心も落ち着いてきたように見えたので




横になって仰向けで寝ていただきました。




膝を立てて膝倒しの動きを見てるうちに




どうも返事がはっきり聞こえなくなってきたように見えました。




変わりに「ぐぅーぐぅー」お腹の音が鳴るのが聞こえてきました。




「ごはん食べてないの?」




授業が終わってすぐにきてくれたので、



どうやらごはんを食べる時間がなかったようです。




いつも最後に顎と頭に触れさせていただきます。



ストレスが強いと頭は固くなります。また、噛み癖から



口、喉まわりの筋肉も硬直して全身に影響を及ぼします。



虫歯、かみ合わせが悪いと整体を受けてもすぐに身体に歪みがでて



きてしまうので、歯医者さんへも行ってもらうようにお願いするこ



とが多いです。



最初少し痛かったようですが



「ぐぅーぐぅー」音が聞こえてきました。



こんどは、いびきです。



頭を触れていると瞬間的に「落ちる」方が多いです。



「すーっ」と一瞬寝てしまう感じです。



赤の他人が触れていても寝られるのは、相当リラックスして心を



許していないと難しいものです。(僕自身が無理ですから)



お腹が鳴ったのもそうですが



緊張が解けてリラックスモードに入ったサインです。



これで僕の仕事は終わったといってもいいです。




少しそのまま横になって寝ていただいて




お声がけをします。




「じゃこれで終わりだからね。」




すると




「あーお腹すいたー。オムライスとハンバーグが食べたーい!」




とあくびをしながらその娘さんが起き上がりました。




お母さんと歩いて帰る後姿を見送りながら




「寝られて、お腹が空いて、何かが食べたいと思えたら




それでもう僕の役目はないなー。




これでもう大丈夫だなー。」




そんなことを感じてました。




ちゃんと寝られて、食べられる。



それができてたらほとんど整体の出番はないですね。



それでも寝られない。食べられない。そんな方も多いものです。



また逆に、寝てばかり、食べてばかり、



そんなことにお悩みの方も多いです。



お腹が鳴るのは



リラックスして副交感神経が優位になった証拠です。



寝ていて起きて、動きだす前にあくびをして酸素を取り込もうとし




ているのは交感神経が優位になった証拠です。



人間は本来はオンとオフの神経スイッチが自然に



切り替わるようにできているのですが、



ストレス過多で生活リズムが崩れると



このオンオフのスイッチの切り替わりがうまくいかなくなり



緊張しすぎたままだったり、逆にリラックスしすぎたままになって



しまってお腹が空いたり、眠気から自然な睡眠に入れる快適な生活



を営めなくなってきてしまいます。



自律神経のバランスを崩しがちな春から初夏



整体を受けることで崩れた自律神経オンオフのスイッチを整えるこ



とができます。痛み動きづらさだけでなく、なんとなくつらい不定



愁訴が続いている方は当院の整体を是非一度お試しください。



いつもお読みいただいてありがとうございます。








ことばが身体を縛りも、解き放ちもする。(その2)


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こんばんは



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



知らないうちに関東地方も梅雨に入ったようですね。



でも昨日は午前中通り雨の後は晴天で、今日もいい天気です。



できるならジメジメは少ない方がいいですが、



仕事的にはジメジメした方が身体に不調が出る方が多いので



悩ましいところです。




さて前回、ことばがけで身体の動きが変わるということを



お伝えしました。



今日もその続きを書いてみようと思います。



僕の療術は、座って動きをつけていくことが多いです。



座った状態では、身体を左右にねじる動きをつけてもらうのに



僕はお客様の後ろに立っていて、こうお伝えします。



「○○さん、右に 振り向いて ください。」



この声掛けに対して、



お客様のお身体がどう動くかもチェックしてるのですが、



このお声掛けだけだと、



首だけ僕の身体の方に向けてしまう方が半分くらいでしょうか。



こういう方は、腰や身体の痛みを避けるために



首だけで動く癖がついてしまったり、



また逆に、職業などの影響で



首だけで振り返る身体の癖がついている方だったりします。




そしたら、もう一度こう声掛けします。



「○○さん、じゃあもう一度、右に 『振り返って』 ください。」



そうお伝えすると今度は



結構、身体をひねってこちらへ動きをつけてくださいます。



そうすると腰の動きがでてくるので



「あれ? さっきは痛くなかったけど、



 ここらへん痛いんだね」なんて



改めて腰の痛みやほかの部分の痛みに気がつかれたりもします。




「振り向いてください。」と



「振り返ってください。」では



身体の動きが変わる場合があるということがわかります。



別の言葉がけで試してみるのもいいですね。



「○○さん、右を見てくださいね。」



「○○さん、右後ろを見てくださいね。」



「○○さん、腰をひねって右を向いてくださいね。」



いろんな声掛けができます。



その人その人で、世代でも違うかと思います。



どのコトバが身体の動きをスムーズに引き出せるのかを



体感していただくこともお客さまにとっては



新鮮な体験だったりもするのです。




うちは、四十肩五十肩のお客様も多くお見えになるので



腕の動きをつけていただくことも多いです。



その場合



「○○さん。じゃあ右手上げてみてくれますか?」



これが一番オーソドックスな声掛けですかね。



学校などでも「この問題わかる人? 手を上げて!」って



誰でも一度は聞いたことありますもんね。



よーくよーく見てみると



この言葉がけで出てくる動きも実は



お一人お一人結構違っていたりもするんです。



・肘を曲げて、上に腕を突き上げるように手を上げる方。



・肘を身体から横側に離して伸ばしながら、

 肩を中心に腕で円を描くように手を上げる方。



・腕を伸ばしたまま、前側に手を上げていく方。




手を上げる」というコトバがけ一つに対して



なんとなくイメージで一つの動きを想像していたはずが



最終的には同じ身体の姿勢にはなるんですけど

(ほんとは違っている)



出てくる動作は、ほんといろいろだったりするんですね。



僕なんかは、「手をあげる」というコトバ自体が身体(肩)を



壊すコトバだと考えている向きもあるので、



こんな言葉がけをしたりもします。



「○○さん、じゃあ、右腕を上げてくれますか?」



これで動きづらかったら



「○○さん、右肘を上げてくれますか?」



それでもなんかうまくなかったら



「右、脇(わき)を空けてくれますか?」



なんてコトバも使ったりもします。



お子さんや若い方などは



さらに動けなくなることもありますけど(笑)



それだけ、コトバで身体や動作を現わす共通語彙も



年々貧しくなっていて、親子でさえも身体の動きを



導きにくくなっていることなのかもしれません。




僕は、操体法の療術はお稽古とお伝えしているので



たまにお相撲や伝統芸能などの身体の所作や



動きを調べることもありますが



お相撲の実況中継でよく「腕(かいな)を返す」と出てきます。



相手の腕の下に自分の腕を差し入れて、



ひじを返して脇を空けて形勢を逆転する身体の動きですが、



これを「手を上げる」という身体の動きに置き換えていくと



身体(肩)が壊れにくい動きに収斂していくように



僕は考えています。




「手を上げる」ときに



肩や手ではなく、先ずは肘を意識します。



肘を身体から離して、「脇を空けます」




この状態が相撲でいう「腕(かいな)を返す」の



前段階に近いでしょうか?




僕は勝手に「肘を返す」とか「脇を返す」(誰にですかね?)



と言っていますが。



そうしたら、今度はそのまま腕全体を伸ばす感じです。



手で引っ張る感じでもなく



肩、二の腕で押し出す感じでもなく



勝手に手、腕が伸びている感じならうまくできています。



だからお相撲で「腕(かいな)を返す」と身体と腕が一体化して、



逆に腕の力が抜けて一気に形勢を逆転できるような力が出せるのか



と僕は感じています。



以前、歩き方を調べていたときもナンバ歩きなどで



「膝を抜く」「踵をふむ」などの合理的な身体動作を



導くコトバがありましたから、



まだまだ古に学ぶところは多いです。




お相撲では、やっぱり稽古(けいこ)って言いますよね。



トレーニングとか練習とかあまりいいません。




稽古って、昔のことを考えるという意味です。




相撲は神事(しんじ)ですからそういう意味で




やっぱり原点に返って




「身体の正しい動かし方」を思い出して一人一人が




神様(宇宙・天)につながるということなのかもしれません。




じゃなかったら、こんな状況になってさえも




こんなに多くの人が相撲を見たいと思わないと僕は感じています。




身体にやさしい動き方をお稽古する整体。



そんなことを日々続けさせていただいています。



いつもお読みいただいてありがとうございます。








ことばが身体を縛りも、解き放ちもする。


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こんにちは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



関東地方は、夏の太陽の日差しの強さを感じる午前中です。



梅雨は、どこかへ行ってしまったのやら



ちょっと身体がついていかない人も多いようです。



マスクをしてお出かけの人も多いですから



知らず知らずのうちに水分不足になっていたりもします。



こまめにマスクも外して水分補給して、



熱中症にはご注意ください。




前もお話したかもしれませんが、



僕の療術では、ほとんどベッドに座っていただくところから



始まります。



もちろん座るのが辛い方は立ったり寝たりして始める場合もある



のですが、



寝た状態だとそのまま寝てしまう方もいらっしゃるので



まあ、整体ってほかのところがそうなのかもしれないですね。



「受け身でやってもらう」



そんな意識をまず外すことも大切なので、



座った状態から始まる方が90パーセントくらいですかね。




「じゃあ○○さん、そのベッドに腰掛けてくださいね。」という



コトバがけから僕の療術はスタートするのです。



この時のコトバですが、



先ほど説明した表現と実際のコトバ掛けで



コトバが違うことに気がつかれましたか?



そうです。



お客様には



「(ベッドに)座ってください」



とは言わず



「(ベッドに)腰掛けてください」



と伝えているんですね。




たまーに小さい子や若い方で



「腰掛けてください」とお伝えすると



「???」な方もいらっしゃるので



ジェネレーションギャップを感じちゃう時もありますが、



まあこれも90%くらいの方がわかってくれますね。



「腰掛けてください」と言っても



ちゃんとベッドに座ってくださいます。




では、



僕がなんで



「座ってください」とは言わず



「腰掛けてください」と言うのかですが、



意味の違いが正しいかどうか、



お客様がくみ取ってくださっているかは別にして



これちゃんと意図があってコトバを使い分けてるんですね。




操体法は、



「自分の身体の動きの中で身体の痛みや



動きづらさに変化を出していく」ので



ベッドにちゃんと座ってしまわれると



次の動作へ動き始めづらくなってしまうんですね。



だから「腰を落ち着かせて座ってしまわれる」というより



すぐに次の動作に移れるように



「腰掛けてください」とお伝えするんですね。



ほとんどの方が足が床につかない高さにベッドを調整してある



のですが、



実際、脚の長い男性で足が床に着いてしまう場合では



ちゃんと座るのではなく、



ベッドの端部にお尻をつけるように



「腰掛けてくださる」方もいらっしゃいます。




この「座る」と「腰掛ける」の意味をお客さまが感じとって、



ちゃんと身体の状態を変化させてくださっているのかどうか



確信はないのですが、



もう少しわかりやすい例でいうと



今度はベッドに寝た状態になった時です。



みなさんもベッドに寝てみて試してみてくださいね。



「脚伸ばしましたね。○○さんそれじゃあ、



今度は『膝を立てて』みてください。」



これもほぼ100%の方が、



両足をお尻の方にずりずりとずらして



膝を曲げて(屈曲して)折れた状態にしてくれます。



自分が僕の立場になったとしてみて声掛けをするとして



試しにこの時に「膝曲げてくださいね」と言ってみてください。



どうでしょう?



やりにくくないですか?




そのまま膝を立てて仰向けに寝た状態で



もう一つわかりやすい例です。



じゃあいきますよ。



「○○さん。じゃあ今度は



腰を浮かせてみてもらえますか?」



みなさんどうですか?



スムーズに動けましたか?



ちょっと一瞬戸惑ったり、動けなかったんじゃないですか?



実際にやってみると60%くらいの方が少し考える間が



あったりします。



それじゃあ。この言葉がけと比較してみてくださいね。



「○○さん。お尻を浮かせてもらえますか?」



今度はどうでしょう?



前のコトバより、みなさんうまく動けたのではないでしょうか?





結果はそれぞれ、



僕がやりにくいという言葉がけでも



ちゃんと動ける方もいらっしゃるでしょうし、



動きやすいと言われる言葉がけでも



動きにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。



でも、ことば一つで身体の動きに変化があるということを



実感できたのではないでしょうか?



言葉がけの工夫もまだまだたくさんあるのですが、



また機会があったら紹介させていただきます。



こうして僕は、日々、言葉がけも気にかけながら



自分の身体とお客様の身体と向き合っています。









デバイス(機器)を使わない理由


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こんにちは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



関東地方は梅雨に入るのか入らないのか



ちょっと蒸し暑かったり、寒かったり



新しい職場や学校が始まって二か月



慣れない新生活とまあコロナ疲れもありますね。



若い方からお年寄りまで



身体のいろんなところに変調を訴える方



体調崩されたり、痛みがある人多いですね。





新しい方がお見えになると



僕が知らないことを聞かれることもでてきます。




「フォームローラーっていいんですか?」




「自分でマッサージガンでやってたけどそこはやらなかったなー」




『 ? ? ? 』



知らないことは教えていただいたり、



後で自分で調べます。



女性の美容グッズは、



ホント毎年毎年新しいものがでて進化するので



女性の美に対する意識の高さに驚かされるのですが、



僕の業界は、まくらとか骨盤矯正クッションみたいなのは定番で



以前はセルフケアグッズもそんな代り映えしなかったように



感じていたのですが、



コロナの巣ごもり需要も追い風になってるのですかね。



たくさんセルフケアグッズもあって



それぞれ進化しているんですね。




じゃあ、それを調べてだいたい使い方わかって



僕が実際に買って使ってみるかというとどうですかね。



やらないんですね。(笑)



5年くらい前かな。



お師匠様のところで出会った先生の影響で



ストレッチポールは買ったんですけどね。



それも、今はほとんど使わず物入のこやしになってます。(笑)





どうしてか?



やっぱり何か道具を引っ張りだしてくるのが面倒なんですかね。



使っても、あるところまでくると



僕の身体の抱えている問題の変化には対応できなくなるんですね。



それと、なにしろ自分の手が便利。



用意する必要がなく、すぐ使えますから。(笑)



そして、その手の使い方が僕とお客様の療術の中で試されるので



道具に頼りたくなる時って



自分の手の力が信じられなくなって



逃げたくなってる時なのかもしれないです。



ほんとはそういう時こそ手にもどらなきゃいけないんだと



最近はそう感じています。



だからといって「オールハンドの・・・」



なんて謳う気もないですが。





やっぱりお見えになる皆さんは




「病院では痛いところを触れてもくれないんだよね。」




っていう方多いです。




人間は、やっぱり根源的に触れられることを求めてますし、




そして触れられることで、完全になおらないとはしても




癒され、回復されます。




そんな僕も以前には




温熱治療器を入れてみて、




お客様の身体にパットをつけさせていただいて




温めたりしたんですね。




でもやめちゃった。




面倒くさかったのもあるけど(笑)




自分の身体もそうだけど、家族を見ていて




僕の療術を一回受けただけでも




身体が整ってくると勝手に身体が温かくなるんだよね。




身体が勝手に内側から熱を作り出すようになるから




外からわざわざ熱を入れる必要がなくなる。




人によっては、熱がうまくめぐってない(循環してない)



場合もあるからかえって変なところに熱を入れると



具合が悪くなる方もいらっしゃるから




身体がやってることの邪魔しちゃいけないんだなと



思う時もあるし、




身体はどこも温かいんだけど、




身体の調子の悪い人もいらっしゃって、




ご自身でも



「身体は冷えてないし、いろいろ気をつけてるんだけどねー」




なんて首を傾げられる時には、逆に療術を終えた後に身体の熱やほ




てりみたいなものがなくなってる場合もあるんですね。




ほんと身体って不思議。




だから「とにかく温めれば解決!」




みたいに単純なもんじゃないでしょう。




まあ、それでも冷えてる方が多いから




「お風呂(湯船)に入ってね(シャワーじゃなくて)」って




アドバイスすることは多いですけどね。




まあ、デバイス(機器)使って計測できることが増えてるからね。



健康診断の各指標の数値もそうだけど。



体重計も昔の体重計なんかと違って、体脂肪やBMIとか



スマートウォッチみたいなので、



血圧、脈拍、睡眠の質みたいなのも測れたり


 

なんかその数値と自分の身体の心地よさを



「無理やりこじつけられてない?」と僕は感じるので



ここ10年近く、健康診断も受けないし、



体重計も乗らなくなったんですが、



なんの問題もなくいたって健康に過ごさせていただいています。




今の新型のウィルスの騒動一つとっても



検査結果の陽性ばかりに目が向けられるけど、



その検査デバイスの精度、確度、信頼性はどうなのか?



インフルエンザだって、検査で陽性でも症状がでない人もいるし。



たかが一年ちょっとでそんなことが検証されてないのに



その結果にしばられるってちょっと怖い気もしなくはないですね。



熱がでて、咳がでて、鼻水がでて。



「もしかしたらこれって?」て怖れるのかもしれないけど。



普通の風邪かもしれないし、インフルエンザかもしれないし。



でも、どんなウィルスであっても、



自分の身体の免疫力が落ちてる人



(高齢の方や基礎疾患がある方)



ワクチン打ったとしても、免疫力が低ければ、



最終的には死んじゃいますよね。



(インフルエンザの感染力、



 死亡数と新型コロナウィルスの比じゃないはずです。)



それは、ある意味生物の自然淘汰であり、避けられないことです。




そういう意味で、いくら検査方法が発達して、数値で何かが判定で



きたとしても最後は自分の身体の力なんですね。



たぶんだから僕は、自分の身体の力を信じている。




日々自分の身体を自分で整えることをしている。




(操体法の息食動想・環境)




まあ、不測の事故などの場合は医療に頼らざる負えない時も



あるでしょうが、自分の身体の感覚(快・不快)に従って生きるよ



うにしています。



それで、結果自分のいのちを終えられるのであればいいな



と思ってます。




だから基本デバイス(機器)を




自分の療術では使わないんでしょうね。




その選択は自分自身にあると思うから頼る方は、




頼る方でいいと思ってます。




「自分の好きにしたらいい」




そんな思いが根底にあるのかもしれません。




いつもお読みいただきありがとうございます。








痛みを感じきる。(ちゃんと死んで生まれ変わる。)



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こんばんは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



今日は五月晴れの5月なんですけどね。



春の花が早々に終わってしまってからは曇りがち



ぐずつきがちな関東地方です。



少し雨で冷えたりするので、



急な痛みでお見えになる方もいらっしゃいます。


痛み、痛いのみんな嫌ですよね。



僕は職業柄か自分の身体に痛いところを見つけると



「これで、肩の痛みがとれるかな?どこに悪さしてるのかな?」



なんて、腫れたり内出血しちゃうぐらい痛みを追い込んじゃうこと



もありますが、みなさんは真似しないでくださいね。


さてそのみなさんが嫌がる「痛み」ですね。



世の中には、



「痛みを(できるだけ)感じさせないで身体に変化を出す整体」



というようなものもあるようですが、



実は、僕はけっこうちゃんと痛みを感じさせてあげることで



身体に変化を出すことを大切にしていると



言ってもいいかもしれません。



「気持ちいい痛み」のようなもの



「痛気持ちいい=いたぎも」なんて言い方もしますね。



そうしたものを見つけていただけるような整体



ともいえるかもしれません。


もちろん痛みって、ほとんどの方にとって辛くて嫌なものですし、



痛みを感じ続けて長い間辛い想いをされてきた方などは



「痛いのは絶対嫌!」なんて



おっしゃられる方もいらっしゃいます。


(そうした方にはできるだけそれに応えるやり方もしますが)



そして、痛みの感じ方はお一人お一人で違って、



許容できる痛みの程度もまたお一人お一人まったく違います。



僕も、必要以上の痛みは、



ストレスになってかえって身体を固くこわばらせてしまって



身体に変化を出せなくなってしまうこともよくわかってますので、



そこら辺の塩梅をお客様とのコミュニケーションで確認しながら



最大限の結果を出すために



「痛みは悪者じゃない」



「痛みは福音(よき知らせ)」



「痛みは僕らを守ってくれている」



というような考えをお客様にわかっていただけるように



療術を進めていくのが、整体の醍醐味でもあると



最近は感じています。


では、みなさんが嫌がる「痛み」を



僕がなぜわざわざお客様に療術の中で感じさせるのか



(あくまでお客様が許される程度)



それは、



「痛みをしっかり感じることで、



 人間はなおるようにつくられている。」と



僕が約10年の経験で痛感させられたからです。



もちろん長年痛みに悩まされ、辛い思いをされてきた方にとっては



「痛みなんて無ければいいのに!」と言いたい気持ちは



僕もわからないないでもありません。



ガンや自己免疫疾患や様々な難病にも痛みはつきものですし



僕の父も口にはなかなか出さなかったですが、



食道がんの外科手術、抗がん剤、放射線治療での



痛みは僕には決して理解できない辛さや痛みを伴ったはずです。




それでも、僕が



『「必要な痛み」は人間にとって大事なものなんだ』



それによって『人間は救われているんだ』とお客様に伝えるのは、



僕の父はガンが再発して亡くなってしまいましたが、



やっぱり、



ちゃんと痛みを感じ切った方がよくなって



自分の人生を再び歩み始めるのをこれまでの療術の中でみさせてい



ただいたからでしょうか。



ちゃんと痛みを感じ切って、辛さを乗り越えて、



精神的には一度ちゃんと死ねたともいえるかもしれません。



そうするとちゃんと人間は生まれ変わって生きられるように



できているのだと思います。




小さい頃、道でころんで膝を擦りむいたり、



ナイフで誤って指をすこし切ってしまったりして



血が出たら、傷口を洗って、指で押さえて



絆創膏張って(誰かに貼ってもらって)一晩はズキズキ痛んで、



風呂入ったり、顔洗う時は水につけないようにして、



そうして二、三日するとかさぶたができて、絆創膏がとれて



それでも間違って触ってしまったり動かすととまたズキンと痛んで



顔をしかめて、一週間二週間経つとかさぶたが取れて傷が



あったかなかったかわからなくなるくらいになおります。


まあ、病気の痛みや僕の対象とする



ぎっくり腰や四十肩五十肩の痛みとは



単純に比較はできないかもしれませんが、



なおるまでの間どうでしょう?



きっと痛くってちゃんと動けなくて、痛みによって不便ですが、



それ以上その傷がひどくならないように、



その方は守られているんですね。



痛いとつらいですから



そう冷静に考えられる人はほとんどいませんが、



逆に



痛いのにもし動けてしまったら?



もし痛みがなかったら?



ところまで考えてみてください。



痛みの大切さに少し気がつけてくるかもしれません。



無痛症というこれも難病ですが、一度調べてみてください。



先天的に痛みや温冷感などの感覚を感じない病気です。


僕の施術の中でよくお客様にお聞きすることです。



『これまで湿布とか痛み止めの薬を常用してますか?』



人によっては



これまでの病傷歴を自慢されるように



「痛み止めはね、ボ〇タ〇ン



 シップはね。モー〇ステープ。



 頭痛生理痛の時はね。市販のね。セ〇ス。バ〇ァ〇ン・・・・



 あとサ〇ンパス、バ〇テリンなんかも使う。」



なんて教えてくれる方もいらっしゃいます。



また膝が痛くて



「先生、ヒアルロン酸をね。定期的に打ってますよ。



 それで痛くなくなるんですよ。



 それで、筋力が落ちるから歩けって言われてるから



 歩いてますよ。」



なんて方もよくいらっしゃいます。


まあ、僕みたいななんの資格もないただの整体師が言っても



どうもならないことも多々ですが、



『○○さん。



 痛いのは嫌だけど、それでさ痛みが取れてもさ。



 また痛くて辛くならない?



 それで身体触れるとどう?



 なんかどんどん身体固く、動かなくなってませんか?



 痛みはね。



 身体を守ってくれてるんだよ。



 痛みを取ってその時動けるようにしちゃうとさ



 痛みを感じないから動けちゃうじゃない?


 

 仕事また無理できちゃうし、やっちゃうんじゃない?


 

 じゃあ、それで痛んでいたところそれでなおってるとおもう?



 △△さん、痛みが消えて歩いてしまって膝の関節どう?


 

 腫れ(たまった膝の水)引いた? 


 

 曲がるようになった? 正座は前と比べてどう?


 

 O脚ひどくなってきてない?

 

 

 もし脚力が落ちる、筋肉落ちるのを防ぎたかったら


 

 自重トレーニング(片足立ち)でも十分キープできるよ。


 

 痛みをなくしただけで動いたら


 

 それで関節の歪みとれてるの? 関節なおってるの?


 

 もしかしたら関節を痛めてるともいえない?』



そんなことを一つ一つ丁寧に説明していきますが



なかなか伝わらないのが実情です。



そんな話が終わって



「先生それで、温湿布と冷湿布どっちがいいんだい?」



『・・・・・』



なんてこともまれじゃないんですね。


まあ、みんなよかれと思ってやってると思うことですから



批判してもどうしようもならないのは分かってますし



受け取る側(お客様)がコンビニエントな



「簡単に、即効で、安価でなおる」みたいな考えを持っている限り



ドラックストアに行けば、



そんな宣伝文句のアイテムたくさん売ってますしね。



やっぱり魅力的に訴求力があるようにCMで刷り込まれてますから



それに対抗していくって難しいですね。


それでもね。



ちゃんとお伝えして、一回の療術の中で



その方その方のお身体にあったことを紹介して



体験して変化を感じていただくとね。



その方自身が、自分の身体の生命力を再び感じてくださって



自分の身体心たましいを感じて信頼して再生する。



残念ながら考え方、療術の方法が合わなくて



お役に立てなかったり、



他の病で亡くなってしまう方もいらっしゃるのですが



ほんとに人が生きながらにして一度死んでしまって



「生まれ変わる」ってことを



その瞬間で見させていただいて一緒に感じられるのが楽しいから



僕は整体師やってるんだなと日々思うんです。



いつもお読みいただいてほんとにありがとうございます。






答えは自分の中にあるとみんな言うじゃない?


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埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



桜は足早に散ってしまいましたが、



関東地方は例年より暖かいので


ハナミズキ、つつじまで咲き始めてます。



世相が穏やかじゃないので、



花を見ると穏やかな気持ちになれるのは



とてもありがたいです。



「痛い、辛いをわかってほしい」




「自分のことを聞いてほしい」




「自分のことを分かってほしい」




聞いてほしい方が多いです。




まあ、整体院ですから、身体の状態を確認しなきゃ始まりません。




『ここが痛いんですね。』




『ここがこう動きづらいんですね。』




そんなことは当たり前に聞きます。




結構ね。なぜかそれだけで、状態が変わる方もでてきたりします。




からだって本当に不思議ですね。




改めて、身体と心はつながっているって実感します。




でもね。究極言うとね。




お客様の痛みってわからないんですよ。




一人一人感覚って違いますからね。




感じ方が違うので、




僕が痛みを感じる程度と他の人が痛みを感じる程度は




完璧に一致することはないのです。




だから『それは、痛いですねー。辛かったですねー。』という




僕の言葉は




ホント言うと嘘なわけです。




でも不思議と状態は変わるんです。




まあ、相手もつわものですから気がついてる方もいらっしゃる。




「どうせ、こいつ口だけだろ? 




 あなたに私の痛みがわかるわけなんてないでしょう?」




でまあ、『はい』




本音言えばその通りなんですね。




究極本当はそこでご自身で気がついていただきたいんですね。




「あれ? もしかしたら、



 自分のこの痛みは他の人にはわからないんだ。」




「といことは、私も誰かの痛みは分かってあげられないんだ。」




「だから。痛みをわかってもららおうという心もちが違うんだ。」




「この痛みをわかってあげられるのは、わたし一人だけなんだ。」




 ここまで気づいて




「あー、やっぱり自分は孤独だー、一人だー、寂しー、悲しー



 だからやけになってほかの人に当たってしまえー」



 なんて思っちゃうか。



(お客様にも面倒な方が結構いらっしゃいます。)




「あー、本当は自分が自分の痛みを一番わかってあげてなかったん


 

 だーごめんね。私」みたいに、




自分の目を外から内に向けられるかが




とても大切な分岐点なんですけど




やっぱり「それでもわかってほしい」と言われる方多いです。




「自分がこの世界で一番つらくて、痛くて、不幸で、孤独だー」っ



てね。




そこで、最後に地獄に突き落とすみたいなんですけど。




『じゃあ。 


 

 そのあなたの「つらくて、痛くて、不幸で、孤独だー」ってお話




 を物語にして、本にして出版したら、世の中の方が泣いて泣いて




 共感してくれるようなベストセラーになっちゃうかもね。』 




と伝えると




「!??」





 ってちょっと立ち止まってくれる方がでてきます。





人によっては





「いやー、先生、それほどじゃないかもしれませんね。」





言ってくれたりもします。





そう。





よーくよーく聞いて差し上げるとですね。





まあ、僕の人生も人に話してみるとですね。




実に実に凡庸で、平凡で、




一度話したら忘れてしまうようなお話で。




自分で言うのもなんですが、




『じつにつまらなくて、面白くない』




たまに「いやいや、先生そんなことはないですよ。」




なんて慰めてくれるお客様もいたりするのがありがたいのですが。




でもね、ほとんどの人の人生のお話なんて残念なんですが、




『実は人生はたいして、面白くなくて、




 ありふれてるようなものですよ』




と言ったりします。





「そんなことない!」




言いたくなる気持ちもわからなくはないです。




そう思いたい方はまあそうしておいたらいいと思います。




でも、僕がこれまでお話を聞かさせていただいたお客様にもね。




『もしかしたらベストセラーになるかもね。』




くらいの方がたまにいらっしゃいます。




それでもね。




「あれ?もしかしたら自分の人生ってたいしたことないのかな?」




そう自分で思えるとね。




ホントそれだけで、




痛みも動きづらさも、病気も何にも変わってないんだけど。




何かが変わっちゃう。



(数値とか、結果とかそういうものじゃないところだから理屈や理



 論じゃ説明できないところ、まあ人は奇跡とか言っちゃうけど



 ね。かえってコトバにすると陳腐で野暮だね。)




たぶん別の次元に行けるんですね。




「あれ?自分って何をわかってもらいたかったんだろう?」




「実は、わかってもらいたいことってホントはたいしたことなかっ



 たんじゃないか?」




「あれ? そういう答えは実は自分で知ってたのかも?」




「もしかしたらそうかもしれない?


 

 ただそのこと(ありふれた人生)に気がつきたくなかっただけな   



 のかも。」




なかなかそこまで見つめられないですけど。





だから多くの人がスピリチュアル的なものとかね。





今オンラインサロンとかはやりみたいですね。





前は、会場に集められたけど集まれないから




ネットで配信するみたい。




耳障りがよくて、傷つかなくて、否定されなくて、




つかの間の間自分が認めてもらえる気がするのかもね。




でもそのサロンを主催してる方でも最後に




「答えは自分の中にあるんだよー」なんて言ったりするから




タチが悪いよね。




だって答えは自分の中にあるといいながら、




自分の所(他人に)に答えを求めてきたら




「やさしくしてあげる」




「認めてあげる」




「答えを教えてあげる」




『それじゃあ、結局自分に向き合えてないじゃない!』




みたいな矛盾した活動になってるしね。




それならよっぽど




「信仰すれば救われる」(宗教)




「ファンになれば楽しいよ」(アイドル、おたく)





みたいに堂々とやってしまったらいいと僕は思うんだけど。




そこに意味も答えも何にもないのに




結局思考停止させて、一方的に奪うだけの構造になっていることに




なかなか気がつけないようになっているのはね。




まあ、小さい頃から躾、常識、教育で洗脳されることに




慣れている人が日本人は多いから(素直なんですよね。)




『もう自分で考えるようにならないとだめよ!』




という経験になってもらいたいと




僕は思ったりもします。





たまにそんな僕を




「先生、先生、先生! 先生の言う事聞くから助けてください!」




みたいな方たまにいらっしゃいますけどね。




そういうお客様に応えてあげられる先生も世の中には



いらっしゃると思うけど僕はやっぱりそうなれないねー。




嘘だから、まあこの世は芝居と思えば、ウソっこもいいけどね。




感動することもたまにはいいものだし。




でも自分は偏屈、頑固、変わり者ってよく言われるから。




お師匠さまも




「人は、なおせないし、なおさない」って言ってるしね。




僕もやっぱりそう思うし。




僕が見せてあげられるのは、




答え(慰め、救い、承認などなど)




じゃなくてヒント(きっかけ)くらいなんだよね。



救いも感動もなくても、僕との時間が



何かのきっかけになってくれたらいいと



最近は思ってお客様との時間を過ごしています。




いつもまとまりのないお話に付き合っていただいて



ありがとうございます。





人はパターンに当てはめられない


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こんばんは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



暖かくなったり、寒くなったりしてますね。



三寒四温といわれる季節ですが、体調崩されてませんか?



気温差が激しいと痛みや辛さが増す方も少なくありません。



最近は少しづつ日が長くなり、明るくなってきた朝の日差しに



お客様の身体の体調の好転を祈っていたりします。


先日お見えになった70代の女性のお客様です。



難病指定の自己免疫疾患の診断を受けられているので



20年来右ひじの動きが悪く、



左膝には炎症のため痛みと動きづらさがあり



薬を処方されています。



たままたチラシを見て来院されました。




「先生、この痛みなんとかしてくださいよー。



 直してください。



 お願いしますよー。



 今こんなんだったら80になったら私どうなっちゃうのー」



と会ったばかりの僕を「先生、先生」と呼んでくださいます。



痛みがあって、自分の力で起き上がることができにくくなり



長い時間立っていることもできなくなってきているようで



その不安からパニックになっている様子もうかがえます。




『○○さん、ごめんねー。実はね。



 僕は「直さないし、なおせないんだよー」』



少し落ち着いてもらうために



そんな禅問答みたいなことをしゃべると



たいていの方は「?」ってなります。



だって「この痛いのを、動きづらいのをなおしてくれるんでしょ?



先生は?」って



顔をされる方がほとんどです。



仕方ないので



「僕はちょっと触れてお手伝いをするだけなんですー。



 そしてなおすのは〇〇さんの身体なんです。」



そう説明すると



ようやく〇〇さんは、少し冷静に「そりゃそうだ。」といった顔に



なりました。




まあ、こんな話をすると怒り出す方もいますから



少し様子をみさせていただきました。



膝が熱を持っているようです。



『○○さん。ちょっと膝熱いねー。熱持ってるみたいだから、氷水で



冷やそうかー』



僕はポリ袋に水にさらした氷を数個入れて、膝に当ててみます。



「あーセンセ。熱あったんだねー。



 冷やすと気持ちいいんだねー。」



『冷やして気持ちよければ自分でも冷やしてねー



 やりすぎると痛くなるから注意して。



 嫌な場所や嫌な時にはやらない。



 ホットタオルで温めるのがよかったらそれでもいいし。



 やっぱりお風呂で温めるのもいいね。



 ただ熱持ってるときは、



 外傷などがなくて感染の危険がなければ、冷やすのがいいね。』



 そう説明してお家でケアしてくださいと伝えます。




そうしたら次は、アキレス腱あたりから踵の周辺まで



僕の親指で気になるところを爪で皮膚を刺激していきます。



「あ! 痛い! 痛い!」



「いやー 先生。膝だけが痛いと思っていたら、そんなところも痛



 いんだねー。」



だいぶ落ち着いてきた様子なので



膝を表側裏側から挟むように手を当ててみます。



挟んでいる手を通して、膝蓋骨(膝の前側を上下に動く骨)に動き



が見えてきます。



踵に手を移して、膝をそーっと曲げて、またそーっと伸ばします。



ゴキゴキゴキ!



「先生、今ゴキゴキゴキって。言った! 痛ったー!」



『じゃあ、○○さん、今日はこのくらいかな。起きて歩いてみて。』



「あれ?! 先生、あんまり痛くないね。私立ててるね?」



『うん。さっきは僕が手を貸したけど、今は一人でベッド降りられ


 

 たしね。」




そうして○○さんは、一人で車に乗り込んでお帰りになりました。



(そんな方が運転しているのは、少し怖いなとは思いましたが。)



うちに来られるかたの中には、長年いろんな難病で痛みに悩まされ



ていた方も少なくありません。



僕としては、診断された病気は病気としてちゃんと病院で治そうと



されればいいと思ってます。




ただ、その病気が引き起こしている痛みや動きづらさとは別に




それまでの生活習慣や仕事などでの疲労やケガなどで蓄積した痛み



や動きづらさはまた別にあるので、



そちらをケアしていくだけでも、今まで感じていた痛みや動きづら



さが整体で少なくなるので「楽になった、よくなった。」と



思ってくださることで



「病気の方もよくなっているのかも?」



と心が前向きに病気をとらえられるようになって



実際に病気がよくなっていかれる方も中にはいらっしゃいます。



だから人間のココロとカラダというのは本当に不思議なものです。




人間って一人一人誰一人として同じ方はいらっしゃいません。



病気と診断されたとしても、



僕自身がそういう括りの中に特別落とし込んでみることは



したくありません。



どうしても人間というのは成功体験に縛られるので



『あの人の時はこうしたらうまくいったんだけどな。』といった



思いにとらわれることがないこともないのですが、



できるだけお一人お一人をその場で「皿で見る」という意識が



大切だと僕は感じています。



なので、毎回毎回触れるところや触れ方は違いますし、



お客様が痛いというところをあんまり触れないことも



多々あります。(笑)



解剖学では、脳、脊髄を中枢神経系、そのほかを抹消神経系などと



分別しますが、僕にとって、中枢と末梢という分け方自体あんまり



重要ではなく、末梢の方がより大切だったりする時もありますし、



最終的にはすべての箇所は等価ですべてが重要なんだと感じている



のです。



だから人はパターンには当てはめられない。



今日はそんなお話でした。



それではみなさんよい週末をお過ごしください。






何かがおかしいと思い始めることに希望がある。


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こんばんは、



埼玉県草加市稲荷の和久屋おひさま整体院です。



遅ればせながら、明けましておめでとうございます。



去年の12月はブログ書いてなかったですね。



暮の挨拶も失礼して申し訳ありませんでした。



本年もよろしくお付き合いお願いいたします。



なんか、


コロナ騒動で一年があっという間に過ぎてしまいそうですね。



とはいうものの僕自身はあんまりこれまでと変わらない生活をして



おります。


お見えになるお客様も少し減りましたが、



もともとそれほど多くはないお客様です。



しいていえば年配の方が減って、



若い方が増えてきたくらいでしょうか。




テレビを見る事もあまりありませんが、



テレビはどちらかというと問題を煽る側



YOUTUBE、SNSなどはどちらかというと



問題になっていることが問題だと新しい見方を提示する側



なのでしょうか。



僕にとっては、どちらの側もいままで見えなかったことを



強調して問題として露出させているように感じるので



まあ、煽る側、そうじゃない風に煽る側



どちらも日の光が当たる用に求めて動いているから



まだまだ着地点は見えてこないのかなと思ってます。




日和見っちゃ日和見なんですが、



正直いうと



ポジションをはっきりすることなんてできないから



施術中はお客様を不安にしてはいけないからマスクをします。



お客様にはマスクしてもしなくてもご自身にお任せしてます。



買物行っても積極的にアルコール消毒はしません。



手の常在菌がいなくなると施術にかかわるので自前の乳酸菌を持っ



ていきます。



外で誰もいないときはマスクはしません。



家の中では80歳の母がいますが、



ふたりともマスクなんてしません。



買物に行って帰ってきたときは普段通りの手洗いとうがい(鼻うが



い)だけです。



だからあんまり生活自体、



この問題が現れる前とそんなに変わりないので



ストレスがあるかというとそうでもないです。



(お客様がもう少しあったらなーくらいかな。)




この問題が茶番なのかそうじゃないかにしても



でも現れてきている問題に対して出てきている解決策が



あまりにも「なんかおかしいなー」と



感じさせるようなことが見えすぎているので



たぶん、今まで以上に「なんかおかしいなー」と疑問に思う人が



この世の中に増えて来ていることがもしかしたら



世界の人々にとっては、よい兆しになっているのかもと



思っているのは僕だけじゃないのかもしれないと思ってます。



ようやくこれまで長い眠りにあった多くの優秀な人々が



覚醒するのかもしれないと感じている年頭でした。



今日もお読みいただきありがとうございました。



今年ものんびり書いていきますのでよろしくお願いします。







こんばんは。

埼玉県草加市稲荷の

和久屋おひさま整体院です。

今年からブログを再び書き始めて

心に決めていたことは

「まあせいぜい月2回くらい書けたらいいかな?」

そのくらいハードルを超低く設定していたつもりが

4月はこの状況もあってか11回も書いてしまっていました。

たぶん周りの状況に不安を感じて

自分も戸惑っていたのだと思います。

はいパニックでした。


5月に入って、

そんな情報を発信し続ける自分に

違和感を感じてきたのか

周りが見えてきて落ち着いたのか

先月のブログの更新は1回でした。

(なまけ過ぎかもしれません。)

たぶんこれまでとそれほど変わらない自分を

取り戻したのかもしれません。





世の中は、「新しい生活の仕方」としきりに

報道されていますが、

僕としたらいままでとそんなに生活の仕方が変わるわけでは

ないのでさほど困ることもありません。

問題が起きている時は

何か目にみえない力が働いて

それを「問題だ! 問題だ!」と声を大にして訴える勢力が

あるのかもしれません。

それは、その裏に何か自分にとって都合のよい世界を作って

不安にかられた人々を巻き込んでいこうとする力とも見えます。

今回の件にしても

マスク、薬、検査、ワクチン・・・・・

一般の人には見えないところでのお金、利権の流れがないとも言えません。

こういう声を大きく訴えられていることに呼応して

「そうじゃない。」

「それじゃいけない。」

「正解はそれじゃない。」

って

自分も声を大にして言いたくなってしまっていたことに

気がつきました。






声を大にして、答えはこれだなんて

ついつい言ってしまいたくなるものですが、

実際の世界って

そんなに簡単に答えってないんですね。

僕が日々お伝えしていることはとてもシンプルです。

でもすぐには結果がでないようなことばかりです。


「食べ過ぎはやめましょう。」

「冷たいものの飲みすぎはやめましょう。」

「早く寝ましょう。」

「身体を温めましょう。」

「お風呂に入りましょう。」

・・・・

そんな、面白みのないことばっかり言ってると

お客様から

『先生、それで私の身体がすぐによくなるの?』

なんて言われてしまいます。

そう、4月の僕と同じようにお客様は

「今・すぐ・よくなる方法、答え」を

求めているんですね。



でも冷たいことを言うようですが

実は「そんなものはない」というのが

僕は正解だと思ってます。



もちろん、整体で、うまくいくと

その場で一瞬で痛みや動きにくさを

解消してさしあげられることもあります。

でも、それでお客様がなおってしまったと思って

お帰りになってその身体の問題を作り出した

原因となっている行動を改めなかったら

また近いうちに身体を壊して

またぼくのところに通ってくれることに

なるでしょう。

もちろん、経営的にはありがたいことです。

そして身体をみさせていただくと

前回よりさらに身体のバランスを崩してしまって

以前のようには簡単になおらなくなってしまうことが

多いのです。

それでもその方の心の中には

『また、壊れてもここに来たら、

 先生がなおしてくれるから大丈夫』

みたいな心が芽生え始めてしまっていたら

なおさらお客様に、

僕に対する依頼心や依存心のような

『 誰かがなんとかしてくれる。』

を作り出してしまっているわけです。


だから、

この3か月を過ごして僕が感じたことは

「声を大にしてなにかを主張したい誰か」



「声を大にしてなにかを主張したい自分」

にも気をつけて

「できるだけ今までと同じように生活する。」

でした。

今日も僕は寝る前に

コップ一杯の水を飲みます。

みなさんも今までと変わらない自分も大切にしてくださいね。






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